家庭を犠牲に仕事をするという話、男目線でも女目線でもよく聞く話ですよねえ。
意図的に家庭を犠牲に仕事をしている人ももちろんいるが、別にそうしたくて犠牲にしているわけではないという人も多いと思います。「仕事が原因でなんだか家庭がうまくいかないなあ」ということに図らずもなってしまうのも、よくあることです。
日本だと仕事>家庭というのが当然のように語られてきたけど、違う、間違っているぞ!
家庭を犠牲にすると危険! 仕事にそんな価値はない
意図していない、しているにかかわらず、家庭を犠牲に仕事をし続けると危険です。何の危険があるかはもう、語らなくてもわかると思います。離婚とか離婚とか離婚とか! 離婚しかないじゃないかと思うが、家庭を犠牲にし続けた人間の末路は離婚しかないんだ!
…と、結婚歴がない僕が申しておりますが、そんなことは結婚歴がなくともわかることです。
子どもがいる人には最悪、子どもには会えないのに養育費だけ払わされるということになります。「大丈夫よね、仕事が家庭より大事なくらいだもの。養育費くらい払えるでしょ?」と、捨て台詞吐かれるかもしれません。
とにかく、今のまま仕事を続けるのは超危険です。
家庭を犠牲にしてまで続ける価値は、仕事なんかにはありませんよ。
今、あなたが仕事をしているのは家族とともに生きるためだと思います。目的より手段のほうが大事ということは、絶対にあり得ません。自分のことを大事に思ってくれる人、自分を愛してくれる人たちよりも大事なものなんてこの世にあるでしょうか?
無いな。
家庭より仕事を優先させるという考えが僕らの国にはあるけどさ、騙されてはいけません。それは頭のいい人が自分自身の問題を、世界の問題であるかのようにすり替えただけなんです。
あなたにとって、家庭はひとつしかないが、仕事や会社はたくさんある。
仕事も家庭も両立させるため、転職をしよう。
家庭を大事にできる会社の条件
- 極力残業が少ないこと
- 休日出勤が無いこと
- 土日祝休みがあること
- 夏季休暇や年末年始休暇があること
- 有給の取得がしやすいこと
- ストレスが少ないこと
基本的に、それほど忙しくない会社だと家庭を大事にすることができます。こうして見てみると、特に仕事内容自体を変えなくても実現できそうなものばかりですよねえ。残業が少なくて休みやすい会社に転職するだけで、家庭が円満になる可能性が高いです。
家庭を犠牲にして働くというのは、家庭を顧みるだけの時間と精神的余裕が無いということ。それなら時間と余裕を生み出してやりましょう!
ただ、仕事内容自体を変える必要はないものが多いと言っても「業界全体で休日日数が少ない」ということはあるため、そういう業界で働いているなら働く業界自体を変える必要があると思います。
たとえば、飲食・サービス・小売業は休日が少なく残業が多い仕事の典型ですよね。そういう仕事を続けるということは、そういう傾向があるのをある程度受容しないといけないということなので、家庭を犠牲にしたくない方にはオススメできません。
じゃあ休日が多くて残業が少ない傾向がある業界はどこなのか?
一般的には、メーカー関係がそうだと言われています。
DODAの「業種別休日日数ランキング」によると、年間休日日数が多い業界TOP10のうちのほとんどをメーカーが占めているんです。この手のランキングは調査している企業によって若干変わることがありますが、メーカーが休みが多いというのは一般論として浸透しているように感じられます。
ちゃんとした理由もあるんですよ。
メーカーは自社製品を開発販売するという性質上、生産計画と販売計画を無理なく立てることができます。たとえば、これが受注して仕事をするタイプの会社だと「稼ぐため受注しまくれ」ということになる可能性が高く、しかも発注側との折り合いがあるためスケジュールも無茶なものになりやすいんです。
自分たちで計画を立てられるメーカーだから、残業も休日出勤も不要という話。
ただ、メーカーだけに絞ると視野が狭くなってしまいます。
僕としては、家庭を大事にしたい人には「BtoB企業」でありながら「下請けではない会社」を選ぶことを断固としてオススメしたい!
BtoB企業を選ぶ理由は、「企業相手だから土日祝休みになる」ためです。
仕事もうまくいかないと感じている人へ
仕事が原因で家庭がうまくいかないと感じている人の中には、「仕事すらうまくいかない」という人も多いと思うんですよ。仕事が忙しいからとか仕事に打ち込んでいるからとかじゃなく、仕事がうまくいかないから家庭もなんだか…みたいなねえ。
そういう人は、自分に向いている仕事を探すことで解決する可能性が高いです!
人が幸せに暮らせるための仕事にはいくつかの条件があって、その中で最も大事だと僕が常々感じているのが「自分に向いていること」なんですよ。
たとえば、「やりたい仕事」だとしても「能力的に不向き」だと悲惨ですよねえ。やりたい気持ちがあるだけに、やりきれない気持ちになります。
社会人のことを歯車と表現することがありますよね。歯車はそれぞれ形や大きさが異なり、配置する場所が変わるとうまく噛み合いません。適材適所、というやつです。人生をうまく噛み合わせるためには、自分を適所に置かないといけないわけですよ。
だから、まずは自分に何ができるのかを考えてみてください。
企画力がある? 折衝ごとが得意? PCが扱える? 色々あると思います。
その能力に合う仕事を探しながら、優良企業に転職することが仕事と家庭の両方がうまくいく必須条件です。
自分の能力を羅列してみた後は、転職エージェントを使いましょう。あなたの能力に合った仕事を、担当キャリアコンサルタントが探し出してくれますし、優良求人もたくさん紹介してくれますよ。
二兎を追うものは一兎をも得ず。
しかし、仕事と家庭の両方を充実させることは可能だし、それをしたいと思うのは人間なら当然のこと!
仕事が原因で家庭が犠牲になるのは、バカバカしい。
家庭を大切にするために仕事を大切に選び、転職後はこれまで通り真面目に働きながら、これまでよりも家族との触れ合いを大切にするんだ! 社会人として、夫として、パパとして、今のあなたの急務です。