アパレル店員への転職を考える時、未経験の人が見落としがちな穴があります。

その穴にずっぽりはまってしまって、面接に落ちたり転職に失敗したりする人も多いんです。未経験者にも広く門戸を開いている職種だからと言って、油断しては足元をすくわれてしまいます。

そこで、アパレル店員への転職に興味がある未経験の人が知っておくべき基本情報と、転職対策の方法を紹介しましょう。

アパレル店員の仕事内容・給料・適正をまとめてみた

アパレル店員の仕事は、簡単に言えば衣類および装飾品の販売です。

レジ業務・試着サポート・採寸・洋服選びに迷っているお客さんに対するアドバイスやヒアリングなどが、メインの仕事となります。ほかにも商品の陳列整理や在庫管理・検品作業・タグ付けなどなど案外やることが多い仕事です。

立ち続けながらさまざまな仕事を並行するということで、意外と体力が大切な世界。そのうえ頭の中を瞬時に切り替えられる器用さや、マネキンディスプレイのセンスなどさまざまなものが問われます。

特に「センス」は本当に大事です。

お客さんはお店に並んでいるマネキンをファッションの参考にするだけでなく、店員の服装を見てそのショップのカラーや傾向を理解します。店員の着こなしがイマイチなら、その店自体がイマイチという判断をされてしまうんです。

店員さんのセンスがキラッキラ光り輝いているお店は、信頼がおけます。

アパレル店員に向いている人の特徴は、ファッションセンスを磨き続けることができ、笑顔で堂々と接客ができる人です。

また、接客時以外にも堂々とした身のこなしをしないといけません。商品陳列をしているとき、レジにいるときなど常にお客さんから見えますからね。パフォーマンスしているかのような気持ちで働ける人は、とても強いんです。

そういう態度を貫くために、店の奥にこもるときには少し気を緩めるメリハリも必要となります。

まとめると「服装も心もかっこよく仕事ができる人」が向いていると言えるのではないでしょうか。

そんなアパレル店員の給料は、経験によって変わります。

未経験からアパレル店員に転職する場合、スタートは200万円台からというのがほとんどです。基本給18万円・ボーナスなしという状態から、2年・3年と経験していくうちに基本給25万円・ボーナスありに変わっていきます。

どれだけ店に貢献できるか、どれだけの価値をお客さんに提供できるかによって給料・年収は大きく変わるんです。

また、業界内で転職を繰り返すことで年収をあげる人もいます。そのときには「店長候補」などのマネジメント職を目指して転職するケースも多く、そういう選択肢も今後出てくるでしょう。

アパレル店員への転職に成功するための対策と必要な全知識

アパレル店員への転職は未経験でも難しくないように言われることがありますが、実はアパレル店員への転職は未経験者だと受からない例も結構あるんです。それを意識してしっかり対策しないと転職失敗してしまう可能性があります。それを防ぐための対策と知識を紹介しましょう。

1.取り扱うブランドのことを徹底的に勉強しよう

求人先のショップで取り扱うブランドのことは、徹底的に勉強してください。

これは絶対に必要なことです。「未経験でもできる仕事」という前提を持って転職を行い失敗する人の多くが、この点を疎かにしているんだと僕は感じています。アパレル店員というのは、商品やブランドを世に広くアピールする存在です。

そんな人間になりたいと言っている人が、ブランドに対する知識があまりないとなると…信用できませんよね。

アンテナショップの場合は特にそうです。

今時はブランドの成り立ちからイメージ・カラー・想定しているユーザー層まで、ネットで調べればすぐにヒットします。調べればわかるようなことは絶対におさえてください。それが、アパレル店員に未経験から転職するときの絶対条件です。

この条件を満たさずして、転職成功はあり得ないと考えましょう。

2.面接時の身だしなみに統一感が求められる

統一感のない服装は、絶対にNGです。

ファッションセンスの基礎を作るものが「統一感」だと言われています。世の中にはハイセンスと皮肉交じりで呼ばれるタイプのミスマッチなファッションもありますが、ショップだとそういうのは嫌われがちです。

ショップ店員の服装を見てみると、そこで扱うブランドを用いて統一感のある雰囲気に仕上がっていますよね。

清潔感を出すときの方向性が各アイテムで一致しており、個性を出すにしても身に着けるアイテム全ての目指す方向性が一致していると思います。そうすることで、そのショップのカラー・ブランドのイメージなどを直観的に伝えられるからです。

ファッションの基本であることと同時に、イメージ戦略の基本とも言えます。

また、面接時には「そのブランドのイメージと合う格好」をするという手もあるでしょう。

ブランドコンセプトを自分なりに解釈してそれをまとめ、その解釈に沿った服装を考えれば自然と統一感が出ますし、ブランドに対する理解へのアピールにもなります。面接の合格率はかなり上がるのではないでしょうか。

3.自分のスキルから、自分の活躍領域をイメージすることが大事

  • プロファイリングスキル
  • プレゼン力
  • マネジメントスキル
  • 体力
  • 忍耐力と集中力

アパレル店員に求められるスキルと言うと、僕が思いつく限りでは上記のようなものがあります。

プロファイリング能力は、お客さんの好みの傾向を探り適切な提案をすることに繋がるために必要です。相手の好みに合った提案をしなければ売上成績は伸ばせませんからね。自分の出世のためにも、給料のためにも、店のためにも重要なことです。

プレゼン力があれば、お客さんに納得してもらえる提案ができます。

マネジメントスキルは店舗運営そのものにかかわるものです。ディスプレイを考えるときにも必要となります。

それに何よりも店舗運営能力があるということは「出世する可能性が高い」ということなので、店長やそれ以上のポストを狙うなら持っておいて損はないスキルです。

体力・忍耐力・集中力は立ち仕事が続くような職種には必要です。

以上のような能力が自分に備わっているかどうかを考えてみてください。

そして自分に備わっているスキルから、活躍領域を考えてみましょう。

プロファイリング能力やプレゼン力があるなら先頭に立って積極的に客と接する活躍ができますし、マネジメントスキルがあればディスプレイ企画・商品陳列の方法・在庫管理などの仕事で活躍できます。

そういう自分の活躍領域を考えることで、求人選びやブランド選び、転職後の働き方やキャラプランなどを考えるための基礎となるんです。

ブラックなお店も多い! 回避する方法を紹介します

アパレル業界は、ブラックなお店も結構たくさんあります。自爆営業・厳しすぎるノルマ・残業などなど…そういうのを避けなければ、アパレル店員として長く続けてキャリアを積むことは難しいです。

ブラック求人を回避するために、転職エージェントを使ってみましょう。

そのうえで自分の活躍領域を考えたり、ブランドの勉強をしたりすれば…ほぼ確実に未経験からのアパレル店員への転職を成功させられます!