アニメ制作会社を辞めたい。よくある退職理由からみる転職先の選び方のポイント

ネットの海を見渡すと「アニメ制作会社を辞めた」と語る人を結構見ます。

アニメーターや制作進行を筆頭に、背景美術、色彩設計、仕上げ、撮影担当まで、色々な職種の人の辞めた・辞めたい発言が見つかります。

そこで今回は、アニメ制作会社(プロダクション)を辞めたい理由の傾向を紹介しながら、辞めたいと思っている人の転職活動について考えていきたいと思います。

アニメ制作会社を辞めたくなる理由

プロダクションは、金が無い!!

これは「給料が低い」というだけの話じゃなくて、会社全体の金回りが悪いという話になっています。制作会社の規模にもよると思いますが、中小規模だと自転車操業のところが多いようですね。

ただ、アニメ制作会社の大手と言っても、一般企業と比べたら中小企業並の金いしか動かないとか。金が無いから給料も低く、仕事の質も上がらないし、割に合わないし、辛い辞めたい…となるわけです。

実際にプロダクションを辞めたという人の話を見ると、金が無いことから精神的苦痛を抱いている闇が垣間見えます。

「実質的に正社員などおらず、常駐の業務委託のようなものが基本。作業場所を借りているフリーランス状態なわけだけど、心に余裕が無い人が多く作業現場は混沌としている。精神疾患を持っている人も多く、金が無いことが原因の精神的貧しさが職場に蔓延…。」

僕が思うに、金の余裕は心の余裕なんです。

それは個人単位に当てはまることだけど、組織単位にも当てはまることだと思います。

金が無い組織はあらゆる面において余裕が無くなり、人材に優しくなれないし、長時間労働を強いてしまうし、そんな状態が当たり前だと錯覚してしまう。金が無いというのは、仕事と職場環境を健全に回せなくなるということ。

今の会社を辞めたいと思っている人は早めに見切りをつけるべきだと思います。

違うアニメ制作会社に転職する人は結構多い

今のアニメ制作会社を辞めたいと考えていても、アニメ業界には関わり続けたいという人が多いようです。

実際、別の制作会社なりスタジオなりに転職する人が結構多いようです。

以前SNSで「90万円払って制作会社を辞めた人」が話題になりましたが、その人も別のスタジオに移ることで待遇も環境もよくなったようです。

会社が違えば単価も違うし、少しでも余裕がある会社に転職したら解決する問題も結構あります。

たとえば、「人材を使い捨てる会社から人材を大切にする会社」に転職したり、「正社員としてちゃんと雇ってくれる会社」に転職したり。

アニメ業界から離れずに違う会社に転職するときのポイントは、「正社員」にこだわることだと思います。

特にアニメーターの場合、業務委託契約じゃなくて、正社員として雇ってくれるところの方が待遇も環境もいい傾向があります。

業務委託のような契約形態を駆使している制作会社は「低単価で数をこなしてもらおう」という意思を持っていると思ったほうが賢明。

社員となると歩合はあるかもしれないけど、ある程度の固定休が生まれます。業務委託となると完全歩合になるわけで…そりゃあ低単価&大量仕事になるわなという話です。

だから、求人を見るときはその会社が他にどのような求人を出しているか、契約社員の割合なんかにも注目しましょう。

また、正社員採用に関する取り決めがあるかを確認しましょう。契約社員として採用するけど、正社員登用に関して取り決めをしている会社は結構あります。

その取り決めを確認したり、契約中の給料体系を確認したりすることで、人に優しくない会社を避けられるでしょう。

アニメ制作会社から転職するときに注意するポイント

業務委託契約だけは注意が必要。契約社員よりも立場が低くなりますし、フリーランス扱いになるから色々と懸案事項が増えます。確定申告もやらないといけなくなるし、保険とか保証とか問題が山積み。

業務委託契約は求人票に書いていることもあるし、書いていないこともあります。書いていない会社は確信犯的に人材を使いつぶそうとしています。

書かれていないなら契約社員か正社員かと安心することなく、「雇用契約がしっかり結ばれるかどうか」を注意深く見てください。契約書を見ると、それが雇用契約か委託契約課がわかります。

わからないような契約書はアウトです。

転職エージェントを使って確認するのもいいと思います。希望条件を「正社員」にするとか、「少なくとも業務委託だけは嫌だ」とするとか、避ける方法は色々あるでしょう。

また、アニメ制作会社じゃなくて違う業界に転職したいという人は、転職エージェントを使うと「自分に合う仕事」がわかるからオススメです。自分にどんな仕事が合うのかを探し出し、慎重に職場選びをすることで今の悩みからは解消されるでしょう。

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