アニメ業界を辞めたい人へ。辞めるべき理由と転職先選びのコツをまとめました。

SNSなどで調べてみると、「アニメ業界を辞めたい」という現職者の声や、業界を辞めた人たちの「アニメ業界はやめとけ」という声が多数見つかります。

この記事では、アニメ業界を辞めたい人の転職について掘り下げていきたいと思います。

アニメ業界を辞めたい人へ

アニメ業界全体には、とにかく金がありません。中小規模の制作会社なんて、自転車操業の火の車。大手と言われる会社も、一般企業と比べると中小並みかそれ以下の金しか動かせていない状態なんです。

アニメは全体的に見ると年々売れなくなっています。グッズ・円盤を買うのは相当コアなファンか、オタク物資を調達することを生き甲斐としている人くらいのものです。後の人は一期一会に作品を楽しんでいます。

それも、最近は違法アップロードサイトを使う人が結構多い。「漫画村」が漫画業界だと話題になり、国内プロバイダが接続閉鎖を行いました。同時にアニメ大手違法アップロードサイトにアクセス不可能になったわけですが、まだまだ代わりはわんさかあります。

ライト層は「金にならない形で楽しむ」から、アニメ業界は儲からないんですよね。

ネット社会になった今、マネタイズを見直さないといけない。

でも、漫画もアニメも、資金調達の形はなんだか昔の形に執着しているように思います。

会社自体が貧しいから、人材を安く使い捨てる業務委託が流行り、単価がどんどん低くなる。アニメ業界は続くかもしれないけど、このままだとアニメ産業の未来は不安が大きいです。

「アニメが好きだし仕事も好きだけどアニメ業界は辞めたい」という人が多いというのは、ハッキリ言って異常です。

現実問題「金が無きゃあどうもならない」わけだから。金が貧しい業界に長居は無用だと思います。

アニメ業界から転職するときに重視したいこと

アニメ業界から転職する際、何を重視して仕事と職場を選ぶのかを決めておかないと、ブラック企業に飛び込んでしまうかもしれません。

何を重視するのかを決めるには、自分がアニメ業界を辞めたいと思った決め手を自覚することから始めましょう。アニメ業界の退職理由として多いのは、次のようなものです。

  • 給料が低すぎる!
  • 不安定すぎてヤバイ。固定給がいい
  • そもそもアニメ業界自体合わなかった
  • 求人票に騙されて業界を見限った
  • 将来性が不安になった
  • 普通の暮らしがしたいから辞めたい

色々書きましたが、大きく分けて「金と待遇の問題」「仕事・職場とのミスマッチ」の二つに分けられます。とにかくアニメ業界は金が無いんだなあというのがヒシヒシと伝わります。

給料は「それなりに貰っている制作進行」だとしても18~20万円程度、アニメーターは10万円を割ることもあり、とてもじゃないけど割に合いません。一般企業、新卒社員も20万円くらいはもらいますからね。

また、完全歩合制を導入しているところも多く、不安定というのも辞めたい理由として王道のようです。

給料が低くて将来性も無く、業界自体の将来性も危うい。

アニメ業界にいると薄給&激務だから普通の暮らしが出来ず、辞めたくなるのは当然。というか、「普通の暮らしがしたいから辞めたい」とか切実すぎて全く笑えません。

以上を踏まえて、アニメ業界を辞めたい人が転職で重視すべきことは…

正社員であること。固定給であること。給料と忙しさのバランスが取れていること。

転職先選びの基準とオススメの探し方

正社員・固定給というのは、簡単に見つけられます。求人を出している仕事の多くは固定給だからです。

保険の営業とか不動産営業とかそういうシビアにノルマ達成を求められる仕事に飛び込まなければ、歩合給になることはありません。

営業職を目指す人で歩合が嫌というなら、法人ルート営業というキーワードを軸に求人探しをするといいでしょう。

問題なのは給料と忙しさのバランスという項目。

どんな状態ならバランスが取れていると言えるのかは人によりますが、特殊な業界から違う業界に転職するときはこのバランスがよくわからなくなるんです。

特にアニメ業界のようなある種閉鎖的な、しかも歩合給により「給料の平均」「残業の平均」が見えなくなるような業界は、そういう傾向があります。

DODAの平均年収ランキング2017(年齢別)を見てみましょう。

20代は346万円、30代は455万円、40代は541万円が平均年収です。

さらに業種別の休日数ランキングを見てみると、年間休日は120日程度が平均的と言えそうですよね。残業は月40時間以内が平均的とされています。

最もバランスが取れている状態は、平均年収から大きく下がることなく、年間休日120日前後の残業時間が月40時間以内ということになります。

ただし、未経験の業界に飛び込むなら給料は年代の平均より下がります。大体20万円から25万円くらいが、未経験の転職者に出す給料のボーダーラインじゃないでしょうか。

転職先を探すときは、これをひとつの目安にするのがいいと思います。

また、転職エージェントを使うのもオススメです。

転職エージェントを使うと、上記のような条件を伝えるだけでそれにマッチした求人を紹介してくれます。働きながら転職も可能だし、自分にどんな職種が合っているのかも知ることができます。

転職活動での失敗を回避するために積極的に活用していきましょう。

仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人へ
ヒサダ

はじめまして。当ブログの管理人ヒサダです。

僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…

それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。

転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。

  • 転職を決断する勇気が出ない
  • この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
  • 転職後の自分をイメージできない
  • 辞めることを言い出しにくい
  • 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
  • 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない

これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。

でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。

だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。

僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。

そして、数多くある転職エージェントの中で1番おすすめなのはマイナビエージェント。当ブログで150人を対象に行ったアンケート調査で評価が最も高かった転職エージェントです。

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上記のページでは、転職エージェント利用者の口コミや、転職活動を早めに始めるメリットなども紹介しています。

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