会社や施設の顔である、受付の仕事。

その仕事をしていない人からすれば「楽そう」だし、「花形っぽい」ですよね。企業受付だと女性が任されることがほとんどですし、なんとなくそういうイメージがあると思います。お店や施設の受付なんかは、男も多いですよね。

受付かあ…僕には無理だなあ。

僕には、見るからに大変そうな仕事に感じられるんです。

実際、受付の仕事を辞めたいという人の話を何度か聞きました。数人の話を聞いたんですが、その中で思ったのは「みんな同じことで悩んでるんだな」ということです。

それはどんな悩みなのか、そして、転職するならどんな職場がいいのか紹介したいと思います。

人間関係が密接すぎる

人間関係に悩む人が多いんですが、その理由は人間関係が密接すぎるからなんですよね。

人間関係が密接というのは良いことのように聞こえますが、良いことだけではありません。たとえば、ドラマや映画、アニメなんかに出てくる村社会や田舎社会を思い浮かべてみてください。

登場人物たちは近所付き合いが密接で、都会では得られないような人のあたたかさを得ているように見えますよね。

ただ、その一方で噂がすぐ広まったり、リーダー格の人に逆らったら村八分にされたりという面もドラマやアニメなんかで描かれているでしょう?

それと同じです。

人間関係が近すぎると、ある人にとっては居心地が良い社会が出来ますが、またある人にとっては最悪に居心地の悪い社会になってしまうんですよ。だから、足の引っ張り合いや派閥争い、仲間はずれ、いじめなんかが横行するわけです。

現代における、擬似的な村社会の誕生。

受付の仕事をしていて、思い当たる節がある人も多いんじゃないでしょうか。

また、いじめを受けているわけではなくとも、仲が良すぎて仕事とプライベートの垣根が曖昧になりがちという悩みもあるようです。仕事をするというより、職場の友達とお話をしたり遊んだりしているという感覚になるという人も多い。

受付の仕事は、どうしてこうも人間関係が近いんでしょうねえ。

考えてみたんですが、答えは出ませんでした。謎です。

接客にストレスが溜まる

受付は接客業ですから、精神的な疲れやストレスが溜まりがちです。

自分は悪くないことで怒鳴られたり、クレームを長々と話されたり…。そんなこと受付に言ったってしょうがないだろ! と思っても、笑顔で聞き流すしかないんですよね。頭を下げておくしかないんです。

接客が好きという人は、良いことを思い浮かべて頑張れたりしますが、時々涙が出るほどに落ち込むこともありますよね。

接客が好きな人でも泣いたりイライラしたりするんだから、接客が嫌いな人からしたら地獄ですよ。そういう人は接客業自体から離れたほうが良いでしょうが、接客が好きな人は違う仕事で一旦別の形の接客をしてみるというのもアリでしょうね。

必要とされているのか?

仕事自体や職場環境で悩んでいる人が多いですが、皆それぞれ心の中で思い悩んでいることがあります。僕が話を聞いた数人は、ほぼ全員こう思っていました。

自分は、必要とされていないんじゃないだろうか。

むしろ、不要なのでは?

受付は会社やお店・施設の顔ですから、無くてはならない仕事です。受付がいなければ、訪問者はどうしていいかわかりませんよね。だから、客観的に考えれば受付は絶対に必要なんです。ただ、受付の仕事をしていると、それがわからなくなります。

そして「僕は、必要なのかな?」と思うわけです。その理由や原因は色々あるんでしょうが、僕はこれが一番大きな原因になっているんじゃないかと思います。

毎日同じ仕事をして、特に大きな責任も無いから。

受付の仕事は、客人の案内です。それは企業受付でも、お店や施設の受付係でも変わりません。相手がどこに行きたいのか、何をしたいのか、誰を尋ねてきたのかを聞いて、案内するのが仕事です。

重要な仕事ですが、そこに責任はあまりありません。

違う場所に案内したら怒られますが、責任問題になるほどではないですよね。

責任の大きな仕事をしている人からすれば羨ましいかもしれませんが、責任が小さすぎるというのも考えもんですよ。責任が無いということは、自分である必要が無いということに繋がってきます。事実として「それは違う」としても、そう思えてしまうんです。

だから、自分は不要だと考えてしまう。

そこに、クレームや理不尽な怒声・罵声が加わると、自分自身の存在意義すら疑うようになります。

受付の仕事を辞めたいと思っている人は、クレームや職場環境という外的要因と、自分自身の存在意義が無いように思えるという内的要因の二つが悩みとなっていることが多いんですよね。

悩みを解消するには?

クレームや職場環境という外的要因、自分自身の存在意義を疑うという内的要因。

そういった悩みを解消するには、違う職種で働くのが一番早いです。文字通り、転職するということですね。特に内的要因に悩まされているという人は、早めに転職することをオススメします。このままでは、精神的に病んでしまいかねませんからねえ。

「でも、悩みを解消するのに、どういう仕事があるのか…」

悩みを解消するための職種選びは、自分だけで考えると行き詰ります。主観的に考えると、選択肢が狭いように感じますからね。だから、僕が受付の仕事を辞めたい人にオススメしている、悩みを解消するための職種をいくつか紹介しましょう。


悩みを解消したいなら、これにジョブチェンジだ!

  • 製造業
  • ビルメンテナンス
  • 施設管理
  • 警備
  • 営業アシスタント
  • 営業
  • 販売系
  • サービス業

最初の四つは受付で培った経験なんかを無視して、とにかく悩みを解消したい人向けです。

営業アシスタント以下は、経験を活かしながら悩みも軽くしたい人向け。

ビルメンテナンスや施設管理、警備員などは仕事上の人付き合いがほとんどありません。仕事中は単独行動が多いですし、人と話すことすら少ないんです。だから、接客の悩みも人間関係の悩みも発生しない。

責任もある程度付きまとうので、内的要因の悩みも解消できるでしょう。

製造業は責任ある立場に立てば「自分なんか不要だ」と感じることは無くなりますし、人間関係も希薄ではあるものの無いわけではないので、ちょうどいいですよ。

営業アシスタント以下はどうしても接客や人付き合いが付きまといますが、受付の経験を活かす方向で転職するとなると、どうしてもそういった方面の仕事になります。接客自体が嫌いではないという人や、人と関わることが苦手ではないという人はこういった職種も視野に入れると良いでしょう。

「受付からなんて、無理じゃないの?」

そう思う人も多いでしょうが、無理なんてことはありません。

転職が難しいのは、「受付なんて」「受付だから」と卑下している人だ!

受付という仕事をここまでやり通した自分に誇りを持って、前向きにジョブチェンジしようぜ。「レベルアップしたから転職するんだ」と考えるほうがいいよ。RPGだと、レベル上げないと転職できないんだからさ。