テレビの裏方と言えば、AD! というイメージがありますよね。
近年、バラエティ番組でたまたま顔出ししたADが準レギュラーのようになっているのをよく見るから、裏方と言い切れない面も出てきたのかもしれないけど、基本は裏方。
ディレクターのさらにアシスタントということで、人と番組を支える側だからこその悩みというのは大きいと思います。
ADを辞めたいと思ってる人は多いと思います。
ただ、アシスタントディレクターから転職するときは考えることがいろいろあります。たとえば、転職先選び。
このページでは、ADならではの悩みや能力を踏まえながら転職先候補を考察しています。
ぜひ参考にしみてください!
ADの仕事は向いていない人にとってはとても辛い
一般企業で働くサラリーマンの多くは、「OJT」を受けています。「基本的にこれしてれば間違いないよ」というものを教えてもらったり、その仕事で起こるトラブルの定番対処法などを教えてもらったり、結構マニュアル化されている部分が多いんです。
ただ、テレビの仕事は違います。
「これをしてれば間違いない」というようなものは無く、番組によって、日によって動き方が変わってくるんですよね。だから現場を見て臨機応変に動かないといけないし、場の流れや雰囲気を読んで能動的に先回りして動かないといけないわけです。
特に、アシスタントディレクターはみんなのサポートをする仕事。裏方というのはやることがとても多く、しかも細々とした用事が多い。
そういうことが向いてない人にとっては本当に辛いものですよね。自分が「向いてないな」と感じるのなら、場の流れを見て臨機応変に動くような仕事じゃなくて、ある程度マニュアル化されている仕事やある程度ルーティンな仕事を転職先にするほうがよさそうです。
ADを辞めるべきかを決める判断基準
ADから転職するかを決める判断基準は、「根性と覚悟」だと思います。
ADの仕事は、とてもとても過酷な仕事です。
昔ながらの職人の修行期間のような感覚で、労働基準法なんか無視してブラック企業ばりにガンガン働かされます。しかも給料はそんなに良くはありませんよね。過酷な仕事ということは承知の上でADになったんだとは思います。
この仕事は人一倍の根性と覚悟が必要だと、僕は感じています。
ここから先、テレビ業界で働いて働いて、そして働いて上を目指す根性と覚悟がありますか?
人の何倍もの根性と、テレビ業界で上を目指すんだという確固たる覚悟が無い限りは、僕は転職をオススメします。
逆に、それがある人は、辞めたいと感じたとしても負けずに頑張ってみましょう。ADのまま終わるのは、あまりに悔しいじゃないですか。
「ADを辞めても転職なんて無理」というのは真っ赤なウソ
ADを辞めても、転職なんて無理だよと言ってくる人がいると思います。「アシスタントディレクターの仕事はつぶしがきかない。役立つことなんて何にもないよ」というのが、転職は無理と語る人の理屈なんです。
僕はそうは思いません。
ADを経験した人は、他の仕事で役立つ能力・素養を持っていると思います。
- 場を見て動く力
- 能動的に仕事をする(しようとする)ことができる
- 人のサポートが得意
- コミュ力
基本的に多くのサラリーマンの仕事は受動的です。上司に指示されて仕事をすることがほとんどだから、能動的に動こうとしなくても最低限は生きていけます。ただ、能動的に動ける人のほうが上司から好かれるし、出世もできるんです。
たとえば営業職なら積極的に外回りをしたり、積極的に自分から「あの地区の営業は私が引き受けます」と上司に進言したりすることでほかの人よりも稼げるようになります。それで成功するかは置いておくとしても、「能動的に動こうと思える」だけで一種の能力なんです。
また、ADとしての経験から「サポート業務」に対する適正があると判断されます。たとえば、事務系の仕事がいいなあと考えているのなら、営業事務が向いているんです。営業職のサポートをする、言わばアシスタントディレクターのような仕事だから。
コミュ力があると判断されるのも、転職活動では強いですね。実際の能力が伴っているともちろん強いけど、イメージだけでもADは好感触だと思います。
ADで培った能力を活かせる転職先を探そう
- 営業職
- 営業事務
- 接客業やサービス業
- WEB業界
個人的にオススメな転職先を考えてみたら、上の4つが浮かびました。
能動的に動く意識が身についていることから、営業職は本当にオススメです。給料も良くなるし、何より能動的な人ほど成功する仕事ですから。
ADと大きく異なるのは、サポートする側というよりも最前線で利益を生み出す側に回るということです。だからこそ、ADの仕事の不満を解消できるということもあると思うし、楽しいこともあると思います。
また、能動的に動く・場を見て動くということなら、各種接客業やサービス業も転職先に入りますね。
接客とサービスの基本は「周りを見て適切に、能動的に動くこと」ですから。
能動的に動くことよりもサポート業務の経験を活かしたいのなら、事務系が視野に入れられるけど、一番オススメしたいのはさっきも紹介した営業事務です。最前線で働く営業職のサポートとして、営業所内で書類整理・作成や電話対応などを行います。一般事務よりは給料が高い傾向があるため、給料の面からもオススメです。
WEB業界というのは意外かもしれませんが、最近はテレビ業界もWEBを気にすることが多いためか、テレビ業界からWEB業界への転職を考える人は少なくありません。WEB業界にもディレクター職はありますし、勉強すれば未経験だとしても受け入れるという土壌が業界全体にあるから、比較的転職先にも選びやすいでしょう。
僕が思いつく限りでも、これだけの転職先があるんです。転職エージェントに聞いたら、たぶんもっと多くの転職先の候補を見出してくれると思います。ADを辞めたいのなら、アシスタントディレクターの経験を活かせる仕事を探しましょう!
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
そして、数多くある転職エージェントの中で1番おすすめなのはマイナビエージェント。当ブログで150人を対象に行ったアンケート調査で評価が最も高かった転職エージェントです。
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上記のページでは、転職エージェント利用者の口コミや、転職活動を早めに始めるメリットなども紹介しています。
仕事に対して漠然とした悩みを抱えている人も動き出すきっかけが見つかるかもしれません。ぜひチェックしてみてください!