夜の仕事に興味がある夜型ニートは、案外多いと思います。
社会復帰のために何かしらの仕事がしたいけど、夜型をいきなり朝型に戻すのはハードルが高すぎる。ただでさえ、ニートというハードルを飛び越えないといけないのだから、昼の仕事をするのはかなりきついですよね。
だからニート期間が伸びていくわけで…。
そこで、夜型ニートの社会復帰にオススメな「夜の仕事」を紹介します!
夜の仕事は、意外とニートに向いている!
夜の仕事は、ニートには向いてないのでは? と思う人が多いでしょう。
たとえば、「俺は(私は)コミュ障だから」「俺は(私は)引きこもりだから」「地味だから」という人にとっては、不安が大きいはずです。
ただ、意外と夜の仕事には、コミュ障な人が多いんですよ。キャバクラのキャストも、ホストも、風俗のボーイも、人見知りな人や地味な人が大勢います。そういう人も仕事をする中で接客技術を身につけていっているんです。
そして、夜の世界はとんでもなく懐が深い。
ニートというのはバッドステータスだけど、かなり一般的なステータスです。今時珍しいことではありません。夜の世界には、もっと深刻なバッドステータスを持つ人や、変わった経歴を持つ人が大勢いるんです。
だから、ニートだろうと関係ありません。
特に、夜型ニートは生活スタイルを大きく変える必要が無いため、かなり向いていると言えます。
「夜の仕事」の種類をザックリと見てみよう
- 風俗店
- セクキャバ
- キャバクラ
- ホスト
- ラウンジ
- クラブ
- ガールズバー
- バーテンダー
夜の仕事を羅列してみました。
風俗店のボーイの仕事は、店舗型と無店舗型とで大きく異なります。
店舗型は接客と案内、店舗の掃除、部屋の掃除、巡回と見張り、イベント企画、Webサイト更新などの仕事があるんです。
一方無店舗型は、Webサイト更新・電話受付・ドライバーの手配・イベント企画などがメインとなります。
また、セクキャバはキスと胸へのお触りアリの飲み屋さんで、キャバクラはそれらが無い飲み屋さんとなります。ボーイの仕事のメインは、どちらも案内とお酒作りと提供です。
ただ、セクキャバの中にはマイクパフォーマンスを行う店もあるので、ニートには風俗店よりハードルが高いかもしれません。
ラウンジはキャバクラよりも露出が低い衣装が多く、密着度が低く、カラオケなどを用意していることが多い。
クラブはキャバクラやラウンジよりも高級で高給。ただ、ニートをいきなり雇う店はほとんどありません。
そして、ガールズバーと通常のバーの境は曖昧。通常のバーでも女性バーテンばかりの店がありますが、基本的には「女性バーテンのみの店」がガールズバーという感じです。あと、ガールズバーは飲み放題のところが多く、客からすると価格帯が低い。
その分、給料も低めとなります。
以上を踏まえて、夜型ニートに最もオススメな夜の仕事は…。
男性:風俗店、次点でバーテン。
女性:ガールズバー、ラウンジ。
通常のバーは、これから語る「夜の仕事の大変さ」のほとんどが当てはまらないので、オススメ度が高い。仕事の幅も狭く、ニートからのハードルと言えば「高いコミュ力が要求されること」「給料の水準がかなり低めであること」などです。
だから、大変な部分があろうとも、風俗ボーイのほうがオススメしやすいんですよ。
それを踏まえて、この先の部分を読み進めていってくださいね。
夜の仕事の大変なところ:男性編
- 金銭感覚が狂う
- 気持ち的に転職のハードルが上がる
- 使い走りにされる
- キャストのメンタル管理に自分のメンタルがやられる
- 恋愛観が変わる/こじれる
- 意外と接客マニュアルが濃い
まず、ニートからいきなり夜の仕事に就くと、金銭感覚が狂います。
風俗ボーイは、初任給から30万円程度貰えることが多いです。低くても25万円だけど、そういうところは「最初の1か月は試用期間だから25万円」というケースが多く、2カ月目からはやはり30万円程度になることがほとんど。年収400万円も十分に狙えます。
給料が無かった状態から、いきなり月給30万円以上となると、そりゃあ狂いますよね。
浪費しだす人もいるし、出勤前に風俗に通い出して貯金が出来ない人もいる。
人生、良くも悪くも変わります。
そして、特にこれまで全く職歴が無い人にとっては「初めての仕事が月給30万円」となると、夜の仕事から転職するときの精神的ハードルが高くなるんです。求人の給料欄を見て、妥当な水準でも「低い」と感じてしまうんですよね。
だから、ニートから夜の仕事に就くと、抜け出したいと思っても抜け出せないパターンに陥る人が少なからずいます。
また、これはキャバクラ・ラウンジ・クラブのボーイに多いんですが、女性の使い走りにされることがあるんです。それを仕事だからと割り切れる人には向いているけど、屈辱的に感じてしまうなら向いていません。
さらに、キャストのメンタル管理を任されるようになれば、ストレスがマッハになります。
休日だろうと夜中に病みLINEを送ってくるし、それに対応しないと辞めるし、辞めれば自分の責任になるし…。メンタル状態が良くないキャストも結構いるので、そういう人の面倒を見ているうちに自分のメンタルが病む可能性が高くなります。
特に、感受性が高い人は要注意です。
あとは…キャストと関わっていると、恋愛観や女性観がこじれるんですよねえ。特にニートの中には交際経験に乏しい人もいると思いますが、そういう人がいきなり「疑似恋愛をする仕事」をしている女性を目の当たりにすると…。
女性が怖くなる可能性もあるわけです。
また、接客に関するマニュアルが凄く濃いのが大変に感じる人も多いでしょう。
店によっては、「客に店の説明をするときは立膝をつく」「案内時、階段にお気を付けくださいなどの声掛けをする」などのマニュアルがあるんですよ。下手なホテルよりも接客に厳しいのが、夜の世界。
ニートにとって、それを覚えるのがまず大変です。
以上のような大変さがあることを覚悟したうえで、「それでもやってみたい」と感じるなら、夜の世界に恐れず飛び込みましょう!
夜の仕事の大変なところ:女性編
- 勤務時間外の労働も考えないといけない
- ストーカー客
- 執拗に体を求めてくる客
- かなりの量のお酒を飲まないといけない
- 金銭感覚が狂う
- 浪費癖がつく
女性はキャストとして働くことになるんですが、場合によっては勤務時間外に働くことを求められます。出勤前に客と食事をする同伴や、出勤後に客と食事などをするアフターですね。
それらをすることで稼ぎが増えるというメリットがあるものの、実質的に残業や休日出勤みたいなものなので、結構きついです。
また、ストーカー客や執拗に体を求める客など、厄介な客が結構います。稼げるようになればなるほど、そういう客に遭遇する機会が増えるんです。そのストレスに耐えられるかどうかが、夜の仕事をするかどうかを決める判断基準になると思います。
そして、キャストはお酒を飲まないといけません。
ボーイからは「飲んでるように見せかける方法」を教えて貰えますが、結構よく見ている客だとちゃんと飲まないと怒り出すので、結局飲む量は多くなるんです。
お酒に弱い人は、毎日吐きながら仕事をしています。
逆に、お酒に強い人は、向いているでしょう。
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ニートが夜の仕事に就職するときに知っておきたいことまとめ
1.夜の仕事にもキャリアの積み重ねがある
男性の場合、平社員→マネージャー→店長→エリアマネージャーというキャリアステップがあります。
これはこの業界のメリットなんですが、早い人だと1年くらいで店長になるケースもあるんです。その分「早く仕事を覚えること」を求められるので、ニートから就職する人にとってはプレッシャーに感じるかもしれませんね。
女性の場合、キャバクラ→大衆ラウンジ→高級ラウンジ→高級クラブなど、店のランクによるキャリアステップがあります。
とことんまでキャリアを進めた人の最終的に行きつく先は、男女ともに経営者というのが多いですね。
2.確定申告が必要な場合が多い
風俗ボーイやキャバクラの黒服は、会社が申告をし、税金や年金・社会保険が自動的に給料から引かれます。ボーナスもしっかり出る会社が多く、そこのところは一般企業のサラリーマンと何も変わりません。
ただ、男女ともにキャストとして働く場合は、個人事業主扱いとなり、確定申告が必要なケースがほとんどです。
ニートから夜の仕事に就くと、ここを疎かにする人が結構多い。
難しいと感じるなら、キャスト向けに顧問税理士への相談を受け付けているところがあるので、そういう職場を選ぶと後々楽ですよ。
なお、確定申告せずに過ごすのはダメです。
バレれば、クビになります。
申告は、しよう。
3.ニートがチェックすべき「求人の項目」
- 週払い可能
- スーツ支給あり
- 社宅付き
- 週休2日制
- 自動車免許の要・不要
- 社内レクリエーションの有無
- シフトパターン
一人暮らしで早くお金が欲しいなら、週払い可能を選びましょう。基本的に、週払いは毎週一定額を支給し、残りの金額を月締めで支払うという流れになります。全額週払いをしているところは、極稀です。
お金が無いというところで言えば、その上にスーツを持っていない人はスーツ支給ありの求人を選びましょう。
ただ、面接の前に「現在スーツを持っておらず、スーツ支給ありというのを求人で見た」ということを伝えておくことが大切です。
また、実家で働いていて家族にバレたくない人や、自立したい人は社宅付きを選びましょう。
そして、シフトパターンも大事です。
朝から営業しているところもあるんですが、それでも夜だけのシフトが可能というケースがあります。営業時間だけでなく、シフトパターンを見て自分が好む働き方ができるかどうかをチェックしましょう。
以上をしっかりおさえておけば、ニートから夜の仕事に就くときに求人選びで失敗することはなくなりますよ。
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