契約社員として働きながら、「辞めたい」と思っている人。実際、とても多いと思います。
契約社員って微妙な立場ですよね。
正社員と同じような仕事をこなすけど、正社員より給料は低く、有期契約なのでいつクビになってもおかしくない。さらには、アルバイトとの違いも不明瞭と言われる始末。
辞めたくなる気持ちもわかります。
今回は、今の仕事や会社を辞めたいと思い始めた契約社員の人に向けて、契約途中に辞めるための条件や、転職活動のポイントなどを語りたいと思います。
ぜひ参考にしてみて下さいね!
契約社員は辞めることができないケースも!辞めれる条件は?
契約社員は正社員とは違って、自由にいつでも辞めることができるわけではありません。
【無条件で辞めれるケース】と【条件を満たせば辞めれるケース】に分けて紹介していきます。
【無条件で辞めれる】契約期間満了、もしくは契約更新のタイミング
契約期間満了、もしくは契約更新のタイミングで辞めるなら、退職届の提出は必要ありません。
契約期間満了なら自動的に契約解除となりますし、契約更新のタイミングなら契約更新の意思が無いことを伝えればOKです。
しかし、会社側は正社員への登用を予定していたり、契約更新をしてくれるものだと思っている可能性があるので、できるだけ早めに伝えるのがベターです。
【無条件で辞めれる】1年以上の契約で、すでに1年以上勤務している場合
この場合、正社員と同じ手続きを踏むことで会社を辞めることができます。
契約期間を満了していないため、会社側から引き止められる可能性がありますが、強制力はありません。毅然とした態度で臨みましょう。
会社が辞めさせてくれないときの対処法。実は簡単!必要なのは少しの手間と強気な態度
【無条件で辞めれる】会社側が合意してくれた場合
会社側の合意さえ得ることができれば、契約期間の途中であっても辞めることができます。
例えば、「ずっとやりたかった仕事があって、その仕事で正社員の内定をもらった。転職したいので契約途中だけど辞めさせてもらいたい。」ということを伝えた場合、寛大で理解のある会社ならOKを出してくれるでしょう。
合意を得られる可能性がある場合は、まず直属の上司に相談してみるといいと思います。
【条件を満たしていれば辞めれる】勤務開始から1年経っていない場合
契約社員は原則として「勤務1年未満の契約途中解除は不可能」とされており、契約の中途解除ができるのは「やむを得ない事情」がある場合に限られます。
やむを得ない事情というのは以下のようなものです。
- 本人の病気や怪我
- 家族の介護、育児といった家庭事情
- 賃金の未払い、サービス残業
- 契約内容が守られていない
- パワハラやセクハラ、モラハラ、イジメなどの被害
ハラスメントやイジメに関しては、ボイスレコーダーなどを使って証拠を集め、信頼できる上司や部署に相談しましょう。信頼できる人が周りにいない場合は、弁護士などプロに頼ることも検討しましょう。
契約社員として働いている今の職場を辞めたあとの選択肢
引き続きどこかの会社の契約社員として働くのか、同じ職種で正社員になるのか、違う職種の正社員になるのか… 色々な選択肢が考えられますよね。
今の職場を辞めて転職をするなら、まずこれを考えるところからスタートしましょう。
単にフィーリングで決めてもいいんですが、やはり将来のことを考えて選ぶのが一番いいです。
どういう働き方をするのかはそれぞれの自由ですが、僕はこういった働き方をオススメします。一人の他人の意見として、参考にしてやってください。
まず、今と違う職種に就くなら、契約社員で経験を積んでから正社員になるのが良いでしょう。今と同じ職種に就くなら、思い切って正社員になるのがオススメです。
未経験の職種で契約社員からいきなり正社員と言うのは、やはりハードルが高いので一度契約社員として二年くらい経験を積むのが良いと思います。
クッションを置くことで、労働者は転職をしやすくなりますし、雇う側も雇いやすくなるでしょう。
そうではなく、今と同じ職種なら、契約社員で経験を積んだということを活かすことができるので、今より良い待遇を得ることができる正社員を選んだほうがいいです。
「契約社員からだと不利じゃないか?」という不安もあるでしょうが、不利なことはありません。自分がどれほど経験を積んだかをアピールすれば、十分戦えます。
以上はあくまでも僕の意見ですが、このような感じで突き詰めて考えながら、自分が選ぶ道を決めていきましょう。
契約社員から正社員に転職 ※落とし穴に注意!
契約社員から正社員に転職をするなら、職場選びは特に慎重になったほうがいいです。
給料が良いということだけを重視して正社員への転身を図ろうとする人もいますが、それではいけません。確かに契約社員から正社員になる意味って、ハッキリ言ってお金ですよね。
でも、給料の良さだけを追いかけていると、落とし穴に落ちてしまいます。
落とし穴というのは、例えば、残業地獄、休みが少ない、プライベートの時間が取れない、などです。
契約社員のメリットというのは、比較的プライベートの時間をとることができる点にあります。
場合によっては契約社員にも不当な労働時間を課しているところもあるんですが、一般的には契約社員は正社員より残業が少ないもんです。
だから、正社員になるということは今より残業が増える可能性が高いということです。
また、休みが少なかったり休日に呼び出されて休日出勤したり…。
給料だけを追い求めると、ブラック企業に吸い込まれることが結構あるんですよね。
給料が少ない企業は明らかにわかりやすいんですが、給料「だけ」は良い体面を取り繕っているブラック企業もあるので厄介なんです。
正社員になるなら「給料」と他の自分が優先させたい条件のバランスをとるように心がけましょう。
休みが多いほうがいいなら「年間休日120日」を目安として探し、残業が少ないほうがいいなら自分が限界を感じる一ヶ月の残業時間を目安として探す。
それらの条件を叶えている求人の中から、比較的給料が良いものを選びましょう。
契約社員から正社員への転職活動はプロに頼ろう
契約社員から正社員への転職で、なおかつ希望条件を叶えながら給料を今より上げるというのは、一人で求人探しをするとかなり難しいです。
そこで、おすすめしたいのが、転職エージェント(無料の転職支援サービス)です。
転職エージェントを利用すると、専任のアドバイザーがついてくれて、求人探しから採用対策まですべてサポートしてもらえます。
もちろん、「契約社員から正社員への転職」という事情をしっかり踏まえて求人紹介やアドバイスをしてくれるので、ベストな転職先を目指して最短ルートで転職活動を進めて行くことができます。
転職エージェントについてはこちらの記事↓で詳しく解説しています。合わせてお読み下さい!
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
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