予備校講師の仕事はとにかく大変ですよね。
授業をすれば良いだけの仕事ではありません。書類の作成や各種手続き、授業の準備など教育の仕事以外にもさまざまな業務を担っています。
激務になり、だけど稼げず、疲れてしまった…。もう予備校講師を辞めたい。
そんな人もいるのではないでしょうか。
このページでは、予備校講師の悩みを分析しながら、転職先として向いている仕事を考察しています。
ぜひ参考にしてみて下さい!
-
教師を辞めたい!転職のコツやおすすめの転職先候補、体験談などを紹介
続きを見る
予備校講師を辞めたい理由を調査!
予備校講師を辞めたい理由を調査しました。それぞれの悩みについて簡単に説明した後に、その悩みを抱えている人の声を紹介します。あなたもこんな悩みを抱えていませんか?
稼げない
1千万円以上稼いでいる講師もいますが、年収300万円前後しか稼げていない講師もいます。ネットに投稿されている予備校講師の年収事情を見るに、掛け持ちをするなどして工夫しても400~500万円で止まることが多いようです。
予備校講師は業務委託契約で、1コマあたりに報酬が加算されますよね。人気講師はたくさん授業ができますが、それ以外はコマ数の獲得に苦労しています。
結果、複数の予備校を掛け持ちしたりバイトをしたりしている人が多いです。
【悩みの声】
- 担当コマ数増やさないと来月からの収入がヤバい…
- コマ数稼ぎたいけど、少子化の影響で総コマ数自体が減ってるから難しい
- うちの予備校で稼げてるのは人気講師だけ
激務に疲れた
予備校講師はとにかく激務ですよね。
前項で触れましたが、稼げないからと複数の予備校を掛け持ちしたりバイトをしたりする人もいます。掛け持ちをすると移動時間が増えるし、雑務も増えてしまいますよね。結果、激務になります。
掛け持ちをせずに稼げているとしても、授業以外の仕事がたくさんあり、忙しいですよね。
【悩みの声】
- 一年中繁忙期で毎日10時間以上働いてる
- 替えがきかないから休めない
- 1日に500分くらい話して、プリント作成・模試の作成・予習…しんどすぎる
- 掛け持ちで体力的にきつい
精神的に疲れてしまった
予備校講師はストレスが溜まる仕事だと思います。
講師にキツくあたる生徒がいたり、模試の成績が良くならないからと心無いクレームを浴びせてくる保護者がいたり…。
精神的に疲れてしまった人も多いでしょう。
【悩みの声】
- 生徒からの悪口が多くてやってられん
- 保護者からのクレーム対応のストレスが一番キツい
- 「あなたのせいで成績が落ちた!」と責められた
- 「あなたみたいな人がうまく教えられるわけがない!」と言われた
- 講師間の軋轢にストレスを感じている
将来性に不安がある
予備校講師の将来性に不安を感じるという声も、ネット上には多数挙げられていました。
「予備校講師という職業自体が無くなる」というわけではないでしょう。それでも、「自分の仕事が無くなる」「さらに稼げなくなる」という不安や焦りを抱えてしまうんですよね。
【悩みの声】
- 現役志向だからか予備校に通う浪人生が減っている
- 数少ない浪人生のコマ数を講師が奪い合ってる
- 大手予備校が規模縮小をしていて「もうダメかな」と思った
- 予備校間の価格競争が行われ、講師の待遇が落ちてきた
予備校講師を辞めたい人に向いてる転職先を考察
予備校講師から転職したいと思っても、どんな仕事を転職先に選べば良いかがわからなければ転職活動を進められませんよね。
そこで予備校講師を辞めたい人に向いている転職先の例を、「平均年収」「仕事内容」「転職難易度」などの情報とともに紹介します。
※転職難易度は「低」「中」「高」の3段階。ここで紹介している仕事はあくまでも一例です。仕事選びの参考程度に捉えてくださいね。
営業職
予備校講師はわかりやすい授業をしてきた経験から、説明がうまいという強みを持っています。
営業職は、説明のうまさがとても大事な仕事です。商品の魅力、その商品を使うメリットなどを相手に伝えることができなければ、商品を購入してもらえません。予備校講師の説明力を活かせるのではないでしょうか。
- 平均年収:約400万円
- 仕事内容:顧客の抱える問題を解決できる自社商品・サービスの提案
- 転職難易度:低
企画職
企画職にとってはアイデア力ももちろん大切ですが、説明のうまさや人前で話せるトーク力なども大切なんですよ。素晴らしいアイデアを生み出せたとしても、会社にとって魅力的なアイデアであることを企画決定権を持つ人間に伝えられなければ、意味がありませんからね。
予備校講師の持つ説明力やトーク力を活かせる仕事だと言えます。
また、企画職には市場が求めるものを探るための分析力も必要です。
予備校講師も、日々分析をしていますよね。生徒が受験に合格するにはどうしたらいいか、どのように生徒に伝えればいいか、模試の問題は何が適切か…。さまざまな分析をすることで、授業に活かしているのだと思います。
そうやって培ってきた分析力も活かせますよ。
- 平均年収:約450万
- 仕事内容:市場のニーズ分析と商品の企画・プレゼン
- 転職難易度:高
キャリアコンサルタント
キャリアコンサルタントは、予備校講師の持つ説明力とコミュニケーション能力、アドバイス力を活かせる仕事です。
職に就きたい求職者と人材が欲しい企業とをマッチングする役割を担っています。
求職者に寄り添いコミュニケーションを取りながら、その人に合った仕事を探すんです。ときには「こういう方針で仕事を探したほうがいい」とアドバイスをすることもあります。
予備校講師も生徒に「こういう勉強方法がいいよ」とアドバイスをすることがありますよね。
そのため、予備校講師の経験をキャリアコンサルタントにも活かせるのではないでしょうか。
- 平均年収:約450万円
- 仕事内容:求職者の就業支援
- 転職難易度:中
ジムインストラクター
ジムインストラクターは、アドバイス力と説明力とコミュニケーション能力が求められる仕事です。
そのため、予備校講師の経験と能力を活かしやすい仕事だと言えます。
ただし、体力がある人やトレーニング知識がある人でないと厳しいです。それらに自信がある人は、転職しやすいですよ。
- 平均年収:約300万円
- 仕事内容:ジム利用者に対するトレーニング器具の説明やアドバイス
- 転職難易度:低(体力と知識があれば)
学童指導員
学童指導員は、子どもが遊んでいるのを見守ったり子どもの宿題を手伝ったりする際、予備校講師の経験を活かせます。
予備校講師も生徒のことをしっかり観察して、どんな授業が良いのかを分析することがありますよね。その観察力と、勉強を教えてきた経験を活かせるんです。
給料はあまり高くありませんが、講師同士の殺伐とした人間関係からは逃れられます。
また、職に就くのに指導員の資格は不要です。経験さえアピールすれば、転職するのはそう難しくはありません。
- 平均年収:約340万円
- 仕事内容:放課後の児童への居場所の提供、学習や遊びの手助け
- 転職難易度:低
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
そして、数多くある転職エージェントの中で1番おすすめなのはマイナビエージェント。当ブログで150人を対象に行ったアンケート調査で評価が最も高かった転職エージェントです。
アンケート調査の詳細やその他のおすすめ転職エージェントはコチラの記事をご覧ください↓
上記のページでは、転職エージェント利用者の口コミや、転職活動を早めに始めるメリットなども紹介しています。
仕事に対して漠然とした悩みを抱えている人も動き出すきっかけが見つかるかもしれません。ぜひチェックしてみてください!