「入社4年目で仕事を辞めたい」
そんな人は転職を前向きに考えるべきだと思います。
新卒で入社した会社で4年目に突入した場合、第二新卒という枠からは外れます。「新人」「新卒」という肩書が取れ、一人前の社会人として見なされるわけです。
仕事や会社にも慣れてきて、会社全体や自分自身の働きぶりなどを俯瞰することもできるようになっているのではないでしょうか。
そして、「4年目」というのは、これまでよりも転職の可能性がグッと広がるんです。
その辺りを踏まえながら、4年目の転職を成功させるためのポイントを深掘りしていきたいと思います。
転職経験者の意見として参考にしてもらえたら嬉しいです。
4年目の転職が秘める可能性とは?
今の仕事を続けて4年目となると、もうその仕事では一人前と呼べる程度に成長しているはずです。
4年目にして向いていないことに気づいてしまったという人でも、4年も続けていれば「出来ること」や「学んだこと」があるでしょう。
それらを転職先選びに上手く活かすことができれば「年収アップ」の可能性がグッと高くなります。
今の仕事内容は気に入っているけど、待遇と職場環境が気に入らないという人は多いと思います。これまでは「新人や第二新卒」といった肩書のため、転職をしても待遇アップはなかなか望めませんでした。
「リスクが大きい」と思って、辞めたい気持ちをスルーした人も多いんじゃないでしょうか。
4年目なら「アピールポイント」さえしっかり把握していれば、年収アップしたり職場環境を改善したりすることも可能になります。ノーリスクとは言わないまでも、これまでより大幅にリスクは少ないです。
また、今の職業から離れたいという場合、前職の実績や学んだことなどを面接の際にアピールできます。未経験の職種にチャレンジするポジティブな動機も作りやすく、未経験転職がしやすいです。
「4年目は転職の可能性が広がる」というのは、こういうことです。
入社4年目の転職を成功させるためのポイント
転職を成功させるために必要なのは、何のために転職をするのかをハッキリさせることです。特に4年目からは可能性も増えてくるので、自分の目的を明確にしていないと自分の意図していない方向に流される恐れがあります。
転職活動をするうちに方向性がよく分からなくなってくることはよくあるんです。自分の中に一本芯を通していないと転職活動の方向性もすぐにブレてしまいます。
結果、「こんなはずじゃなかった」と失敗するわけです。
「キャリアアップがしたい」「未経験の職種に挑戦したい」「同じ仕事で待遇改善を図りたい」など、いくつでもいいので転職の目標を設定しましょう。
そして、それを実現するためにどんな転職活動するべきか考えていきましょう。
以下、いくつか例を紹介します。
キャリアアップを目指す場合
4年近く同じ仕事を経験しているのであれば、その先にある仕事にキャリアアップすることも考えられます。ただ、キャリアアップの場合は出来ればもう少し長く経験があったほうが確実性が高いです。「不可能ではない」というレベルですね。
3年目だと「キャリアアップ? 無理でしょ」と一蹴されていたものが、4年目だと「んー…チャレンジ精神旺盛だからいけるか?」と熟考される程度にまではなっていると考えればわかりやすいでしょうか。
4年目でキャリアアップを目指す場合、大事になるのは積極性とチャレンジ精神をアピールすることです。4年目で次のキャリアに進むのは、大きなチャレンジ。新人という看板を外したままの勢いで、殴り込みをかけるようなものなので積極性が何より大事になります。
それらをアピールできていれば、あとは実績と経験次第。自分がこれまで何をしてきたのかをよく振り返り、アピールしましょう。
未経験の職種にチャレンジしたい場合
未経験の仕事に転職するのなら、現職での実績や経験・現職で学んだことなどをしっかり伝えることが大事です。
ただ、それだけではダメです。企業が未経験者に期待する態度というものがあり、それがなっていないと成功率は下がります。
その態度というのは、「若くてやる気があって素直であること」です。
新卒で4年目なのであれば「若さ」はクリアしていますね。未経験職種に対する「やる気」は人によるでしょう。アウトなのは、今の仕事が嫌だから違う仕事に転職したいというネガティブな動機です。
その動機で転職を志したとしても、次の職種は自分の興味が惹かれるものを選んだ方が賢明。その方が「やる気」という態度が表に出やすくなります。よほど演技派でなければ、ネガティブな動機だけの転職でやる気を伝えることは、とても困難ですからね。
素直さというのは面接中の態度や受け答えから、相手に伝えるしかありません。まとめると「フレッシュな気持ちで挑戦しよう」ということです。
待遇・環境改善を図りたい場合
4年目くらいの転職理由で一番ありがちなのが「待遇や職場環境を改善したい」というものです。
こういう理由は上手に隠したほうがいいです。ネガティブな動機はマイナスに働いてしまう可能性があるからです。
「残業が多いのが嫌」という理由は「効率よく生産性の高い職場で自分を磨きたい」と言い換え、「給料に不満がある」という理由は「正当な評価を受けメリハリを持って真剣に仕事に取り組みたい」と言い換えるんです。
過去の不満を未来の希望に。
面接時の印象はそれだけでも大きく変わりますよ。
【最後に】4年目の転職で特に大切なのは「前向きな姿勢」
転職目的のケースごとにアドバイスしてきましたが、「大事になる姿勢」は共通しています。
転職は、後ろ向きの気持ちでは失敗する可能性が高いです。
普段の人間関係においても、後ろ向きの考えをする人より前向きの考えをする人のほうが圧倒的に魅力的。面接もまた人間同士のコミュニケーションだから、普段の人間関係と同じ現象が起こるんです。
このページで紹介した前半で紹介した「4年目の転職が秘める可能性」を最大限に活かすために、前向きな気持ちで転職活動に臨みましょう。
そうしたらきっと理想の転職先が見つかると思いますよ!
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
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