YouTuber事務所に転職したい人へ。職種別の求人傾向や予備知識をまとめました。

芸能人より身近で、友達より少し遠く感じるYouTuber達。そんなYouTuber達をプロデュース・マネジメントするYouTuber事務所が、どんどん生まれています。最大手のUUUMは、2017年に上場企業となり、話題になりましたね。

新時代を切り開くホットなYouTuber事務所に転職してみたいと、興味を持っている人は多いと思います。

そんな人のために、YouTuber事務所に転職する前に知っておきたいことを調査しました。

YouTuber事務所にはどんな職種の求人があるのか?

YouTuber事務所にはまざまな職種の求人があるわけですが、その中でも特に注目したい仕事をそれぞれ簡単に紹介したいと思います。

マネージャーの仕事

  • YouTuberのスケジュール管理
  • イベント企画と運営
  • グッズの企画と販売
  • Youtuberの動画作成のサポート

YouTuberのマネージャーの役割は、YouTuberが最大のパフォーマンスを発揮できるようにサポートすることです。動画作成に打ち込めるようにスケジュールを管理し、ときにはファン向けのイベントを企画して運営し、ときには撮影を手伝う…。

明確に「これはやるが、これはやらない」という垣根がほとんどないため、雑用のようなことも多くなります。

ただ、それだけにさまざまな業務や事業に携わることができ、大きなやりがいがあると言えるのではないでしょうか。

また、近年爆発的に増加している「バーチャルYouTuber(VTuber)」事務所のマネージャーは、裏方でありながらときには演者と一緒に動画や生放送に出演することがあります。その際は声だけの出演の場合もあれば、VTuber同様に2D・3Dモデルを用いて本格的に出演する場合もあるんです。

企画営業の仕事

企画営業は、クライアントの課題を解決するために「こういうプロモーションはどうでしょうか」と提案をする仕事です。

クライアントの持つ課題をヒアリングしたり現状から分析したりしたうえで顧客の持つ価値に目を向けて、「こういう戦略を取れば問題解決ができる」ということを、論理的かつ計画的に考えられることが求められます。

たとえば、「最近リリースしたアプリの人気がイマイチ」という課題を持つクライアントがいるとしましょう。ここでYouTuber事務所の企画営業が行うことは、「どういう動画企画を立てれば想定しているユーザーに刺さるのか」「誰を起用するのが最適か」ということ。

それを提案し、実際に打ち合わせをしながら動画企画を立ててYouTuberに伝え、動画完成までの面倒を見ます。

以上がYouTuber事務所の企画営業の具体的な仕事内容と役割。

WEB広告制作に近い考え方を行う仕事なので、広告業界・WEB業界の経験者は優遇されます。

動画制作サポート

動画制作のサポートはマネージャーが行うことがありますが、編集・照明・カメラなどの専門的知識が必要な分野に関しては、専門スタッフが行うケースもあるんです。

制作スタッフに求められるのは、所属YouTuberの特徴を捉えた編集を行うこと。自分でも編集を行うYouTuberの場合は当人の雰囲気を壊すことなく編集しなければならないし、編集を完全にスタッフが行う場合にはその人の感性に近い編集をしなければならないんです。

それゆえに、さまざまなタイプの動画を編集でき、幅広い経験が得られるところがこの仕事の面白いところではないでしょうか。

エンジニア・デザイナー

  • アプリエンジニア
  • フロントエンドエンジニア
  • サーバエンジニア
  • WEBデザイナー

YouTuber事務所は、ただYouTuberを管理して動画制作を行うだけの会社ではありません。人気YouTuberを使ったアプリを制作することもあるし、クリエイター向けのプラットフォームやサービスを開発したりもします。

それを担うエンジニアが、必要とされているんです。

ただ、中にはYouTuber関連事業以外は行わない事務所もあります。上記の職種を経験していることから転職先候補に入れたいという場合には、求人先の事務所がWEB開発・アプリ開発などを行っているかどうかをチェックしておきましょう。

YouTuber事務所ごとの特徴と違いを知ろう

例えば、最大手のUUUMは、YouTuberのマネジメント事業を主軸として、新規プラットフォームの開発・アプリ開発・WEBコンテンツの制作など幅広い事業を行っているのが最大の特徴です。最近は外国人観光客の訪日旅行プロモーション活動なども行っています。

さまざまなタイプの動画企画に携わりたい人に合っているのではないでしょうか。

企業として安定しているのもメリットですね。

一方、E-DGEという事務所はYouTube以外でも活躍している「インフルエンサー」の活動をプロデュースすることを得意としています。UUUMほどさまざまな事業は行っていない反面、オリジナル楽曲・グッズ・映画制作などに強いです。

企業としての安定度が高いとは言えないものの、「勢いのある人を育てたい」「動画だけじゃなく幅広い映像制作がしたい」という人には良い事務所ではないでしょうか。

また、VTuber事務所の場合は「2D・3Dモデルの制作」「ライブ配信プラットフォーム開発」「自社IPを活用した映像企画・アミューズメント企画」などを行います。キャラクター産業にYouTuber事務所としてのマネジメント業務を足すような感じですね。

以上のように、事務所ごとに大きく特色が異なるということを意識し、転職するときには、自分の希望に合った事務所を探すことが大切になるのではないでしょうか。

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