主要都市には必ずあるヨドバシカメラ。近年はEC事業を始めて、配送ドライバーや倉庫などでの雇用もたくさん生まれました。
そんなヨドバシカメラですが、販売も配送もどちらもかなり忙しく、やや困った状況があるようです。
企業口コミサイトを見ていると、ヨドバシカメラの退職者による不満の告白がたくさん目に飛び込んできます。
そこで、その中から特に多く見られた意見を集め、ヨドバシカメラを辞めたいという人の悩みを転職で解消する道を考えてみたいと思います。
※本ページは2019年5月21日時点の口コミ情報をもとに書かれています。最新の口コミは以下のサイトでご確認ください。
openwork / キャリコネ / Lighthouse
給料制度が微妙、給料も高くはない
ヨドバシカメラには、ジョブランク制度があります。
ヨドバシカメラの採用ページによると、これは上司と話し合って目標を決め、自己成長を実現するための成果認定制度ということ。半年ごとに自分に合わせた目標を上司と決め、この目標の達成度合いなどから成果を評価し、給与に反映させるという実力主義的な制度です。
ただ、ジョブランクの仕組みについては採用時点だとかなり不明瞭なようです。
まず、新卒採用ページの説明からしてよくわかりません。「成果を達成すれば昇給がある」みたいな書き方をしているものの、実際に入社してみると「社員のランクが上がれば給料が上がる」という感じになっています。
要は「ランクによって給与ベルトが決められている」ということですよね。
じゃあどうすればランクが上がるのかというと、これが完全実力主義ではないところに問題があります。
目標設定と成果による評価だけでなく、年功序列や学歴もジョブランクを左右するという口コミがあるんです。
よくわからない基準でもそれなりに給料が上がるものの、昇給は年に3~4000円程度。大企業だからと言って給料が高いわけでは決してありません。
だから、残業代などで得をしたいという風習が社内に根付いてしまっているんですよね。
給料が高くないというだけでもモチベーションは下がりますが、昇給制度が不明瞭という点と残業代を前提とした考え方という点とが一番モチベーションを下げる原因になっていると感じます。
昇給制度が実力なのか年功序列なのかハッキリしていて、基本給が高めの会社に転職するほうがモチベーション高く働けるのではないでしょうか。
部署によっては残業が結構ある
これは、販売職がよく挙げていることです。
月に30時間ほどの残業時間を前提としたシフトになっているんですよね。閑散期でも30~40時間程度は残業があり、それだけでも「結構拘束されている」と感じる人がいます。繁忙期にはもっと増えて、月50~60時間くらいは残業があるんですよね。
それに、毎日「何時に退勤できるのかわからない状況が辛い」という人も多いと思います。終わりがわからないようなマラソンを走り続けている感覚ですよね。
以上のように残業が多くなる理由を、「人手不足」と語る人が多いです。
確かに、ヨドバシカメラに買い物に行くと、「店員さんに聞こう」と思ってもレジ以外にあまり人が居ないということが多いんですよね。あと、販売商品によって人手の差が激しいようにも感じます。パソコン・スマホコーナーには結構人がいるけど、ホビー・ゲームコーナーには人があまりいません。
客目線でも人手不足を感じるのだから、現場目線だと相当不足しているんでしょう。
「子供の運動会に午前参加し、夕方から出勤」というエピソードが口コミサイトに投稿されていたんですが、これを見ると「休日すら希望通りにならない」ということがわかりますしね。
さらに、棚卸のときには休日出勤もある。
私生活が、かなり犠牲になっているのではないでしょうか。
それならもう、転職に躊躇する必要はありません。
生活のための仕事であり、仕事のための生活ではないですから。
まず、転職をするときには、販売を続けるかどうかということから考えましょう。
販売を続けるなら、人手と客の量が釣り合っている店舗を選ぶことが大事です。あとは、時間帯による人手の偏りが少ないということも意識しておくと良いのではないでしょうか。多少の偏りは「客入りの多さ」から仕方がないとしても、人手不足のところは「客入りが少ない時間帯」が1~2人というところもありますから。
極端な差があれば、避けるべきです。
中途採用は店舗ごとに採用している会社もたくさんあるので、そういう選び方ができます。
一度客として足を運び、雰囲気などを掴むのも効果的です。
また、販売を続けないなら、販売経験を活かした転職先を考えておきましょう。たとえば、営業職は「立ちっぱなし」ではないし、「客に見られ続ける」こともなく、適度に気を抜けてオススメです。
どの会社にもある仕事だから、求人も多く、残業が少ない会社なんて選べばたくさんありますしね。
物流部署の福利厚生が整っていない
- エアコンが無い
- 男女別ロッカールームが無い
- トイレすら男女別じゃない
- 研修が不十分
- マニュアルがない
配送・物流部署の口コミをまとめてみました。
まず「エアコンが無い」というのがかなり辛いですよね。事務所だけなら何とかなるかもしれませんが、倉庫などもそうだとのこと。夏は酷暑になり、救急車で運ばれていく人が後を絶ちません。
しかも、対策しようという意思が上から感じられないというのだから、不満がどんどん膨れ上がっていくわけです。
そして、配送に関しては男女別のロッカールームやトイレすらないという…。
男性は気を遣いまくることになるし、女性は肩身が狭いし、男女共に誰も幸せになりませんよね。せめてそれくらいは欲しいと思うものの、そもそも「拠点のスペースが小さすぎる」という状況があるようで、そこが改善されない限りは男女別に分けられない状況です。
また、配送部門はヨドバシカメラの中で新しい部門なんですよね。だからスペースが狭いのは仕方がないのかもしれませんし、研修が不十分かつマニュアルがないのも仕方がないのかもしれません。
ただ、「研修が全く役に立たない」「見て覚えろと時代錯誤のことを言われるのが辛い」という意見が多いです。
研修も設備も働きやすさに関する根本の問題だから、割り切るのは難しいですよね。
そもそも、「上にいる人たち」が倉庫や配送経験者ではなく、販売経験者であるというところに問題があるように感じます。だから満足のいく研修ができないし、マニュアルを用意することもできないわけです。
倉庫に関しては特にその傾向があるようで、「経験者からすると明らかにおかしい作業をさせられる」「効率が悪すぎる」ことが多い様子。
しかも、上は経験者に意見を求めようとしないどころか、経験者が意見しようとすると苦い顔をします。
以上のような不満が改善されるには、この部門の業績が大きくなるのを待たないといけない可能性が高いです。
特に、設備の問題に関してはそう。
転職したほうが、早いのではないでしょうか?
配送・物流業界は全体的に人手不足なため、福利厚生や研修を充実させることで人を呼ぼうとしている会社が近年増えてきています。業界全体が変わろうとしているわけです。
だから、そういう求人を探して転職することは意外と難しくありません。
躊躇することなく、ヨドバシカメラを飛び出しましょう。
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
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