日常何気なく使っている電気、実は恐ろしいものですよね。ありえないほどの高圧電流を体に流すと? 死にます。電気配線に何か間違いがあると? 火事感電の恐れが…! ピカチュウの電撃をしょっちゅう受けていたサトシくんは、「お前はもう死んでいる」てなもんですよね。

そう、電気を扱うのは危険すぎるから電気工事士が必要なんだ!

ただ、危険なものを扱うからこそ電気工事士には精神的・肉体的な負担が大きくかかるものです。電気工事士を辞めたいと思うのも、無理はないのかもしれません。

では、電気工事士から転職するとして、どんな転職先を選べばいいのか。今の仕事に対する悩みや実状を分析しつつ、転職経験者の視点で掘り下げていきたいと思います。!

電気工事士の仕事で肉体的・精神的にきついところ

肉体的にきついのは、どういうところ?

  • 立ちっぱなし
  • 物を運ぶことが多い
  • ダラッ!? 汗だく 夏の階段上り下り大会ー!
  • 現場が遠いとき、通勤だけでなんか疲れる

精神的にきついのは、どういうところ?

  • 現場が遠いとき、精神的にきつい
  • 体育会系職人ノリに、なかなか馴染めない
  • 職人の世界特有の人間関係が面倒
  • 不定期の休日
  • 夜間業務は疲れるし、イライラしてくるし、辛い
  • 年末年始? そんなものございません

こうしてみると、肉体的にも精神的にも辛い部分がこんなにあるんですねえ。

肉体面のものを見ると、なんだか引っ越し業者みたいな感じがします。ただ、電気工事士も現場にいるときは立ちっぱなし仕事だし、工事をするために物を運ぶことも多いわけです。夏の階段上り下りとかはもう、汗ダラダラの喉カラカラで地獄めいた雰囲気があります。

また、現場が遠いときには通勤だけで数時間かかり、肉体と精神ともに疲弊するのも現場仕事としてはアルアルですよねえ。

精神面を見ると、職人世界だからこその悩みと現場職だからこその悩みとが左右両サイドから挟み撃ちにしてくるような感覚になります。

職人の世界というのは、どうしても一人前になるまでの扱いが雑です。もちろん、中には丁寧に教えてくれる優しい人もいるけど、昔ながらの職人気質な人はキツイ扱い方をします。言っていることは正しいけど、ストレスは溜まりますよね。そういう扱いに耐性が無いと、泣きそうになりそうです。

また、体育会系ノリの人も多く、それについていくのに苦労している人は多いでしょう。電気工事士になりたいと思う人すべてが、体育会系なわけではありませんから。それに、僕らのような若手社会人は、体育会系ノリを仕事に持ち込むのを嫌う人が多いように感じます。

「ついていけないよ」と思うのは、無理もないことでしょう。

加えて、不定期の休日や当然のように行われる夜間業務、年末年始の工事などで心身ともに疲れてしまうというのは、なんとも酷な話です。

これだけ辛いところがあると、辞めたいと強く思うなら辞めてしまったほうが後悔しないで済みそうだと僕は思います。

電気工事士と近しいところで転職先を考えると…

今の仕事から転職しよう! と考えたとき、多くの人が考えるのが、今の仕事と近しいところで転職先を探したいということだと思います。電気工事士から近いところにある仕事というと、僕が思い浮かぶのは、ビルの設備管理ですかねえ。

ビルの設備管理の仕事は、電気関係の知識があると捗ります。

ビルメンテナンスが持っていると捗る資格四点セットみたいなものがあるんですが、その中に第二種電気工事士の資格があるんですよ。

ちなみに、あと三つは「2級ボイラー技士」「危険物取扱者乙種4類」「第三種冷凍機械責任者」です。

ただ、全部を持っている必要はありませんし、本来ビルメンテナンスの仕事は、四点セットのうちどれも持っていなくても仕事ができますからね。あると便利だよ、役立つよという話であって必須ではありません。

そんな中、電気工事士の資格を持っていると重宝されるのは確実!

資格が役立つというだけでオススメできるけど、電気工事士の肉体的・精神的辛さもかなり改善できる仕事だからもう、か・な・りオススメです。

夜勤・宿直があることを考えると夜間作業という点だけは、なかなか改善できません。ただ、それ以外のほとんどが改善されると思います。

その分給料に不満がある人が多いと思いますが、資格を取得することによって上げることができるし、求人数も多いからなるべく給料が下がらないような職場に転職することも可能です。

そう考えると、技術・知識分野が近いからというだけでなく、本当に心からオススメできる転職先なんですよねえ。

電気工事士から製造業への転職もおすすめ

製造業には、必ず工場があり、工場には必ず機械があります。そしてその機械の中には、電気工事士の資格が無いと扱えないようなものもあるんです。だから、電気工事士はかなり重宝されています。

工場というのは人も機械もきっちりと管理されたところで、残業時間が少なく、カレンダー通りの休みが取れるところが多いです。閉ざされた環境だから人間関係の面倒さはありますが、職人との関係とはまた違ったものになります。

だから、とりあえず職人気質がつらいという悩みからは脱出できるし、工場には馴染める可能性もあるんですよ。

また、電気工事士というのは、工場の中でも比較的少ない資格なんです。専門性が高いからこそ、そんなに大人数は必要ないということもありますし、資格を取得している人がそんなに多くはないということもあるでしょう。

少数だから電気工事士経験者はリーダーになりやすく出世も望めるし、実はかなりおいしいんです。

求人を比較検討して、いい職場を見つけよう!

ビルメンテナンスも製造業も個人的にとてもオススメですが、求人をしっかり比較検討しないと「思っていた職場と違う」ということになるケースが多いです。給料だけではなく、職場の雰囲気などを含めて求人を比較検討しましょう。

ただ、職場の雰囲気なんて求人には掲載されていないので、転職エージェントを使う必要があります。

逆に言えば、転職エージェントを使えば給料もなるべく高めの求人を選べるし、自分に合った雰囲気・条件の職場を選ぶこともできるんです。

職種は電気工事士の資格を活かせるものがいいと思いますが、職場に求める条件は個人によって違ってきます。電気工事士のきつい面を解消するのはもちろんのこと、ほかに何か希望があるかどうかしっかり考えて、転職エージェントを使ってみましょう。

電気工事士から転職するとき、資格を活かすだけでも選択肢は多い。

幅広く使える知識だから、自信を持って、辞めたいなら転職してしまおうじゃないか!