取引先からの転職の誘い、ヘッドハンティング…ドキドキすると同時に不安もたくさんありますよね。

「そんな、取引先に転職するなんて…本当に良いのだろうか」「何か裏があるのでは?」などなど、疑念が渦巻きます。

そんな数々の疑念に対する答えを用意しながら、取引先からのヘッドハンティングに対する考え方や立ち回り方をアドバイスしましょう。

取引先からの誘いで転職するのはNGになるのか?

取引先から「一緒に働きましょう!」と言われて、多くの人が不安に思うことがあるのではないでしょうか。

「トラブルになったり…しないだろうか?」

確かに、今の会社からしたらあまり面白い話ではありませんよね。自分たちが大事に大事に育て上げたと思っている人が他社に…しかも取引先に流れてしまうというのは辛いものです。身内に刺されるとはこのことか! と。

今の会社の人たちと気まずくなることは、避けられないでしょう。

また、取引先の人たちに対する、今の会社からの評価は下がると思います。相手はそれを承知でヘッドハンティングしてきているのだとしても、気が引けるものです。

しかし、そういう「気まずい」とか「裏切り行為だと思われる」とか人間関係的なものを除外してしまえば、取引先に転職することはNGと言い切れません。転職後、特にそれで困ることも無いと思います。

まさか、転職後に今の会社との取引を任されることはないでしょうしね。

今の会社の人たちと別に気まずくなろうと構わないというのなら、転職を考えても良いと思います。

これを見落とせば失敗する可能性大! ヘッドハンティングの3個の注意点

取引先からの誘いに応じて転職するかどうかの判断基準として、注意すべきことを3点お教えします。これらをクリアして問題ないと感じることができれば、誘いを受けても良いのではないでしょうか。

1.雇用条件などを細かく確認しておこう

まず、雇用条件は必ず確認しておいてください。

  • 雇用形態
  • 転職後のポジション
  • 給料
  • 福利厚生
  • 職場の人間関係

上記が、僕が思う「最低限確認しておくべき事項」です。

雇用形態は正社員としてというのがほとんどだとは思いますが、稀に虚をつくようにして業務委託契約など異なる雇用形態を持ち出すことがあります。さらに、リモートワークが可能かどうかやフレックス制度の有無なども確認しておきましょう。

転職後のポジションに関しては、平社員か役職が付くのかだけでも確認しておく必要があります。

求められるポジションによって、必要な能力や適性は変わってきますからね。

給料に関しては総合的な金額だけでなく、「基本給・手当・残業代の内訳」も含めて確認しておいてください。

総合的な金額は高かったけど、実際はほとんどが残業代だったということも考えられます。理想的なのは基本給が高く、手当もそれなりにあり、残業代が低いことです。それぞれ自分なりの妥協点を考えておき、それを満たしていなければ辞退しましょう。

福利厚生や人間関係も働きやすさを判断するのに大切なポイントです。

2.自分の能力を客観的に把握しよう

自分自身の能力を、客観的かつ冷静に把握しておきましょう。

取引先から誘いを受けたということは、相手はある程度あなたを高く買ってくれているということです。ただし、それが虚像である可能性は完全に否定できないし、求められる能力と自分の能力が合わないこともあります。

その場合、転職後にてんてこまいになってしまうでしょう。期待していた反面活躍してくれなかったとなれば、減給や降格もあり得ますしね。失敗する危険性が高いと言えるでしょう。

逆に、自分の能力に比べて求められるレベルが低すぎると感じた場合も、危険です。

成長できず、キャリアが止まる可能性もあります。

また、ヘッドハンティングされると調子に乗る人もいるけど…ダメ絶対! 鼻を伸ばし天狗になっていると冷静な判断ができません。

まずは落ち着くんだ…素数を数えて落ち着くんだ…。

3.もし転職するとしたら…を前提に比較しよう

それまでは特に転職を意識していなかったが、取引先にヘッドハンティングされたから転職を意識したという人はかなり多いと思います。

そういう人に言いたいのは、「取引先に転職するか」「残るか」の二択で考えないで欲しいということです。

転職するという前提でヘッドハンティングされたということを受け止めて、実際に求人をチェックしてみてください。取引先よりも、もっと条件が良い求人があるかどうかを比較して調べるんです。

転職エージェントを利用すると、条件が良い求人がたくさん得られます。さらには、その求人に応募したとして内定を得られる可能性がどれだけあるかも、知ることができる。自分の転職市場価値も客観的に教えてくれます。

そうして自分の市場価値を把握したうえで、取引先に転職することが最適なのかを考えてみてください。

他に最適な求人があると感じるなら、そこに転職することも考えましょう。

足元を見て、本来得られる待遇より低くヘッドハンティングする会社も中にはあるんですよ。ヘッドハンティングされると普通は舞い上がります。だから、その待遇が妥当であるかどうかに気づきにくいんです。

冷静に客観的に比較検討しましょう!

ここまで紹介してきた3点をしっかり踏まえて、話を受けるか断るかを決めてみてください。そうすれば後悔も失敗もせず、むしろ自分の人生を大きく成功に近づけられると思います。

自分にとって本当に良い話かどうか、自分だけでは見極められないなら転職エージェントに相談しましょう。

とにかく、慎重に! それが一番大事。

僕は、転職エージェントを10社くらい使いました。 使いすぎだろうと言われそうですが、確 […]

色々見極めたうえで断りたい人へ、ヘッドハンティングの断り方を解説

先ほど語った注意点をもとに色々確認したり比較検討したりして、「受けよう」と思ったならそれで良いと思います。

ただ、「断ろう」と思ったなら今後も取引する相手かもしれないので、後味が悪くならないようスマートに断る必要がありますよね。別の会社に転職するから取引することはなくなったとしても、角を立てるのは良くありません。

断るときには、取引先企業の批判や悪口ととらえられるようなことは絶対に言わないこと。

たとえば、「比較した結果」を伝えるのは避けてください。「今の会社のほうが良いので」「他にもっと良い会社があったので」と言うと、角が立ちます。

もう少しオブラートに包んだ表現を心がけましょう。今の会社に留まるのなら、「今の会社に恩義があるので…」と言っておくと平和的です。他の企業に転職を考えているなら「自分の力で見つけないと意味がないと思うので」などの理由が、良いと思います。

あとは、メールか電話で伝えるほうが簡潔で良いのではないでしょうか。

以上がヘッドハンティングの断り方です。

取引先からの転職の誘い、受けるときも断るときも慎重にが大事ですよ。