某コンビニの店長が漏らした名言を紹介します。

「このままじゃ、俺が24時間営業だよ」

一時期話題になった求人のうたい文句ですよね。コンビニの正社員が置かれている状況は過酷だと言いますが、店長ともなると過酷も極まります。

世のコンビニ店長たちは、毎日毎日激務で、精神的な重圧も大きく、心身ともに削りまくっていることでしょう。

24時間コンビニエンス、便利な裏に店長の血と汗と涙あり。

そんな店長の仕事を辞めたいと思っている人に、僕は転職を勧めます。

このページでは、よくある悩みを分析しつつ、おすすめの転職先などを紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

コンビニ店長の辛さ…

仕事を辞めたいと思うこと自体は当然と言いきれることではありませんが、コンビニ店長を辞めたいと思うことは当然だと言い切れるんじゃないでしょうか。僕もよくコンビニを利用しますが、傍から見ているだけでも大変そうですからね。

見ているだけで大変ということは、実際に仕事をしている当事者はその何倍も大変ということです。

客に見える苦労と、見えない苦労がありますから。

激務であることは客から見ても明らかですが、経営の苦労や本部からのプレッシャーなどに関しては客から見てもわかりません。ただし、コンビニの経営はとても大変だと思います。

弁当・おにぎり・パンといった賞味期限の短い商品は、売れ残ったら廃棄ですよね。廃棄になってしまったら、その商品の原価の8割程度を店が負担することになります。廃棄を出さないようにしたらいいんじゃないかと思いきや、そうなるとお店が品薄になり、客の欲しい商品が欠品する可能性がある。

欲しい商品が売り切れていると品揃えが悪いという評価を受け、客足が遠のき、結果売り上げは下がります。

だから、結局廃棄を出さないのは無理という結論になり、毎月毎月何十万円もの廃棄商品の原価を負担することになるんです。出来るだけ廃棄を減らしながら、品薄にならないバランスを常に探らないといけないのが、コンビニ店長の辛いところですよね。

また、本部から課せられる売り上げノルマなどのプレッシャーが常に付きまとい、心が休まりません。

アルバイトが少ない時間帯は店長が穴埋めをし、アルバイトが思うように集まらないと店長の勤務時間が長くなる…。毎日毎日仕事が多くて、仕事時間も長くて、バイトの教育もしないといけなくて…激務&激務!

こんな仕事を続けていると、心身ともに疲弊していくのは目に見えています。

だから、コンビニ店長を辞めたいと思うのは当然、必然なんです。

辞めても、誰も文句は言えませんよ。

辞めたくても辞められないときの対処法

コンビニ店長が辞めることを決意して、本部に「辞めます!」と宣言、これで転職できるぞと思いきや――。

「店長が辞めるなんて…」
「責任は無いのかね?」

なんて言われて引き止められるということが、よくあります。「店長」つまり店のトップという肩書きのため、責任問題を問われるんですよね。理屈としてはわからなくはないんですが、自身がオーナーの店でない限り、店長は雇われ店長です。

店長には責任があるけど、辞めていい権利もある。

店長がいなくなった後の穴埋めをするのは、雇い主である本部の仕事です。

「責任」というならば、本部は自分を雇った責任を取れっていう話ですよね。辞めていく自分を雇ったのはあなた方、その責任を取って穴埋め頑張ってください。ただ、それだけの話です。引き止められることはありますが、そんなことは気にせず辞めてやりましょう。

ポイントは、退職願を出して引き止められたら、退職届を出してやることです。

退職願は「辞めさせてくださいよー」という懇願ですが、退職届は「辞めてやりますよ」という覚悟を示すもの。その二つの違いは大きく、退職願で引き止められたとしても、退職届で引き止められることは少ないです。

コンビニ店長としての経験をアピールできる転職先はいろいろある

コンビニ店長が転職をする際、元コンビニ店長としてアピールできるものはなんでしょうか。パッと思い浮かぶものであれば、こういう能力と経験がありますよね。

  • 販売員としての実績と経験
  • 店長としての経営力、マネジメント力
  • 新人教育の経験と、バイトを雇う側としての人事の経験

以上の能力と経験があれば、こういう仕事ができると考えられます。

  • 営業
  • 販売
  • 接客業やサービス業
  • マーケティング
  • 人事

これから選べる道は、案外多いですよね。やるじゃないですか、元店長。

営業は、この中でも特に転職しやすいと思いますよ。販売員としての経験も活かせて、何をどう売るのかというマネジメント力も活かすことができます。

それでいてコンビニ店長の悩みの種である「休めない」「激務」などの様々なマイナス要素を切り離すことが可能です。

ブラック企業に引っかからなければ、ですけどね。

そこは転職エージェントを頼って企業の実態を教えてもらうなどして、引っかかる可能性を少しでも低くすると良いでしょう。

問題なのは、アピール方法です。

お店のポップを考えていたときのように、自分自身の能力や経験をキャッチーにマネジメントしましょう。出来るだけ簡潔に、そしてわかりやすく伝えたいことを伝えるんです。一番手っ取り早いのは、商品を売るためにどんな工夫をしたのかなどの実体験を伝えることですね。

エピソード形式で語れば、簡潔でわかりやすく伝えられます。

その他、自分にキャッチコピーを付けてみるのも良いかもしれません。

コンビニ店長からの転職を考えている人へ

僕からの転職アドバイスは出尽くした感じがありますが、最後にコンビニ店長が仕事を辞めて辿りがちな選択肢を紹介しましょう。

スーパーの店員です。

コンビニ店長の販売員としての経験、レジ打ちや品出しの経験などを一番発揮できる場所と言えば、スーパーですからね。「転職先どうしようかなあ…お、スーパーあるやん!」と真っ先にスーパーが思い浮かぶのも無理からぬ話です。

ただ、僕から言わしてみれば安直すぎる。

確かに、コンビニ店長よりは休めるし、残業も少ないかもしれません。

それでも言わせてください。

休みが増えるけど、土日休みではなく不規則な生活は続きます。コンビニ店長よりも給料が大幅に下がる。プライベートを充実させたかったけど、結局時間が増えただけで前より充実していない…なんていうことにもなりかねません。

俺は大丈夫だと言い切れるなら、スーパーも良いでしょう。スーパーの店員も立派な仕事ですからね。

けれども、言い切れない人は、ちょっと待った。

先述したように、コンビニ店長から選べる道はたくさんあります。

一般企業の営業職や人事が出来る可能性だってあるし、土日休みで固定給で仕事もプライベートも大幅に充実させられる可能性だってあるんです。

だから、よく考えてから転職しましょう。

元・店長だからこそ、慎重になるべきなんです。

店長としてコンビニ店の一店舗の頂点に立った男が、今後進むべき道のプランを、しっかり練りましょう。