対人恐怖症(社交不安症)で仕事が続かない…
「この仕事なら大丈夫そう!」と思って転職しても、思ったより人と関わる機会が多くて、結局は辞めたい気持ちが生まれてしまう…
SNSなどで調査してみると、このような悩みを抱えている人が多いことがわかりました。
「誰とも関わらずに済む仕事」ってほとんど無いんですよね。
だから、自分の中でどこかに折り合いをつけて仕事を選ぶわけですが、それでも長く続かない。
そういう人は「人と関わる機会が少ない仕事を探す」という点だけに注力するのではなく、「自身の対人恐怖の発症原因」についてもしっかり考えながら転職先探しを進めることが大切だと思います。
今回は、その辺りを踏まえた転職活動のポイントと、対人恐怖症(社交不安症)の人に向いてる仕事を紹介します。
ぜひ参考にしてみてください!
対人恐怖症の原因を探りながら転職先を考えよう
仕事が続かないのは、対人恐怖症である自分とうまく向き合えていない可能性があります。
対人恐怖症の発症原因は、育ってきた環境・人間関係のトラウマ・強いストレス・遺伝的要因などだと言われています。
そういった原因の中から自分自身の対人恐怖症の原因を探ることにより、仕事の選び方/仕事との付き合い方が見えてくると思います。
たとえば、特定のストレスが原因であればそれを回避するように職場を選べばいいし、トラウマが想起されるトリガーを分析してそれを避ける行動を取ればいいということです。
また、認知行動療法や薬物療法という治療方法もあり、通院してそのような治療法を取ることも考えると良いでしょう。
このように、自身の対人恐怖症の原因を理解し、具体的な治療も考えたうえで、じっくり転職先を考えていくことが大切だと思います。
対人恐怖症の人に向いてる仕事
「人と関わる機会が少ない」もしくは「ほぼ同じ人としか関わらない」という観点で、対人恐怖症の人に向いてる仕事をリストアップしてみました。
転職先選びの参考にしてみてください!
施設警備
施設警備の仕事は主に、施設の巡回と施設への入館受付・カギの開錠施錠です。
商業施設の場合は、各店舗スタッフの手伝いに駆り出されたり、お客様の案内をしたりするなど完全に人と関わらない仕事ではないかもしれません。
しかし、オフィスビルの場合は仕事内容はモニターによるチェックがメインとなり、人と会う機会はかなり少ないです。
商業施設の場合も、夜勤なら人に会うことがないので比較的楽。
給料は日勤だけなら手取り16~18万円程度、夜勤ありなら手取り25万円前後になります。
清掃の仕事
オフィス・店舗・病院の清掃をする場合は、単独作業であるケースが多いです。清掃道具を積んだワゴンを運びながらフロアや窓などの清掃をし、ごみを捨てることが基本的な仕事内容となります。
ホテルの客室清掃の場合は、部屋数の多いホテルならチームで仕事を行うことが多いです。限られた時間内でたくさんの部屋を掃除しなければならないため、1部屋あたりのクオリティを下げずに作業効率を上げるためチームを組むんですよ。
ただし、作業自体は分担してそれぞれが淡々とこなしているため、対人恐怖症が足かせになることはありません。
給料は手取り20万円前後の求人が多いものの、大手企業の清掃業者なら手取り25万円を超えて年収が300~400万円になることもあります。
工場ライン作業
工場は閉じられた空間だから人間関係が濃い傾向があるものの、その輪から外れたとしても特に問題なく働くことができるため、気楽です。数多の工場を渡り歩いている知人が言うには、イジメなどもほとんどないとのこと。
工場ライン作業の仕事は、ラインで流れてくる部品に機械を使って新しい部品を付けたり、加工をしたりすることです。
年収は300万円スタート、2年目・3年目には400万円・500万円も見込めるので警備や清掃では給料が物足りないと感じる人にもオススメですよ。
トラック運転手
宅配のドライバーは人と関わることが多く、クレーム対応などもあるので対人恐怖症の原因や症状のタイプによっては向いていない人もいると思います。
宅配以外の長距離トラック運転手であれば、淡々と走って淡々と荷物を届けるだけの場合がほとんどです。研修中は先輩と一緒に乗り込むことがありますが、研修後は集荷と荷下ろし以外一人きりだし、そのときですら人と会話するのは最低限のみ。
長距離トラックなら手取りでも30万円を超えることがあり、年収はゆうに400万円を超えます。
プログラマー
プログラマーは、自分に割り振られた役割をコツコツと全うし続ける仕事です。複数案件を抱え、自分に任せられた部分を終わらせれば、すぐ違う案件の作業に移ります。その都合上、頻繁にチームが集まって会議をすることもなく、「この案件の作業終わりました」「修正お願いします」という淡々としたやり取りが多いです。
また、在宅ワーク可能な求人を探すことにより、人と関わる頻度をさらに減らすことができます。
ECサイト運営
ECサイトというのは、Webサイト上の通販サービスなどのことを指します。メーカーが自社製品を売るためにサイト運営を行うケースもあるんですが、オススメしたいのはメーカーではなく、海外から独自に商品を仕入れて楽天などで売る「ECサイト運営会社」の方です。
少人数体制で運営している会社が多く、一人ひとりへの配慮が行き届きやすいのが魅力なんですよ。
仕事内容は、購入者へのメール対応、商品発注・梱包・発送、サイト更新、事務作業となっています。購入者とのやり取りはメールのみで行う会社が多く、集荷のときの対応は他の人にやってもらうことにより職場の人以外と関わることがなくなるんです。
対人恐怖症の人はどうやって求人を探せばいいのか?おすすめの方法は…
対人恐怖症が原因で今の仕事を辞めたい人は、自分の症状との付き合い方を探り治療の道を進みながら、対人恐怖症に向いてる仕事を探せばいい。やりたい仕事がある人は、治療してその仕事に挑戦する体制が万全になってからその仕事への道を進めばいい。
しかし、それでも不安要素があるだろうし、対人恐怖症に向いてる仕事の中から「自分に向いてる仕事」を探すのは案外大変です。
そこで、活用したいのが転職エージェントです。
転職エージェントに登録すると、キャリアアドバイザーという転職支援のプロが担当者に付きます。対人恐怖症のために対面したくないのなら、メール対応もしてくれます。
その人に転職への不安要素を相談したり、自分に向いてる仕事探しを手伝って貰ったりすることにより、転職成功にグッと近づくはずです。
転職エージェントについては、コチラの記事↓で詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてください!おすすめです!
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
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