校正の仕事は達成感が大きいですが、プレッシャーも大きいですよね。

迫ってくる締め切り。品質事故を起こせない精神的ストレス。眼精疲労。

校正者を辞めたい、と考えている人もいるでしょう。

今回は、校正者の仕事の悩みを分析しながら、転職や独立の道を考察していきます。おすすめの転職先も考えてみました。

ぜひ参考にしてみて下さい!

校正者が仕事を辞めたくなる理由

  • 肩こりや視力低下など身体の悩み
  • 締め切りに追われ続けるプレッシャー
  • 品質事故による精神的ダメージ
  • 品質事故防止のプレッシャー
  • 給料が低い
  • 校正者の将来性や今後の人生に対する不安

校正者は目を酷使する仕事です。

ゲラと校正刷りとを照らし合わせて修正箇所を探していく作業をしていると、資料や液晶と常時にらめっこしている状態になり、目に負担がかかります。

ネットには「毎日目を真っ赤にしながら働いている」という投稿もあるくらいです。

身体の悩みだけでなく、精神的なストレスによる悩みも校正者にはつきものですよね。

常に締め切りに追われて急がなければなりません。だけど、急ぎ過ぎて品質事故を起こしてしまえば元も子もないんです。丁寧に素早く、品質事故を起こさないように仕事をすることが求められます。

急ぎながら丁寧に、というプレッシャーに常にさらされながら働くのは辛いですよね。

また、校正者は給料が低い仕事です。

校正者の年収相場は300万円前後。アルバイト・パートの時給は900~1200円前後。

中には校正の仕事だけでは生活していけない人もいるのではないでしょうか。

校正者の給料の低さに今後の人生が心配になりますよね。

「今後」ということで言えば、校正者の将来性を心配する声もネット上には挙がっています。

これらの悩みを解決する方法を次章から紹介しましょう。

校正者としての給料を上げるには?

給料を上げたり将来性を確保したりするには、校正・校閲・編集全てを担当することが必要不可欠です。

まず、給料について説明しましょう。

ネット上で校正の仕事の求人を検索すると、400万円以上・500万円以上と比較的高い給料を提示している求人が見つかります。

その求人の募集要項を見ると、高年収を提示する求人先企業のほとんどが「校正・校閲・編集を行える人材を欲している」ことがわかるんです。

校正のみを行う校正者としてではなく、マルチな人材として活躍できなければ高年収は期待できません。

また、校正者の将来性に不安があるという人がよく語るのが「AI化」です。

校正は文字の正誤を見る、規則性のある仕事ですからね。規則性がある仕事はAIの得意分野ということで、今後、「校正」に関してはAI化される可能性があるでしょう。

逆に、「校閲」は文章の内容を読み込んで理解しなければならない不規則な仕事のため、完全にAI化することは難しいです。

これからのことから、校正だけを行う校正者の需要は今後減っていく可能性があります。

一方で、校正・校閲・編集を担うことのできる人材の需要は増えていくでしょう。

今後も校正の仕事を続けたいなら、校閲も編集もできるようになる必要があるのではないでしょうか。

そして、校閲のスキルも伸ばせる職場への転職もするべきではないでしょうか。

フリーランスの校正者になるのってどうなの?

フリーランスの校正者になると「実力と営業力次第では正社員よりも稼げる」というメリットがあるんです。

適度に休憩を挟めば眼精疲労もマシになるかもしれません。締め切りに追われるプレッシャーも、うまくスケジュール調整をすれば緩和されるでしょう。

しかし、独立後に依頼をくれそうな会社とのパイプが無いと独立して食べていくのは厳しいです。

校正は単価があまり高くないため、月に数十万円を稼ごうとすると複数の会社と契約する必要があります。

ただ、業務委託募集を自社サイトなどで行っている会社は決して多くはありません。そして、直接の業務委託契約で募集をしているのは大手が多いんですよ。

大手の業務委託募集は競争率が高く、依頼を受けるのは難しいです。

企業とのつながりがなければクラウドソーシングサイトなどで稼ぐのが主流になると考えられます。

クラウドソーシングサイトの大手・クラウドワークスの単価相場は、1記事あたり数百円から2000円程度です。

これをメインにして稼ぐには、あまりに単価が低いんですよね。

そのため独立後しばらくは依頼に困らないようなパイプがなければ、稼げずに苦労する可能性が高いです。

校正者ならではの悩みを軽減できる可能性はあるものの、独立後に仕事をくれそうな会社との繋がりがなければ独立は選択肢から除外したほうが良いでしょう。

校正者を辞めたい人におすすめの転職先候補

「校正者の仕事は自分に向いてないみたいだ」
「校正者の仕事にしがみつくつもりはない」
「今より仕事が楽になるなら異業種に転職したって構わない」

そんな人にはどんな転職先が適しているのか考えてみました。

ここで紹介するのはあくまでも一例です。転職をイメージするための資料として参考にしてみて下さい。

ライター

ライターは文章を書いて終わりの仕事ではありません。自分の文章を読み直して誤字脱字が無いか確認したり、修正したりする必要があります。

そのため、校正者としての校正経験と能力を存分に活かせるんです。もちろん、校閲まで行っていた人は校閲経験も活かせます。

文章力に自信がある方にはおすすめの働き方です。フリーライターという道もありますが、安定性を考えると正社員ライターを目指すのが無難でしょう。

プログラマー

プログラマーは、校正者として培った「間違いを見つける観察力」と「間違いを正していく根気の強さ」を活かせる仕事なんです。

プログラマーは自身で書いたプログラムを実行し、致命的なエラーが出なくなるまで修正しなければなりません。エラーが検出されたときには注意深くプログラムを観察し、修正箇所を見つける必要があります。

そして、エラーが出なくなるまで粘り強く修正を繰り返すんです。

校正者もゲラと校正刷りを照らし合わせて間違いを無くしていく、観察力と根気強さが求められる仕事ですよね。時には再校にも修正が見つかることがありますし、再再校にもまた修正が見つかることがありますから。

だから、プログラマーは校正者の間違いを見つける観察力と、根気の強さを活かせる仕事なんです。

経理

経理に間違いは許されません。

一人の経理が数字をひとつ間違えるだけで、職場の経理が総出でミスを見つけなければならなくなりますからね。そしてそれを修正していかなければならなくなり、大きな時間的損失を生んでしまいます。

経理には間違いが無いように、正確性の高い丁寧な仕事が要求されるんです。

校正は「間違いを訂正していく」仕事ですが、正確性の高い丁寧な仕事が要求されるという点では経理と同じではないでしょうか。

これは、転職活動において「良いアピールポイント」になること間違いなしです。