あなたが本当に楽しく続けられる仕事は、他にあるかもしれない。

好きな仕事のはずなのに、辞めたい気持ちが強くなると辛いですよね。もう、どうしていいのかわからなくなることもあるでしょう。

僕が思うに、好きな仕事のはずなのに辞めたいという人の多くは、今の仕事よりも長く続けられる仕事があるはずなんです。

好きな仕事を辞めたくなった理由を整理しよう

1.心の余裕が無くなっている

仕事には、責任とプレッシャーがあります。

たとえば、好きなことを仕事にしたとしても、仕事としての責任とプレッシャーに押しつぶされるてしまうことがあるんです。趣味としてその分野にかかわるときには、そんなものありませんでしたからね。

また、好きなことを仕事にしたわけでなく、仕事を始めてから好きになったパターンでも同じことが起こる可能性があります。

仕事を続けていけばいくほど、求められる責任も、かけられるプレッシャーも大きくなりますからね。

そういうことが原因になり、心に余裕が無くなるんです。

楽しいことを楽しいと感じるのには、心の余裕が必要です。

落ち込んでいるときに趣味に興じても、なんだか楽しくない。そんなことを経験したことがありませんか? そのときと同じようなことが、もっと高いレベルで起きるんです。

そして、心の余裕が無くなるにつれて、だんだん仕事が怖くなります。

結果、好きで始めた仕事でも、辞めたくなるというわけです。

心の余裕が無いまま働き続けると、不眠症やうつ病を引き起こす可能性があります。転職をするなら、早いうちが良いですよ。

2.消費者と提供者の違い

消費者として好きなのと、提供者として好きなのとは違います。

その違いから、好きな仕事を辞めたくなることがあるんです。

「出されたものはなんでも食べる! 絶対完食するぜ!」
「毎週末うまいもん食いに行くために生きている!」

そう豪語するほど食べるのが好きな人が、料理が好きとは限りませんよね。料理が好きな人なら、料理人になって幸せになれる可能性があります。

ただ、食べるのが好きな人が料理人になっても、幸せになれるとは限らないわけです。

自分が好きなのは消費者としてなのか、提供者としてなのか。

そこをはき違えて就職してしまったため、好きな仕事のはずが辞めたい気持ちが強くなるわけです。

僕から言わせてみれば、そういう人が選んだのは、そもそも「好きな仕事」ではなかったというだけなんですけどね。

3.好きだけど得意じゃない

好きだけど得意じゃないことを仕事にすると、嫌いになりやすいです。

好きな仕事だからといくら努力しても、大した成果が出ませんから。

成果が出ないことで、仕事のプレッシャーはより大きくなります。先輩や上司からは「どうしてお前はこうダメなんだ!」と怒られる。だんだんと、「自分の存在」や「自分の好きという気持ち」が常に否定されているような感覚になってしまう。

結果、辞めたいと感じるようになるんです。

僕が思うに、このパターンが一番辛く、悲惨。

下手に続けすぎて辞めにくくなる前に、辞めた方が良いと思いますよ。

4.労働環境や待遇が悪い

労働環境や待遇が悪いと、好きな仕事でも続けられなくなります。

いくら好きなことだったとしても、残業ばかりでは体力がもちませんよね。嫌な上司がいれば、仕事を楽しむ余裕なんてなくなります。同僚との人間関係が険悪だと、仕事に集中できなくなり、仕事自体も嫌いになりかねません。

そして、待遇が悪ければ生活が苦しくなり、仕事として続けることが難しくなるでしょう。

ただ、労働環境と待遇の問題だけなら、悪い部分を改善すれば今の仕事を続けられます。

もちろん、職種によっては「全体的に残業が多い」「全体的に給料が低い」傾向があるでしょう。

とはいえ、会社による違いが無いわけではありませんよね。その傾向がある中で、比較的労働環境と待遇が良い会社を見つけることができるのではないでしょうか。

そのために、まず自分がどんな労働環境や待遇を求めているのかを考えてください。次に、それに合う求人を探します。

このとき、求人に記載されている内容すべてを鵜呑みにしてはいけません。

疑ってかかり、面接時にしっかりと確認しておくことが大切です。求人には嘘を書いても、面接だと真実に近いことを言う会社が多いんですよ。このときに大きな嘘を吐くと、後でトラブルになる危険がありますからね。

そして、あなたの希望に合わない会社は、条件の確認をされた時点であなたを落とします。

以上の段階を踏めば、労働環境と待遇が良い会社を見つけやすくなるんです。

本当に続けられる仕事を探そう

1.好きなことは趣味に、得意なことを仕事に。

本当に続けられる仕事とは、自分の得意な仕事です。

僕がそう思う理由は二つあります。

一つ目は、自分の中にある得意と仕事との結びつきが、わかりやすいということです。

自分は何が得意なのかということさえ把握しておけば、あとは自然と仕事と結びついてくれます。興味がある仕事を探し、その仕事に求められる能力を調べるだけで「これは得意な仕事」ということがわかりますから。

二つ目は、得意なことは小さな苦労で大きな成果が手に入ることです。

苦労が少ない分、得意なことを仕事にすると「辛い」と感じることが減ります。その上、成果を出すことができるため、給料も立場も上がりやすいんです。

結果、好きなことを仕事にするよりも、得意なことを仕事にするほうが楽しくなってきます。

つまり、好きなことは趣味として楽しみ、得意なことを仕事にすると公私ともに楽しく幸せになれるということですね。

2.自分の得意を探す方法

まず、自分が過去に経験した成功体験を思いつく限り挙げてみてください。プライベートも仕事も両方です。どれだけ過去にさかのぼっても構いません。

ここでは例として、Aくんに登場してもらいましょう。

Aくんは「大学の学園祭で過去最高の売り上げを達成した」ことが思い浮かびました。

次に、この成功体験から、自分の得意なことを導き出すために自問自答をするんです。

Aくんが自分に問うた内容は、次の通りでした。

  • Q1「自分はどのように売り上げに貢献したのか」
  • Q2「どのような苦労があり、どうやってそれを乗り越えたのか」
  • Q3「楽だったこと、スムーズに進んだことはあるか」

そして、Aくんの答えは、こうでした。

  • A1「売り子として貢献した。自分が売り子をした時間帯の売上が一番良かったのだ」
  • A2「調理は最初苦労したが、効率の良い切り方を調べたら苦労は軽減された」
  • A3「メニューのアイデア出しはスムーズだった」

以上から、Aくんは「接客と販売が得意」「効率化が得意」「調べるのが得意」「アイデアを出すのが得意」ということがわかります。

ひとつの成功体験だけでも、自問自答していけばこれだけの「得意」が見つかるんです。

この方法を実践すれば、あなたの得意なことは必ず見つかりますよ。

3.リサーチを徹底すれば好きなことを仕事にしやすい

好きな仕事よりも得意な仕事の方が続けやすいと語りました。

ただ、好きなことを仕事にすると絶対に続けられなくなるというわけではありません。

問題なのは「好きなことに関する仕事」を良く調べもせずに目指すことなんです。結果、趣味と仕事の違いに悩まされたり、消費者と提供者の違いに悩まされたりするんですよ。

趣味と仕事の違いとは、責任・プレッシャーの問題や、業務内容と趣味として行う内容とのかい離などを意味します。

たとえば、ヨガが趣味だとしましょう。ヨガは1時間くらいのレッスンを受けることで、自律神経を整えることができますよね。とても気持ちがいいことでしょう。

だけど、ヨガを仕事にすると、そのレッスンを1日に何度も行うことになるんです。

結果、体力的にしんどくなったり、かえって自律神経が乱れたりします。

これが、業務内容と趣味として行う内容とのかい離です。

こういう違いをしっかりとリサーチして、それでも「この仕事がやりたい」と思えるのなら、それは本当に続けられる仕事になり得ます。

つまり、本当に続けられる仕事は自分のことを徹底的に見つめ直したり、好きな仕事を徹底的に調べ上げたりすることで見つかるということです。