スポーツジムやスポーツクラブに勤務し、客の指導やサポートを行うスポーツインストラクター。
「自分の得意分野や好きなことを仕事にしている」というイメージが強い職業ですが、ネットで調べてみると皆が順風満帆に働いているわけではないようです。
この記事では、スポーツインストラクターを辞めたいと考え始めた人に、転職の考え方やおすすめの転職先などをお伝えします。1人の転職経験者の意見として参考にしてもらえたら嬉しいです!
スポーツインストラクターの本音。辞めたい理由で多いのは?
- 休みが不定期で不安定
- 給料に不満がある
- 勤務体系がスーパーストロングハード
- モンスターカスタマー
- 勤務時間外の研修が辛い
転職に具体的に考える前に、まずは自分自身の悩みがどこにあるのかを自覚するところから始めましょう。そこから、どういう転職先を選ぶべきなのかや、どういう対策を取るべきなのかがわかります。
スポーツインストラクターによくある悩みが、上記の通り。
まず、シフト制を導入している職場がほとんどなので、休みは当然のように不定期になるんですよね。しかも誰かが穴を開けたシフトを埋めないといけないし、社員は何かと休日出勤させられて不安定になります。
そのうえ勤務体系が超ハード。
「私の睡眠時間は平均3時間ほどでした」という声もあるほどです。そもそもの勤務時間が長いのに加えて残業があったり、勤務時間外の研修があったりしてなかなか自分の時間がありません。
スポーツインストラクターは体力の限界が来てもカラータイマーは鳴りませんし、ホイッスルも鳴りません。
そのうえモンスターカスタマーまで襲来。 「私の体はボロボロだ!」と叫びたくなるのをぐっとこらえて給料日… でも給料がそもそも高くないんですよね。仕事の忙しさや苦労と比べれば、かなり低く感じてしまいます。
精神的&身体的に追い詰められてうつ病になってしまったという報告も、ネットにはあがっています。
【選択肢1】運営サイドにまわれるまで我慢
正社員のスポーツインストラクターは、将来的に運営サイドにまわることを期待されている可能性が高いです。年をとるとインストラクターとして現場に立つのは限界があるだろうと考えられていますからね。
なので、もし、今の職場で将来的に運営サイドに回れる可能性があるなら、今は転職をぐっと堪えるのもありかもしれません。
日頃から、運営サイドに早くから回りたいという意思を積極的に示し、積極的に学ぶ機会に参加し、仕事を頑張る。そうして若くして運営サイドに回ることができたなら、今の業界にいたまま給料体系や給料などの悩みを解消できるかもしれません。
もちろん、運営サイドならではの仕事の悩みや大変さもあると思うので、その辺りは事前にしっかり把握しておきましょう。
【選択肢2】フリーになって完全独立
勤務形態・給料・忙しさ・休日の不安定さなどなど…さまざまな悩みを、転職しないで解消できる可能性がある方法が「フリー」になることです。
まずは、パーソナルトレーナーの資格を取得したり、そのほかスポーツ・運動の指導に関する資格を取得したりすることによって信頼度を高める。
そして、独立するということを今の会員さんに伝えて宣伝活動を行いながらフリーになる準備を整え、独立。SNSやYoutubeを駆使することで、さらに宣伝効果が高まります。
フリーなら休日もどれだけ働くかも自分で決められるし、うまくいけば今よりもずっと多く稼げます。リスクはあるものの挑戦する価値はあると思います。
【選択肢3】スポーツインストラクターから転職
スポーツインストラクターから別の仕事に転職するなら、今までの経験やスキルを活かしつつ、悩みを解消できる転職先がいいですよね。
例えば、スポーツインストラクターに備わっている経験やスキルには以下のようなものがあります。
- 営業活動の経験
- 人に何かをアドバイス・指導するという経験
- コミュニケーション能力
- 体力
- 運動・スポーツ・筋トレに関する知識と経験
まず、スポーツインストラクターとしての営業経験がありますよね。人にアドバイスや指導をする経験を職業レベルで持っているというのは、かなり貴重です。ここを活かす方向で考えれば、自分の待遇や働き方をもっと良くできると思います。
コミュ力はどんな仕事でも役立つし、体力も汎用性が高い。
運動・スポーツ・筋トレに関する知識や経験に関しては、「実際にそれを行う人」としてのものと「指導者として」のものとが合わさり最強に見えます。
自分の悩みを解消することももちろんですが、それは職場選びでも解決できる問題が結構多いです。仕事選びはなるべく、自分の能力・経験・スキルに合うという基準で行ったほうが良いと思いますよ。
例えばこんな仕事!おすすめ転職先候補を紹介
- ホテルフロント
- ホテルコンシェルジュ
- 営業職
- 栄養士
- サービス業全般
ホテルフロント。
コミュニケーション能力、気配りが非常に大事な仕事です。インストラクターとして「相手のレベルに合わせた指導をする」などの気配りをしてきた人にとって、適正があると言えるでしょう。
ホテルはフロント制のところが多いものの、時間外の研修などはあまりありません。
モンスターカスタマーに関しては、客層が比較的良いところを選ぶことで解決可能です。
ホテルコンシェルジュ。
ホテルのさまざまなサービスの受付を行ったり、近隣の観光情報を案内したり、レストランの手配をしたりとさまざまな仕事を行う職種です。フロント以上に気配りが必要とされますし、見方によっては人にオススメ=アドバイスをする仕事とも取れます。
スポーツインストラクターとしての強みをアピールすれば、通常は難易度が高めのコンシェルジュへの道も開けるのではないでしょうか。
営業職。
スポーツインストラクターの営業活動の経験を活かせます。営業職はそもそも未経験転職しやし仕事として有名ですし、求人も多いです。さまざまな待遇を提案する会社があるので、求人選びをしっかりすれば今抱えている悩みを軒並み解消することも考えられます。
栄養士。
スポーツトレーナーにも肉体作りの観点から栄養に対する知識と理解があると思うので、そこを突き詰めて栄養士の資格を取得するのも面白いと思います。
そうしたら、ジムトレーナーの経験を合わせて「ダイエット」「健康」に関する仕事ができるかもしれません。
サービス業全般。
スポーツトレーナーの仕事で培ったコミュニケーション能力を活かせば、サービス業全般で活躍できると思います。
例えば、個人的には「保険のカウンター販売」や「賃貸の仕事」なんかいいと思います。この2つの仕事は、顧客の求めているものをヒアリングする力が重要になりますから。スポーツトレーナーとしてコミュニケーションを通じてお客のニーズに応えてきた経験を活かせると思います。
…以上が僕が考えたおすすめの転職先ですが、考え方次第では他にもいろいろな選択肢があります。
スポーツインストラクターからの転職を決意した人は、広い視野を持って転職先を探していきましょう!
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
そして、数多くある転職エージェントの中で1番おすすめなのはマイナビエージェント。当ブログで150人を対象に行ったアンケート調査で評価が最も高かった転職エージェントです。
アンケート調査の詳細やその他のおすすめ転職エージェントはコチラの記事をご覧ください↓
上記のページでは、転職エージェント利用者の口コミや、転職活動を早めに始めるメリットなども紹介しています。
仕事に対して漠然とした悩みを抱えている人も動き出すきっかけが見つかるかもしれません。ぜひチェックしてみてください!