社内の人数は、働きやすさに影響します。

少人数の会社は、働きづらいですよね。人間関係の逃げ場がない。少人数だからこそ周囲に気を遣う。社長と社員の距離が近すぎる。僕が思うに、少人数の会社は天国にも地獄にもなり得るんですよ。

少人数の会社を辞めたいと考えているあなたは、その「地獄」の方に足を突っ込んでしまったわけです。

そこで、その地獄から抜け出す方法などを紹介しましょう。

少人数の会社の悩みと、それを抱え続けるリスクの話。

1.人間関係がめんどくさい

少人数の会社の人間関係は、面倒くさいですよね。

人数が多ければ、一人くらいは気が合う人がいるでしょう。なかなか周囲に馴染めないタイプの人でも、学生時代、ひとりくらいは友人がいるように。

ただ、人数が少なければ、気が合う人を見つけるのは難しくなります。ひとりもいないということにもなりかねません。

だから、周囲に馴染むのが得意じゃない人は、少人数の会社だと浮いてしまう可能性が高いです。

そして、人数が少ない分人間関係が密接になり、団結が固くなります。その団結の輪に入ることができなければ、かなり面倒なことになるんです。

たとえば、「残業を押し付けられる」「陰口をたたかれる」「イジメられる」ということになり得るのではないでしょうか。

少人数の会社の人間関係は、馴染めれば最高、浮けば悲惨というわけです。

2.有休がとりづらい

人数が少ない会社では、有給休暇を取りづらいですよね。

そもそも申請が通りづらい会社もあるし、まったく有給を取らせない会社もあるでしょう。「人数が少ないんだから協力してよ」と、申し訳なさそうに言われたりしてね。

また、有休が取れるとしても、申請が被るとどちらかが折れないといけなくなります。二人以上が一気に休むと、バックアップするのが難しいですからね。ただ、趣味のイベントなど、どうしても休みたいときに人に休みを譲らないといけないとなると…。

どうしようもなく辛い。

3.幅広い範囲の仕事をさせられる

人数が少ない会社には、部署が存在しませんよね。

そもそも部署を分ける必要が無いほど、業務が限定的な会社も中にはあるでしょう。

ただ、そうじゃない会社も多いはずです。幅広い範囲の仕事をひとりで任される。ひとりじゃなくても、誰かが気づいたときにやらないといけなくなる。

さまざまな経験が積める。それはいい。だけど、残業が増えたり、やる事が多すぎて目を回したりするのは辛いですよね。

4.社長の人格に大きく左右される

少人数の会社は、社員と社長の距離が近いです。

そのためか、社員に仕事と関係のないことを頼んでくる社長がいるんですよねえ。プライベートのお使いとか、お昼ご飯の買い出しとか。ネットで見つけた体験談の中にはこんなのもありました。

「子どものクリスマスプレゼント探してきて」

自分で買おうぜ…。

関係のないことを頼んでくる以外にも、少人数の会社の働きやすさは社長の人格に大きく左右されるんですよね。

社長の考え方が自分と合わなかったり、社長が人格的に問題がある人だったり。そうすると、仕事で無茶な要求をしてくることがあります。パワハラもセクハラも公私混同も上等、みたいな状況になることもあるでしょう。

それは、とても大きなストレスになるはずです。

結果:あなたの人生がズタボロになる

少人数の会社ならではの悩みはさまざまあり、どれも辛いですよね。

中でも特に「人間関係」の悩みを放置するリスクは、大きいです。

これは会社に限った話ではありませんが、人が少ない社会には逃げ場がありません。ほんの少し行き違いがあっただけで、大きなトラブルになる。それが職場内を一瞬で駆け巡ります。

その瞬間、あなたの周囲は全員敵になるんです。

いわゆる村八分。

それはあなたが悪くないときにも、起こり得ます。周囲から少し浮いているという時点で、村八分の対象なんです。

周りの全員が敵になった会社に居続けることにより、あなたの心はズタズタに切り裂かれます。

精神的に病んでしまいかねません。

また、こういう会社では人間関係が全てになりがち。嫌われたり浮いたりすれば、仕事にも悪影響が出ます。

やりがいのある仕事が回ってこなくなる。給料も上がらなくなる。雑用ばかりを押し付けられて残業地獄になる。

そして、あなたのキャリアが閉ざされる…。

あなたの人生の可能性すらも、ズタズタに切り裂かれてしまうんです。

そういうことになる前に、転職したほうが良いのではないでしょうか。

「辞めたいけど辞めづらい」と感じている人に伝えたいこと

1.あなたが辞めた後の会社の心配をする必要はない

あなたが、辞めた後の会社の心配をする必要はどこにもありません。

もちろん、あなたが辞めた後しばらく、社内は混乱するでしょう。あなたがそれなりの立場の人間だったなら、その後任を探さないといけません。仕事にたくさん貢献していたなら、同じく貢献度の高い人材を採用したり、育てたりしないといけなくなります。

ただ、そういう状況で苦労するからこそ、今までダメだった人が頑張るようになるかもしれません。そして、優秀な人材に育つ可能性があります。

あなたが辞めた結果、あなたより優秀な人が入ってくるかもしれない。

組織というのは、少し穴が開いたくらいでは崩壊しません。

組織の再生能力を信じましょう。

また、「自分が辞めることで仕事が物理的に回らなくなること」を心配している人もいると思います。

それは、ギリギリの人員で仕事を回していた経営者が悪いんです。人件費をケチったり、予算はあるのに採用しなかったり。そういう経営者の怠慢が招いた結果に過ぎません。

そんな経営者のもとを去れてラッキーと考えれば良いのではないでしょうか。

あらゆる意味で心配ご無用、あなたの思うままに転職をしましょう。

2.少人数の会社を円満に辞める方法

円満に会社を辞めるために大事なのは、退職理由です。

相手が「それなら仕方がないな」と納得してくれれば、円満に辞められます。

そこで、ほとんどの人が「まあ仕方がないな」と納得してくれる魔法の言葉を授けましょう。

「一身上の都合」です。

退職理由において、これほど便利な言葉はほかにありません。たったこれだけの言葉で、さまざまな意味を内包することができますからね。

家庭の事情、人間関係のトラブル、精神的な都合、肉体的な都合などなど…。

「一身上の都合」と言葉を濁らせることで、相手はその言葉の真意を想像しようとします。霧の中にゆらめく人影から、どんな人かを想像しようとするかのように。結果、先述のような事情を相手が勝手に察してくれるんです。

しかも、一身上の都合という言葉で連想する事情というのは、そのどれもが「深入りしたらまずい」と感じるようなもの。

だから、それ以上聞かず、「仕方がない」と思ってくれるのではないでしょうか。

たとえ、そんな事情が実際には存在しなかったとしても。

また、相手が「おう頑張れ」とあなたの背中を押したくなる退職理由でも、円満に辞められる可能性が高いです。

これは「キャリアアップのため」「ほかにやりたいことができたため」などの前向きな言葉なら、なんでもOK。

以上のように退職理由を工夫すれば、人数が少ない会社でも、円満に辞められますよ。

3.どうしても辞められないときには…

引き止められていて、どうしても辞められない。

そんなときに有効なのが、退職届。

退職願は「退職させてください」とお願いするだけの書類です。相手が「いいよー」と言わなければ、効果を発揮しません。

一方退職届は「辞めます」と宣言する書類です。相手が受け取った瞬間に、効果を発揮してくれます。

具体的には、「退職届を受理した14日後には退職が可能になる」んですよ。

もちろん、破り捨てられるなどして「受け取った証拠が残らない場合」は効果が失われます。

そういうときには、内容証明郵便を使いましょう。

内容証明郵便を使えば、「誰が誰宛てに、いつ、どんな内容の郵便を送ったか」を郵便局が証明してくれるんです。たとえ破り捨てられても「受理した」という記録が残ります。

また、どうしても辞めることを言い出せないという人もいるでしょう。

そういうときは、退職代行を使ってみては?

退職代行を使えば、自分から言い出すことなく、退職の意思を伝えられますよ。どうしても辞められないときには、以上のような対策を行い、意地でも辞めましょう。