モラハラ、許すまじ。

「最近はなんでもハラスメントになるねえ」だなんて、歴戦のサラリーマンは遠い目をして語ります。確かになあと思うものがある一方、個人的に特に許せないと思えるハラスメントもある。それが「セクハラ」「モラハラ」「パワハラ」の三つです。

上司や同僚からモラハラ被害にあう人が、日本にはとても多い! SNSにこだまする怨嗟の声を、加害者には聞いてみて欲しいです。

そんな職場のモラハラ被害にあっていて、辞めたいなあと思っているそこのあなた! 職場のモラハラ被害に対してどうすべきかを、一緒に考えてみませんか?

同僚からのモラハラは、案外深刻だと思う

ハラスメントは上司が部下に対して行うイメージだけど、モラハラに関しては同僚からという話も多いです。同僚からのモラハラの例としてよく挙げられるのは、職場での無視。仕事の話を振っても無視され、その結果困ったことになったら「私は聞いていません」と言われる。

実際は、言ったのに聞いていないその同僚が悪いんだけど…なぜか自分のせい。

無視以外にも「仲間外れ」とか「見下してくる」とか、「聞こえるように陰口をたたく」とか色々ありますよね。子供の頃からよくある感じ…。同僚は上下関係より横の関係であることが多いから、余計にそういった陰湿な嫌がらせが助長されるんです。

上下関係や力関係の違いがあれば、陰湿な嫌がらせではなく直接的な嫌がらせをします。ただ、同じコミュニティ内の同じ力関係の場合は間接的な嫌がらせをよくするんです。子供のいじめに「直接殴る」とか「直接ナイフで…」とかあまり聞かないのと同じ。

ただ、上下関係と力関係を利用するとパワハラ認定されるんですよね。

だから、モラハラは上司部下よりも同僚からの方が発展しやすくて案外深刻だと思うんだ。

同僚からモラハラを受けている場合、これ以上エスカレートする可能性があります。しかも直接的なものでなく、陰湿な間接的な嫌がらせという形で発展するんです。陰湿な嫌がらせは周囲に気づかれにくく、あなたは人知れず心に深い痛手を負うことになる。

そうなる前に、対処しなきゃ!

同僚からのモラハラ、どう対処する?

上司や先輩が常識人で味方になってくれそうな場合、上司や先輩に相談するという対処法が考えられます。ただ、学校のいじめと同じで「第三者が直接介入すると、余計に陰口や迫害がエスカレートする」ため、先輩や上司が直接あなたを守ってくれることはありません。

だけど、味方にはなってくれます。遠まわしにかばってくれたり、職場で気づかいをしてくれたり、時には愚痴だって聞いてくれるでしょう。同じコミュニティで困っている人がいたら、見過ごせないのが心ある人間というもんだからね。

味方が一人でもいれば、案外心強くなります。

その心強さを利用して、次の対処を行うんです!

たとえば…人事異動を願い出るとか、転職をしてしまうとか。悪いのは自分じゃないのに、自分から職場を去るのは気が引けるかと思います。ただ、そういうプライドは一旦捨てましょう。

そういうプライドは自分を不幸にするだけですから。

人事異動をしたり、転職したりするだけでモラハラ被害から脱出して元気に働ける。そう考えたら、今の職場にとどまっている意味なんてほとんどないじゃないですか。

特に、同僚からのモラハラで上司が関与していない場合は人事異動ができる可能性も大きいんです。これが上司からのモラハラだった場合、人事異動なんて聞き入れてくれませんからね。

とりあえず人事異動の申し出をしてみて、ダメそうなら転職というのがベストではないでしょうか。

上司からのモラハラはどうなのか?

モラハラがエスカレートしやすいのは同僚、モラハラがパワハラ化しやすいのが上司。

上司からモラハラ被害を受けている場合、恐らくそう遠くはないうちにパワハラ化すると思います。最初は陰湿な精神攻撃だったとしても、上司部下という力関係・上下関係を利用して心身ともに攻撃をしてくる可能性が高いです。

無理な仕事をさせられたり、同僚の前で必要以上の罵声を浴びせられたり…。パワハラとモラハラのフルコンボラッシュの応酬に、あなたの心はズタボロ雑巾です。

上司からのモラハラの厄介なところは、パワハラ化しやすいというのともう一つ――。

職場に味方を作りづらく、人事異動も出来ない。

上司からのモラハラやパワハラは、結構あからさまに行われます。上下関係があるからこそ、表立って陰湿な嫌がらせをすることが出来るわけです。だから、同僚や先輩もあなたをかばうことはできません。庇ってしまうと、今度は自分が標的になるから。

そして、人事異動も上司に申請するものなので出来ないと考えた方が良いでしょう。

上司からモラハラ被害にあっている場合、考えられる選択肢は一つだけ。

転職すること。

職場を辞めたい! どんな職場を探せばいいの?

転職をするとき、どんな職場を探せばモラハラ被害にあわなくて済むのか。

まず、モラハラはどうして発生するのでしょうか。人が人を迫害し、嫌がらせをするときというのはどういうときかを考えれば、探すべき職場の手がかりが見つかります。それはズバリ…自分の考えや思いを相手に押し付けたいときです。

モラハラの加害者になる人は、最初は他社に対して自分の価値観や意見をプッシュしまくるでしょうが、価値観が合わないと分かると、やがて価値観が合わない人を徹底的に排斥し、無視するようになります。子供のいじめも、同じような感じで発生することが多いですよね。

たとえば「私はあの子が嫌い」と誰かが言い、あなたが「私はそうでもない」と言うと、今度は「あの子」ではなくて「あなた」が陰口や嫌がらせの標的になるというようなことが、ありませんでしたか?

ただ、「自分の価値観が合わないからと他人を迫害できる」のは、モラハラ加害者の意見が通りやすい環境にある場合だけです。風通りが良くていろんな人が意見を交わす場所だと、迫害しようとしても無駄ですからね。いろんな意見が飛び交っている状況で「私が私が!」と主張しても、かき消されてしまいます。

だから、モラハラ被害にあわないためには「風通りが良い職場」を探すべきです。

風通りが良くていろんな人の意見を受け入れる会社では、モラハラは発生しません。そして、そういう職場は働いていて楽しいです。自分の意見が通る機会が多く、「自分の企画や意見を通してやろう」と仕事にも張りが生まれます。

しかし、どうやって風通りの良い職場を探すのかが問題ですよね。

僕は、転職エージェント社員による口コミサイトの両方を使うことをオススメします。

転職エージェントの担当者に、「風通りの良い職場に勤めたい」と言うとそれに対応した求人を紹介してくれますよ。「どうやってそんなの調べてるの?」と思うかもしれませんが、転職エージェントは求人先企業に対して調査を行うので、会社の気風や職場の大体の雰囲気くらいはわかります。

ただ、その求人が本当に自分に合ったものなのかを信じるのは難しいでしょう。

そこで口コミサイトの登場! 口コミサイトでは、「風通りの良さ」が頻繁に語られています。サイトによっては「風通りが良いか」というような項目があるほどですからね。紹介された求人を口コミサイトで調べれば、信ぴょう性も増すでしょう。

そうやって、自分からアレコレと調べて行動することによって、モラハラ被害から脱出!

風通りの良い職場で意気揚々と働くことが出来るという寸法ですよ。

モラハラは、決して許してはいけません。その被害を受けている職場に甘んじている自分も、許すな。思い切って行動する勇気を持ってください。職場に味方がいても、最終的に自分の身を守れるのは自分しかいないんだから。