新卒、思うがままにならないもどかしさ。ああ、思い描いた未来よ永遠なれ!
そんな風に諦めて、達観するのはまだ早いと思います。新卒入社は、部署の希望が思い通りにならないことが多いんですよね。事務希望なのに営業に回されたという話とか、よく聞くし…。
だけど、1年目から異動となると大変そうなイメージがあります。なかなか異動に踏み切れない人も多いだろうし、異動してどうなるかもわからないから不安な人が多いでしょう。
新卒1年目、異動は可能か? 不可能ならどうすればいいの? 考えてみたいと思います。
入社1年目から異動願を出しても、いいんだよ
与えられた権利だから、存分に使おう! 実際に、新卒入社してすぐ異動願を出した人は多いです。某大型掲示板にも、「うちの新人、社長に異動の直談判しに行った」というようなスレッドが立つことも4月から6月くらいの間によくあります。
上の世代は「非常識」と言うかもしれないけど、だったら就業規則に書いとけよという話なわけです。
就業規則上規制されていないのなら、法律の判断に従い行動するのが常識というもの。法律には入社1年目の異動を禁ずるという項目はひとつも無いから、非常識とののしられようと異動願を出すことは何も悪いことじゃありません。
問題になるのは、異動願が通るのかどうかです。
異動願は通らない可能性が高いけど、とりあえず出そう
その職場に居続けるなら、異動願を出すことにはリスクもあります。通れば、その職場と離れることになるから問題ないけど、通らなければ「1年目すぐに異動願だした奴」として悪印象を持たれることになるんです。
だけど、とりあえず出そう。
新卒入社1年目は通らない可能性が高いと思うけど、とりあえず出そう。
細かいことは異動願を出してから考えればいい。通るか通らないかは会社にもよるし、あなたの状況にもよるわけだから、出してみないとわかりません。パンドラの箱は開けないと何があるかわからないから、とりあえず開けてから考えよう。
今はダメだったとしても、将来的に異動可能になることもあります。
異動願を一度出していれば、人事もそれを意識してくれるようになりますからね。「あの人は異動したがっている」というデータが残るわけだから、希望部署の人員が足りなくなったとき補填として異動になることも考えられる。
だから、ゴチャゴチャと考える前に異動の相談をしにいきましょう!
行けばわかるさ。
可能性がどれだけあるか、どうしても知りたい方へ
とりあえず異動願を出してみないと正確なことはわかりませんが、異動の可能性がどれくらいあるかの目安くらいは知れますよ。自分が配属された部署から自分が希望する部署に異動した人が、過去にどれだけいるのかを調べましょう。
組織というのは「先例」の有無によって、大きく考え方を変えます。
先例がひとつあるだけでも、あなたの異動願が受け入れられやすくなるんです。逆に、先例が全く無いと余程のことが無い限り、異動願は受け入れてもらえないと考えて良いでしょう。
実績は書類を見ればわかるし、人事部に行けばわかる。
結局、まずは人事に相談しに行くことが大事というわけです。
どうしても異動が無理そうなら
異動の先例が無く、異動願を出したとしても撃沈する可能性が高い。異動願を実際に出したけど許可されなかった。これから数年働いたとしても、将来的に異動できる可能性も極めて低く絶望的な状況…。
などなど、どうしても移動が無理そうな人のための、最終手段を紹介しましょう。
転職です。
新卒と転職は、仕組みが違います。新卒入社のとき、会社は極めて大きいグループで採用活動を行うんですよ。「総合職と専門職」と色んな仕事がひとまとめにされているのが一般的。総合職と言っても色々な部署があるわけですが、この配属を決めるのは内定後、人事の都合によるものです。
だけど、転職は違う。
転職は最初から「事務職募集」「営業職募集」と、職種ごとに募集をかけています。第二新卒者を雇う理由は、ある部署の人員が足りないと判明した、もしくは新卒が辞めて足りなくなったからです。
一般的な中途採用を行う理由もまた同じく、人員補充のため。
転職の場合、内定後に別の部署に配属されるようなことはありません。事前の話と違うじゃないかと言われてしまえば、問題になりますからね。訴える人もいるかもしれないし、会社側の不利益に繋がりかねないから、そんな無茶苦茶なことはしないのが普通です。
職種を選べるというのは、転職者に許された特権のようなもの。
だけど、相応のリスクもあります。転職エージェントを使うなどしてリスクを減らす方法はあるけど、リスクを取って特権を得るよりも、部署異動する方が安全。異動が可能そうなら異動に頼り、異動が無理そうなら、最終手段として転職しましょう。
とりあえず、異動願を出す前に転職エージェントに登録だけしておくのも良いと思います。ダメだったとき、すぐ気持ちを切り替えられるようにね。
転職して職場から離れるか、将来的な異動に期待して留まるか?
人事に相談しながら、焦らずじっくり考えて決断しましょう!
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
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