佐川男子? なんて、バーチャルだ。

佐川急便と言えば、一時期「佐川男子」というワードが盛り上がりましたよね。女性誌に少し華やかな存在として掲載されたり、ネットで話題になったりしたけど、実際佐川急便に勤めている人は大変すぎてそれどころではないと思います。

佐川急便を辞めたい! そう語る人は多いです。

そこには、宅配業者の悲哀と現実が関わっていますよね。佐川急便を辞めたいと語る人に多い辞めたい理由を紹介しながら、転職を成功させるためのポイント考えてみましょう。

拘束時間、長すぎ問題

宅配・運搬業者全体の問題、拘束時間が長すぎる!

通勤時間を除いた拘束時間、1日約13時間程度! なんと、半日以上も拘束されているわけですね。睡眠時間を除いたほとんどの時間を仕事に費やしていることになります。睡眠時間が7時間程度だとしたら、通勤と食事を含めた自由時間は4時間しかないことに…。

えぇ…。

全ての時間作業しているわけではないでしょうが、拘束されていると自由に時間を使えませんよね。常に仕事意識を持たないといけないわけだから、拘束時間が長いだけで精神は疲労していきます。

加えて肉体労働!

厳しい、厳しすぎます。

労働内容もキツイ

佐川急便と聞いてイメージするのは、飛脚。常に走り回っているような感じですよね。ただ、それは常に走っていないと荷物を配り切ることが出来ないから走っているわけです。それほどまでに、忙しい仕事ということ。

重い荷物を持ちながら階段を駆け上がったり、走り回ったりするということから足腰を悪くする人も多いです。

しかも、こんなに忙しいのに給与査定には関わらない! 佐川急便の給与査定は、集荷個数・新規顧客の数によって行われるから、配達だけじゃなく営業活動も必要になるわけですよ。ただ、勤務中に営業をする暇なんて無い!

だから、勤務中にアポを取って、休日に営業活動をする人も多いです。

そうしたらある程度稼げるけど、プライベートを犠牲にして稼ぐ額としてはつり合いが取れるかは微妙なところ…。厳しい。

完全に出来高ではないものの、出来高なところもあるため、私生活を犠牲にしても稼ぎたいという意欲が無い方にはキツイ職場かもしれません。逆に、私生活を犠牲にしてでも稼ぎたいという方には良いでしょうね。

残業は多いが、残業代は出る

拘束時間13時間という逸話からもわかるように、佐川急便は残業が多い傾向があります。ただ、カイシャの評判キャリコネなどの口コミサイトを見てみると、残業は多いけど残業代がしっかり支給されるという声が多いです。

そのため、「がむしゃらに働いてしっかり稼ぐ、休憩も要らない」という人には向いています。加えて休日に営業活動をして点数を稼げば、更に稼げるでしょうからね。仕事に熱中するタイプには良い職場です。

ただ、「給料はそこそこでいいから、休みたい」という人には厳しい職場ではないでしょうか。そういう人にとっては、残業代が出ようが出まいが関係ありませんからね。

体育会系の職場

体を動かす仕事だから仕方がないのかもしれませんが、体育会系の人が多く集まっています。体育会系の上司にあたると、指示の際に怒号が飛び交うことが日常茶飯事のようです。指示と怒鳴ることの区別がつかない上司なんですねえ。

冷静な指示を望む人や、大声を出されると嫌だなと感じる人には向いていないかもしれません。

客と上司の板挟みになる人が多い

口コミサイトなどで調べていると、佐川急便の社員は客からのクレームと上司の叱責との板挟みに苦しんでいるように感じます。クレーム量がとにかく多いものの、本部がそれにあまり対応できず同じクレームを何度も聞くことになる。上司からは叱責の電話がかかってきて、板挟み。

「ワシャ、どうすりゃええんじゃ!」と言いたくなりますよね。

辞めたい! 悩みから見る、佐川の向き不向き

佐川急便を辞めたいという人にありがちな悩みを紹介しましたが、そこから佐川急便の仕事に対する向き不向きが見えてきます。少し、まとめてみましょうか。

  • 拘束時間が長く残業が多いものの、残業代はしっかり支給される
  • 営業によって給料が上がるものの、休日が犠牲になる
  • 肉体労働によって体を悪くすることがある
  • 体育会系の職場だ
  • クレーム対応と上司の叱責に対する対応がキツイ

結局、「体育会系の職場が苦手な人」「私生活重視の人」には向いていないと言えるのではないでしょうか。

当てはまる人は、「辞めたい」と強く感じたら、辞めた方が給料も生活の質も上がるかもしれませんよ?

佐川に向いていない人が転職先に選ぶなら?

向いていない仕事より、向いている仕事をした方が仕事が出来るようになる! だから給料も上がるし、生活の質も上げやすいです。佐川に向いていない人が転職先に選ぶなら、体育会系の職場ではなく、なおかつ休日が多く残業が少ない職場が良いでしょう。

仕事内容から選ぶというよりも、職場選びが肝心です。

ただ、疑問なのが「他の宅配業者はどうなの?」ということだと思います。

宅配業界全体が似た傾向があるため、体育会系の職場を避けるなら宅配業者自体が選択肢から外れるのではないでしょうか。どうしても、肉体労働が多くなると体育会系の職場になってしまいがちですからね。

大手宅配業者のライバルと言えばヤマトが浮かぶでしょう。

求人などを見て比べてみると、確かにヤマトの方が休みは取りやすい傾向があります積み込みを自分でしないなど、肉体的な負担も低めです。佐川からヤマトに転職して不満が解決する人もいると思います。

結局は、自分が何に対して一番不満を感じているのかが重要になりそうですね。

体育会系のノリが一番嫌なら他の宅配業者も似たようなものだろうけど、休日など労働環境が一番不満なら他の宅配業者に転職して解決することもあるでしょう。

自分の一番の不満を理解し、それを解消するための職場選びを心がければ転職成功できそうですね。

たとえばどんな仕事がいいの?

仕事選びより職場選びと語りましたが、体育会系のノリを避けたり、休日を重視したりするには業界や職種全体の傾向も絡んできます。仕事選びにこだわることはマストではないけれど、仕事選びの段階から気を付けているに越したことはありませんよね。

「体育会系を避ける」「休日を重視する」ということを考えると、たとえば次のような業界・職場が思い当たります。

体育会系を避けるならこんな仕事!

  • IT業界
  • 書店員
  • 事務職
  • 接客業

休日重視ならこんな仕事!

  • 事務職
  • 法人ルート営業
  • メーカー

体育会系の職場を避けるとなると、毛色の違う業界が多くなります。肉体労働系はどこもかしこも体育会系が多いですからね。

体育会系の職場が少ない業界・仕事の傾向は、「デスクワーク」または「接客系」じゃないでしょうか。接客に関しては「ホテル業界」「飲食業界」は若干体育会系の職場も見られますが、「静かな雰囲気の店」を選ぶことである程度回避できます。

店員が店員を怒鳴っていると、客に不快感を与えるため接客業は指示が大声ということは少ないんです。

また、デスクワークに体育会系が少ない理由は言うまでもないかもしれませんね。体を動かす仕事じゃないから、仕事内容自体が体育会系とはかけはなれているためです。

休日重視の方にオススメする仕事に関しては、法人ルート営業とメーカーが個人的にはオススメ

営業職は若干体育会系の職場もありますが、法人ルート営業ならノルマが少なく体育会系のノリも他に比べると弱いです。決まったルートを回る仕事だからコミュニケーションも徐々に慣れるし、残業も少なく休日も取りやすいんですよ。

同じルートを回るという、佐川急便の仕事との共通点もあります。

メーカーに関しては、「決められたスケジュールを遵守するため」残業が少なく固定の休みがしっかり取れる傾向があるんですよ。

佐川急便の仕事に向いていない方には、以上のような仕事が良いんじゃないかと思います。

自分なりに、自分に向いている仕事を探して、少しでも興味が惹かれる仕事があればチャレンジしてみましょう!

可能性を見たら、現状維持より手を伸ばした方が、幸せになれる確率は高いですよ。