大雑把な部分は、仕事には必要です。

悪い意味で使われることが多い大雑把。自分自身を大雑把な性格だと思っている人からすると、「これは短所だ」「大雑把な自分には仕事なんて…」と悲観的な考えになる要員だと思うんですよ。

しかし、大雑把な人に向いてる仕事はある!

その仕事の例と共通点・傾向を考察してみたので、紹介しましょう。

まず、仕事において大雑把な性格が長所になりうることを知ろう

僕には、大雑把とは正反対の何もかもを丁寧に行う友人がいます。

彼は家の事情で大学を中退した後、職を転々としました。京都の大学に行くため一人暮らしをしていたんですが、京都で就職先を探したんですよ。最初はコンビニバイトから始まり、ハウスキーパー・輸入雑貨を扱う小さな会社・コールセンター・バーテン・風俗ボーイ…。

そのすべての職場で、彼が言われた言葉があります。

「お前は丁寧すぎる。もう少し大雑把に早くやれ」

決して仕事が遅いわけではなく、丁寧ながらも効率を高めようとしていたものの「大雑把さが必要だ」という指摘をされました。「丁寧すぎる」というのは言葉を選んだんだと思います。本当は「細かすぎる」と言いたかったんでしょうね。

細かすぎるのはモノマネだけにしとけと。

そのことに気づいた彼は、地元に戻ったあとフリーランスになり適度に丁寧に適度におおらかに余裕をもって仕事をすることを心がけているようです。

大雑把というと悪く聞こえますが、良く言えば「おおらか」「柔軟」「行動が早い」「細部より全体を把握することに長けている」ということなんだと思います。

特に夜の仕事を経験したときは、店舗の運営やマネジメントも兼ねていたためかこういうことを言われたそうです。

「細かすぎると全体が見えん。大雑把なくらい全体把握に終始し細かいことを気にせず臨機応変にやりなさい」

仕事において大雑把が長所だと僕が語るのは、その友人の経験が元となっています。実際、僕が営業として仕事をしているときも、細かすぎると損だという場面が多いです。営業は人づきあいが基本で、人付き合いというのは細かいところに気を配り過ぎると難しいから…。

大雑把な人には大雑把な人の働き方がある! 向いてる仕事もある!

僕はそう思います。

大雑把な人に向いてる仕事5選

大雑把な人というのは短所のように言われがちだけど、仕事においては長所になる。もちろん細かい作業・思考が要求される仕事は向いていないと思いますが、それ以外なら出来る仕事は多いです。そんな大雑把な人に向いてる仕事を5個厳選してみました。

1.接客業

僕が思うに、最も大雑把な人にぴったりな仕事が接客業です。

接客業をするときに、いちいち細かいことに注意していたら身も心も持ちませんからねえ。接客をしているとクレームがたくさんあります。それに対して大雑把になることができれば、接客業として敵が無いのと同義に近いです。

また、接客業というのは別の作業と並行して行いますよね。

たとえばアパレル店員なら、商品の陳列をしながら接客をします。コンビニ店員も、陳列・面出し・発注などと並行してレジ及び接客をするわけです。

作業を同時並行するときには、「とりあえず今はいいか」「とりあえずこんなものか」という大雑把さが必要になります。接客があるのに細かくしていると、いつまでも仕事が終わらないですからね。

人間関係という意味でも、作業の並行という意味でも大雑把な人には接客業がとても向いています。

2.営業職

営業職というのは、神経質だったり完璧主義だったりする人には向いていません。営業の仕事は失敗することが成功よりも多いです。ひとり一人に時間をかけすぎると、いつまでたっても成績は伸びません。

また、あまりに細かいところに気を配った営業活動をされても、お客さんが困惑することがあります。

要点だけしっかり伝えてあとは大雑把に説明することで、より要点が伝わりやすくなるのではないでしょうか。自分でネットを使って調べるときは情報量が多くても整理しやすいけど、対面で提案されるときには情報量が多いと整理しづらいですから。

引き際も大事だし、サッと次に切り替えられるおおらかさも求められる

営業には、大雑把さが必要なんです。

特に向いているのは、大雑把で八方美人なタイプだな。

3.イベント企画の仕事

エンタメ関係の仕事は、大雑把な人に向いています。

その中から「イベント企画」を例にとって説明しましょう。

イベントを企画する目的というのは、色々ありますよね。広告的役割もあるし、イベント自体が収益になることもある。そういう企業的思惑は様々ですが、そのために達成しないといけない課題は「人を楽しませること・人を喜ばせること」です。

人を楽しませるということには、大胆さが求められます。

大雑把な人は比較的ルールに縛られにくく、大胆で斬新な発想をする人が多いです。少なくとも、神経質な人には思いつかないようなことを大雑把な人は提案することができます。

企画系には理詰めを行う細かい人も、感覚と発想に頼る大雑把な人も、両方必要なんですよ。感覚と発想だけでは企画としてまとまらないので、そこに細かく理詰めを行う人が調整を加えて完成します。

役割として大雑把さが求められるため、大雑把な人に向いてる仕事と言えるわけです。

4.クリエイター

凄く幅が広い言葉ですが、クリエイターも大雑把な人に向いてる仕事だと思います。

ただ、クリエイターの面白いところが「仕事が早く大雑把な人」と「仕事が遅く細かい人」の両方向いているということです。物を作るときにはある程度の妥協点が必要なときがあり、そういうときに大雑把な人はありがたい存在になります。

特に数をこなさないといけないような業種だったり、感覚的な側面が大きい業種だったりするとその傾向が高いです。

細かい人は細かい人で、妥協を許さない仕事のときには重宝されます。遅くても良いから丁寧に確実な仕事をしてほしいと言われたら、大雑把な人は黙るしかないわけですよ。

会社的には、大雑把な人も細かい人も両方いた方が助かります。

独立するとしたら、自分に合う仕事を積極的に行うようにすれば良いわけです。

そのため、クリエイターは「大雑把な人と細かい人」に向いてる仕事なのではないでしょうか。

5.ディレクター

ディレクターの仕事は、全体の大まかな流れを把握して取り仕切ることです。

人の役割を決めて割り振り、進捗を管理して納期までに作業を間に合わせるのがディレクターの使命。ディレクターが細かいところにこだわりすぎると、作業全体がストップする恐れがあるため大雑把さ・おおらかさが求められます。

細かいところにこだわるのは、それぞれの作業を割り振られた人間の仕事ですからね。

全体像の把握は、大雑把な人に向いてる仕事と言えるのではないでしょうか。

大雑把な人に向いてる仕事の共通点・傾向まとめ

  • 人と向き合う仕事
  • 柔軟・大胆な発想が求められる仕事
  • 妥協が必要な仕事
  • 全体を把握する仕事

大雑把な人に向いてる仕事の例を紹介しましたが、異常4つの共通点・傾向を使えば他にも自分に向いている仕事が見つかるはずです。それらの中から、大雑把以外の自分の性格や能力などから本当に自分に合う仕事を見つけましょう。

大雑把だからと悲観的にならず、ポジティブシンキングすることが鍵になりますよ!