デザイナーは、残業してナンボ? そんなのは関係ねえ!

デザイン業界は、残業が根付いています。「この仕事はねえ、残業してナンボだよ」なんて言う人も結構いるし、「気合いだ!」なんて根性論も根強い。だけど、働き方なんて人それぞれなわけですよ。

残業したい人もいれば、絶対残業なんかしたくないという人がいる。みんな違って、みんないいと小学生の頃習ったじゃないか。

よし、定時で帰れるデザイン事務所に転職しよう。そうしよう。

残業を生む、デザイン業界の負の連鎖

デザイナー界隈は残業が多いです。「デザイナーなんだから、長時間労働は当たり前だよ」という固定観念に支配されているように感じます。デザイナーと話をすることがあったんですが、その時に違和感があったんですよ。

僕「デザイナーはいつもどれくらい残ってるんですか? 遅いと聞きますが」
相手「んー、最近は早いですね。21時くらいには帰っています」
僕「え?」
相手「え?」

十分遅いんだよなあ…。

普段は22時を超えるのが当たり前ということなんですよね。そして、その環境に特に疑問を感じていない人が結構いるように感じます。「もっとひどい人もいるし」という考えもあるんでしょう。

残業することがあまりに当たり前だから、皆感覚がマヒしている。

だから、残業すればするほど定時で帰れなくなります。「今日は用事があるから定時で帰りたい」と思っても、上司に「いつも遅くまで残ってるじゃないか」と言われて帰れない…とかね。

ただ、デザインみたいな精神作業は残業をするとどんどん生産性が落ちます。デザインのクオリティも下がるでしょう。

残業→睡眠不足→自律神経が壊れる→作業に集中できない→作業が遅れて残業、以下ループ。

残業が当たり前という負の思想が、残業が当たり前という負の連鎖を生む。

要は残業が当たり前という壊すことが大事なわけだけど、職場によってはこれも難しいです。だから、転職することで負の連鎖を断ち切るしかなくなるんですよ。

定時で帰りたいなら、転職しかない。

案件を直接受注する事務所は、残業が少ない

残業が当然というほどスケジュールが過密しているデザイン事務所の多くは、恐らく代理店経由で案件を受注しているのではないでしょうか。昔は代理店くらいしか受注先も無く、それが当たり前だったかと思います。

ただ、代理店は結構細かい修正を突き付けてくるし、スケジュールもこちらの都合を相談して決めることは難しいでしょう。代理店も慣れているし、あちらも商売ですから。

彼らは目も肥えていますしねえ。

じゃあ直接受注したらどうなるかを考えてみましょう。

今は、ネットから集客して直接案件を受注することが出来ます。個人案件もあるだろうし、企業案件もあるでしょう。ただ、直接受注すると代理店のようなプロの交渉人が居ないことがほとんどだから、スケジュールはこちらの都合を通しやすくなります

また、代理店ほど目も肥えていなく細かい修正が無いことも多いです。

デザイン事務所に直接依頼するようなクライアントは、デザインに詳しくないことが多いでしょうからね。

だから、直接案件を受注しているデザイン事務所の方が定時で帰れる可能性が高いんです。

主導権がデザイナーにある職場

デザイン事務所、営業が力を持っている問題というものがありますよね。特にデザインに詳しいわけでもないのに、営業が主導権を握っていてスケジュール管理が甘かったり、無茶な要求をしてきたり腹が立つことがあるでしょう。

営業が主導権を握る職場は、無駄な残業をすることが多いです。

彼らは「売り上げ第一」だから、多少無茶でも「かしこまりました」と言っちゃいます。しかも、営業からのデザインの指示は「ここは赤い感じ、ここは青だそうです」とふわっとしているんですよね。

「どういう赤だよ!? 赤にも色々あるだろうが」という話になり、余計な時間を使います。

そんな感じなのに、営業はデザイナーを道具のように扱ったり、有無を言わさず仕事を突っ込んできたり…無茶苦茶です。

僕も営業だから、なんだか自虐している気持ちになってきましたが、そうやって営業が主導権を握っている職場には関わらない方が吉。デザイナーに主導権があって、営業としっかり連携を取り無駄を省いているデザイン事務所の方が、ずっと素敵ですよ。

結局、最後は自分次第なところも

定時で帰れるデザイン事務所として傾向を説明してきましたが、転職後実際に定時で帰れるかどうかは自分次第なところもあります。事務所全体が残業を是としていなくとも、個人の働き次第では残業をしないといけないこともあるんですよね。

だから、自ら残業をしない努力をすることが大事です。

仕事は定時で終わらせるため、効率を高め生産性をアップさせる。家でもできるような勉強は家でやる。そうやって定時帰りを浸透させ、定時で帰るイメージを固定化させましょう。周りが残業をしたとしても、残業が当たり前にならないようにするには、自分が残業をしないことが大事。

残業しない人がいると、残業が当たり前という考えがナンセンスなことにみんな気づきますから。

定時で帰れるデザイン事務所にはそういう風潮はないかもしれませんが、転職後悪い方向に変わってしまうことも無くはありません。

定時で帰れるデザイン事務所に転職し、定時で帰れるよう努力をし、残業をしないことが当たり前なのだという風潮を新しい職場内で確立させましょう! それが、定時で帰りたいデザイナーのミッションです。