ワンマン社長の横暴に、喝!

中小企業だと、ワンマン社長の会社は案外多いです。その反面社員のことを心から考えてくれる社長も中小には多いんですが、世間的にはどうしてもワンマンばかり悪目立ちしていますよね。

そんなワンマン社長が原因で今の職場を辞めたいと思っているあなた。

転職理由として「ワンマン社長に嫌気がさして辞める」というのはありなのか? 同じような失敗をしないために転職先選びはどうしたらいいのか?

ワンマン社長の下を離れるときには、疑問や不安がたくさんありますよね。

そこで、ワンマン社長の会社を辞めるということについて僕なりに考えてみました。最初に言えることは一つ。ワンマン経営に、未来は無い。

「ワンマン社長だから…」は転職理由としてありなのか?

転職理由としてありなのかという不安は、どんな理由でも会社を辞めるときに必ず心にまとわりつくものです。

心臓が毛深い人でなければ「絶対に100%相手が悪いから転職理由として無しなわけがない」と自信を持つことはできないでしょう。

ただ、僕は思うんですよ。

転職する理由や原因、辞めたい気持ちがハッキリしていて、しっかりと説明ができるのなら「ダメな転職理由は無い」んじゃないかって。「なんとなく」とか「わからないけど」とかは「ハッキリしない」ので、ダメですけどね。

今の会社や社長の嫌なところ、悪いところを書き出してみてください。たくさん書き出すことができた人は、転職する理由も原因もハッキリしているでしょう。恥じることは何もなく、不安に感じることも何もありません。

転職理由として、十分に成り立ちます。

転職しちゃいましょう。

ただし! ひとつだけ注意点があります。面接相手に「ワンマン社長だったから辞めた」と素直に話さない方が良いです。面接で話す表向きの転職理由は「ワンマンだから」ではなく、「ワンマン」だったために発生した不都合などを基にしましょう。

例えば「残業代が出ない」「社員一人ひとりの能力を活かせない」などですね。

そういう不都合も、そのまま伝えるのではなく「プラスに変えて」話しましょう。たとえば、「自分の能力を正しく評価してくれる職場で、自分の力を伸ばし試したい」などですね。この作業をすれば、相手に良い印象を与えることができます。

面接対策もあらかじめ少しだけしたところで、今度は一番肝心な「ワンマンの見分け方」をお話しましょう!

転職先の社長の価値観を事前に知ることができるか?

ワンマン社長かを見分けるには、事前に社長の価値観を知らなければなりません。それは会社によっては困難なことですが、会社によっては簡単なことでもあります。今となっては人の価値観を知るツールは、とても多いですから。

たとえば「Facebook」「Twitter」などのSNS。

近年はSNSに自分の価値観をさらす社長も多いですよね。何気なくTwitterを見てみると、某社の社長の意外な趣味が明らかになったり、社長の人柄や社員からの信頼度が伺える投稿があったりします。

Facebookもそうです。

昔はネットでリアルを晒すことはご法度で、ネットはバーチャルでした。でも、今は違います。ネットは「リアルの顔を映す道具」になってきつつあるんです。

だから、SNSを見ることで「ワンマン社長かどうか」がわかることもあります。

たとえば「仕事=人生のように考えている」とか「コメント欄を見る限りでは人の意見はあまり取り入れてなさそうだ」とか…ワンマン社長らしい特徴を見抜けるんですよ。

SNSを利用していない社長には、通じませんけどね。

後は社長ブログがある場合は覗いてみることをオススメします。ワンマン社長は自分が正義だと思い込む節があるので、社長公式ブログなんかを見ていると「ワンマン臭」がプンプン漂ってきますから。

同族経営かどうかを知ることも大切

同族経営が全てワンマンとは言いませんが、同族経営の会社はワンマンになりやすいです。

理由は、社長の身内で自分の周りを固めてしまうため。外部から来た社員が会社内部に入り込めない状況になっているので、社長の家族のワンマン経営になってしまうことが多いんです。周りの身内も社長のイエスマンでしょうし、誰も意見出来ない独裁会社が完成します。

ということは、同族経営を避けることで、ワンマン社長を避けることが出来るわけです。

同族経営かどうかを見分ける方法は、とりあえずネットを見ること。たとえば「後継者問題」が過去に発生していないかどうかを調べましょう。後継者問題が発生するのは、同族経営の企業ですから。

また、社員口コミサイトを見ることも効果的です。

「ここは同族経営だから~」という口コミがあれば、その会社は避けましょう。

転職エージェントを利用して、ワンマン社長を避けよう!

ネットを見るとワンマンかどうかがわかると語りましたが、SNSやブログをしている前提の話です。口コミサイトは案外有用ですが、それだけではまだ信ぴょう性が足りないと判断する人が多いと思います。所詮は「匿名の口コミ」だから。

ただ、そういうツールは複数使いが基本です。証拠は複数あったほうがいいわけだから。

そこで、転職エージェントの利用を僕はオススメします。

転職エージェントを使うことで、ワンマン社長の会社を避けることができるんです。たとえば「同族経営の会社はNG」と伝えれば同族経営の会社の求人は紹介されないし、社長がワンマンかどうかも教えてくれる可能性があります。

その会社に対して、キャリアコンサルタントが調査を行っていれば会社の実態を教えてくれるんですよ。彼らは求人先会社からお金を貰っているものの、基本的には利用者の見方なので情報の信頼性も高いです。

だって、利用者が離れたら取引先会社も減るだろうから。転職成功する人がいなければ、自分の給料も減るからね。

キャリアコンサルタントは「自分の利益」と「利用者の利益」との両方を追求しているので、信頼できます。彼らから得た情報と、自分がSNS・ブログ・口コミサイトなどで得た情報を合わせることで「ワンマン社長の会社かどうか」は、問題なく見抜けるでしょう。

最後に…ワンマンに未来が無い理由

ワンマン社長が経営する会社の見分け方を説明しましたが、最後に冒頭で「ワンマンに未来は無い」と語った理由を少しだけ語ります。

ワンマン社長は、社員の意見をまるで聞き入れようとしません。自分の周囲には自分の言うことを聞くイエスマンばかりを置こうとします。世渡りのうまい社員は、歯の浮くようなお世辞を言い並べて重職に就こうとする。

ただ、その社員も結局は自分自身がのし上がることしか考えていないでしょう。その後社長の座を乗っ取ろうとは考えず、ワンマン社長とズブズブのぬるい関係で続いていくはずです。

そうやって会社は回っていきます。

劇的な変革が起きない限り、ワンマンはずっと変わらないんですよ。

また、経営というのは社長の意見だけで成り立つものではありません。社長がよほど敏腕な場合は成り立ちますが、その社長が去ったら? 敏腕社長のワンマンで成り立っていた会社は、次の社長になった途端に経営が破綻します。

その後ワンマン経営をやめて立ち直ったとしても、一時的に大きく落ち込むことは明白です。

ワンマン社長の会社に未来が無いのは、その社長が去ったとき今と同じ状況が続かないことがわかりきっているから。そのうち崩れ去ることが分かり切っている土地に、家を建てる人はいません。

あなたはもう、その土地から離れる方法を知っています。

だから、臆することなく離れてしまいましょう。自分の未来を託す相手は、自分にとって良い会社の方が良いに決まってますからね。