社会人になると、人間不信に陥ることがあります。完全な人間不信とはいかないまでも、仕事関係の人間にだけ不信感を抱くという人はとても多いです。
仕事をしていれば、人を欺くこともあれば人に欺かれることもありますよね。
裏切り裏切られ騙し騙されということはなくとも、陰口だとか職場内不倫だとか人間を信じられなくなるような要素が職場にはありすぎます。
皆、それだけ必死ということなんですかね。
僕も、人間不信にはならないまでも、「こんなの人間不信になってもおかしくない」というような経験をしたことがあります。
というわけで今回は、そのエピソードを紹介しつつ、僕なりの解決法を提案してみたいと思います。
僕が仕事で人間不信になりかけたエピソード
これは、新社会人として入社したブラック企業で経験した実際の出来事です。
僕が以前いたその会社は、社員の競争心を妙に煽ってたんですよ。ブラック企業あるあるかもしれませんが、掲示板に啓蒙ポスターが張ってあったり、朝会で成績優秀者を褒め称え、成績下位の者を晒し者にしたりしていました。
そんな競争心丸出しな会社の気風からか、事件は起こりました。
僕がこれまでじっくりと関わってきた大きな案件が、あったんですよ。
IT企業で営業として働いていたので、僕はその企業との仕事を取り付けてくるところから納品まで責任を持つつもりでいました。
大きな案件ということで僕にしては珍しく張り切ってましたし、がんばってたわけですよ。
しかし、ある日にミスが発覚しました。
一次納品と二次納品、そして最終納品と三段階に分かれてシステムを納品する手はずだったんですが、その二次納品でミスが発生。指定された仕様と若干違うものが納品されていて、クレームが入りました。
仕様書と見比べると、確かに仕様書と違うんです。仕様書を渡す前に確認しましたし、どうして違うんだと考えました。
でも、そのときは頭の中が真っ白だったのでそれどころじゃなかったんですよね。
そんな僕に助け舟を出したのが、先輩でした。少し良くしてもらっている先輩で、その先輩と一緒に頭を下げにいって事を収めたんです。
その後、この案件は先輩が関わることになり、難なく最終納品まで達成しました。
そして、継続的に契約することが決定したんですよ。
ただ、僕はなんだか心に引っかかっていて、少し調べてみました。仕様書のデータが残っていたので、そのデータを見てみたんです。
そしたら、最終更新日がおかしいんですよ。
僕が仕様書を他の部署に渡した日の、1日後になっていました。僕自身は何も触っていませんし、仕様書を渡した後に元のデータだけを変更する意味なんてありませんよね。
「あっ…」
なるほど、誰かが仕様書をエンジニア達が気づかない程度に微妙に改ざんして、その後元の仕様書に戻したわけだ。
そんなことをして得をするのは、先輩だけ。
僕はハメられた、というわけです。
人間を信じるのを、やめてやろうかと思いましたよ。これまで少し良くしてくれた先輩がこんな無茶やらかすなんて、何かの間違いではないかとも考えました。頭の中は疑問と怒りと情けなさで一杯ですよ。
こんなの、プロパティ見たら一発でわかるのに…。
そんなこんなで、人間不信で仕事を辞めたいと考えてもおかしくはないと僕は思ったんですよ。会社には、人間を信じられなくなる材料はたくさんある。
実際、僕は色んな要素が理由になって会社を辞めて今の会社にいるわけですが、人間不信になりそうだったというのも理由に含まれていたのかもしれません。
こういった経験も踏まえて、人間不信で仕事を辞めたくなっている人に、ちょっとしたアドバイスがあります。
人間不信の原因を根本から除くことはできる?
結論から言うと、不可能です。
人間不信の原因の根本にあるものというのは、人を信じる心。信じるから信じられなくなるのであり、信じなければ「人間不信で悩み、苦しむ」ことはありません。
だって、最初から人を信じていなくて、人に期待なんてしていないんだから。
ただ、そんなことを言っては元も子もないわけです。
「それなら信じなければいい!」と吹っ切れることができていないから、人間不信で思い悩んで「仕事を辞めたい」という思考になるんでしょう?
人間不信で仕事を辞めたいと思うような人は、ハナから信じないなんていうことはできません。
だから、人間不信の原因を根本から取り除くことは不可能です。
それなら、一体僕らはどうすればいいんでしょうかねえ…。
人との関わりが少ない仕事に転職するという手がある
人間不信で仕事を辞めたいと思っているなら、その仕事を辞めてしまって今度は人と関わることが少ない仕事に転職するという手があります。
人と関わることが少なければ、人間不信で仕事が苦痛になるということはありません。
僕は思うんですよ。
「本当に信じられる友人や恋人、家族だけを信じればいい」って。
他は無理をして信じられるようになる必要なんて、何一つとしてありません。
だから無理をしてまで今の仕事を続けて「人間不信を克服しよう」とか考えなくてもいいんです。しばらく、仕事での人間関係から離れてみましょう。
人間関係が少ない仕事といえば、たとえばこういうものがパッと思いつきます。
ビルメンテナンス・施設管理・警備・清掃・ハウスキープ・トラック運転手。
僕が思いつく限りだとこんなところですが、探せばもっといろいろあるはずです。
どの仕事にも興味が出ないなら、「一旦リハビリのつもり」でこういう仕事をするのがオススメですよ。
そして、仕事での人間関係から離れて、人間不信の原因を忘れてください。そして、気の合う友人なんかと飲みに行きましょう。
人間不信を克服する方法は、「無理して信じられない人と関わり続ける」か「信じられない人からしばらく離れる」かの二択だと僕は思っています。
信じられる人としか関わらないでいると、そのうちに「人を信じてもいいかな」と思えるときが必ずきます。
僕らは、仕事を辞めることはできても、人を信じるという行為だけは、やめられないんだから。
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
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