「就職して、脱ニートと同時に一人暮らしを始めたい!」
僕は、その考えをとてもとても応援したい気持ちでいっぱいです。
一人暮らしは、ニートが自立してこれからの人生を強く生きていくために、とても有意義な選択肢です。しかも、自由な生活が手に入るわけです。
そんなメリットいっぱいの一人暮らしを就職と同時に始める方法を紹介しましょう。
ニートが就職を決意するきっかけ定番5選&自分自身できっかけを作る方法
就職と同時に一人暮らしを始めるとニートに戻ることがなくなる説
問:人が働かずにいられるのはどうしてでしょう?
答:衣食住が保証されているから。
人は、食えなくなると働きます。
そして、就職と同時に一人暮らしを始めると、これまでとは違い、衣食住が自分の稼ぎに依存するようになるんです。
それと同時に、自分自身の力で一人暮らしを成し遂げたことによるプライドも生まれます。
この二つにより、今後の人生で大きく躓くことがあったとしても、親に頼りながらニート生活をするという選択肢を取らなくなるのではないかと僕は思うわけです。
だから、ニートが就職して一人暮らしを始めることには、大きな意味があります。
一人暮らしに必要な資金と、生活に必要なお金の目安
自分で新しく賃貸アパートを契約する場合、一人暮らしには結構な資金が必要になります。
まず、引越し資金だけでも数万円かかるんですよ。ニートの場合、実家から持って行く家財道具は少ないだろうから安く上がりますが、地方から都市部に引っ越す場合にはそれでも2~3万円はかかると思っておいてください。
地元の企業に就職して地元で一人暮らしをするとしたら、1万円ほどですね。
そして、賃貸契約には初期費用があります。
- 家賃1ヶ月分の前払い
- 敷金(家賃1ヶ月分)
- 礼金(家賃1ヶ月分)
- 賃貸保証料(家賃の半額程度)
- 鍵の交換費用(2~3万円)
- 火災保険料:(2万円程度)
- 害虫駆除・清掃料金(1~2万円程度)
敷金礼金は家賃1ヶ月分が目安ですが、地域によっては2~3ヶ月分かかることもあります。ただ、近年は敷金ゼロというアパートも増えてきましたし、礼金ゼロというアパートもあるのでここは節約可能です。
また、家具も必要です。自分にとって最低限必要な家具の金額を調べて、その費用を確保しておきましょう。
あとは、当面の生活資金が必要です。
就活中に部屋を借りるなら、就活資金とその間の生活費。内定後に部屋を借りるとしても、就職してから初任給までの生活費1ヶ月分は最低でも要ります。
以上のことを考えると、50万くらいはあったほうが安心ということになるでしょうか。
ニートが就職と同時に一人暮らしを始める方法
1.寮付きの仕事を探す
社員寮や借り上げ社宅アリという求人を探して就職すれば、就職と同時に無一文からでも一人暮らしを始めることができます。
ちなみに、社員寮というのは会社があらかじめ借りている社員のための寮のことです。どの社員もある程度同じような部屋に住むことになりますし、一応一人部屋だけど食堂や風呂が共有の場合もあります。
一方、借り上げ社宅というのは新入社員のために新しく社員寮として物件を借りるタイプのものです。社員ひとりひとり微妙に違うタイプの部屋に住み、完全に一人暮らしという形式になるので、集団生活が嫌だったら借り上げ社宅を選ぶと良いでしょう。
また、どんな業種や職種でも寮付きの求人はあるんですが、特に寮付きが多い傾向がある仕事というのもあります。
工場は市街地から離れたところにあるケースが多いため、寮付きの求人が多いです。期間工・派遣・正社員とにかかわらず、一人暮らしを始められます。
そして、夜の仕事は電車が動いていない時間にも働くことが多いことから、職場近くにマンションタイプの寮を借りていることが多いんです。男女問わず出稼ぎも多いし、とにかくいろんな人を雇いたいから寮付きにしているという理由もあると思います。
リゾート施設やリゾート地の宿泊施設は、工場と同じような理由で寮付き求人が多いです。
通うのが難しいですからねえ。
2.お金を貯めてから就職する
引越し資金は大体50万円くらいあったほうが良いと語りました。
寮付きの仕事を探すのではなく、自分の好きなように部屋を選んで、自分の好きなように仕事を選びたいのであれば、まずお金を稼がないといけません。
お金を貯める方法は、アルバイト・派遣・契約社員などが良いでしょう。実家暮らしで数十万円貯めるくらいなら、正社員として就職しなくても問題ありません。
派遣社員として月額18万円くらい手元に入るとし、実家に少しは入れるとしても月10万円は貯められると思います。半年から1年くらいあれば、引越し資金は十分に貯められるというわけです。
3.最終手段、親に借りる
この方法は、僕としては推奨しません。
親に迷惑がかかることもそうだけど、自力で一人暮らしを始めた人と親の力で一人暮らしを始めた人との間には、精神的に大きな差があるからです。
最初に「一人暮らしのプライドにより親を頼らなくなる」ということを語りましたが、これは親を頼らずに自立したという事実がプライドの種になってくれています。
だから、寮付きの仕事を選んでもそのプライドは得られるし、お金を貯めてから就職して一人暮らしを始める場合にはもっともっと大きな達成感とプライドが得られるけど、親の力を借りれば得られないんです。
そうなれば、今後の人生で大きく躓いたとき、また親に頼ってニート生活に戻る可能性が生まれます。
もしも、他の選択肢を取ることができないような状況にあり、親の援助が得られるのであればこの方法を使っても良いですが、ただ「親が援助してくれると言ってるから」「ほかの方法は面倒だから」という理由なら使わないでください。
脱ニートの地としてオススメ! 仕事が多くて家賃が低い地域
もし、あなたが住むところにこだわらない人なら、仕事の多さと家賃の低さとを考慮して住むところを決めるという選択肢もあります。寮付きの場合は遠方からの引っ越し資金を出してくれる会社もありますしね。
自分で貯めるならお金を貯める期間が延びるかもしれないけど、それでも就職後や引っ越し後に生活が楽になるというメリットは大きいですから。
1.東京近郊の場合
東京は家賃が高いイメージがあるし、実際ターミナル駅周辺は家賃がものすごく高いです。家賃の相場が10万円を超えている地域があるくらいですからねえ。そういう地域では、「ロフト部屋」というのが近年流行っているみたいだけど、折角一人暮らしするんだからもっと余裕のある生活がしたいでしょう。
不動産・住宅情報サイトのライフルホームズを見ると、東京都内でも家賃相場が比較的安い地域は結構あります。
たとえば、足立区・江戸川区はそれぞれ6.61万円と6.72万円です。24区から離れたら、八王子市(5.22万円)や立川市(5.75万円)など5万円台の地域も多くなります。
ちなみに、東京都内で一番家賃相場が低いのは青梅市(4.33万円)だそうです。
東京の都心には仕事がたくさんあるし、立川なら新宿まで中央特快で30分圏内なので超便利。一番家賃相場が低い青梅市でも1時間あれば電車通勤可能ですよ。
2.大阪近郊の場合
大阪は東京に比べると家賃が低めで、ライフルホームズによると一番高い大阪市中央区でも6.8万円が相場となっています。
仕事が多いまたは通勤しやすく家賃が低めということなら、新世界・通天閣付近の阿倍野区(5.44万円)がオススメです。地下鉄の駅近くで1Kなのに家賃4.5万円程度という物件も多く、敷金ナシの物件も多いので、大阪ではニートに最もオススメしやすいと言えると思います。
3.九州地方の場合
九州で仕事が多いというと、福岡県福岡市が一番。
またまたライフルホームズで調べてみると、博多市の家賃はものすごく安いんです。ザ・中心地の博多区の家賃相場は5.08万円、そこから少しだけ離れた中央区も5.25万円。しかも、この中央区の家賃相場が福岡で最も高いというのだから東京や大阪の比ではありませんよね。
しかも、博多区や中央区住みなら徒歩通勤可能な職場もたくさんあります。
そして、博多区・中央区以外の福岡市の区を見ると、一気に家賃相場が4万円台になるんです。
さらに、物価も安いですしね。
関西地方在住くらいなら、家財道具の少ないニートの引っ越し料金がそこまで高くなるということはないし、福岡も十分視野に入れられるのではないでしょうか。むしろ関西に住んでいるなら東京に行くよりも、ニートにとっては働きやすく住みやすいのかもしれません。
まあ、この「地元との距離を問わず、家賃の安く働きやすい地域に住む」というのは親の了解を得るのが難しいのが難点ですけどね…。
ただ、僕が伝えたいのは「ニートが働いて自立した生活を送るのに、地元近郊である必要はない」ということです。
これを機に、好きなところで好きな暮らしを始めると良いのではないでしょうか。
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