ニートと言っても色々な人がいて、中にはコミュ力抜群の人や仲間内で遊びまくっている人などもいますよね。
そういうニートの中に、「ホストに就職してみたいなあ」という人は結構多いと思います。
男性が就職できる夜の仕事の中でも花形と言えるホストですが、確かにニートにとって大きなメリットがある仕事なんです。
今回はそのメリットや大変さ、ホストになる前に知っておくべきホストのキャリアなどをまとめてみたいと思います。
ニートがホストになるメリットと難しさ
メリット
- 経歴不問
- 働き方が自由
- 稼ごうと思えば稼げる
- 人脈が増える
まず、ニートにとって大きなメリットと言えば、ホストになるのに経歴は関係ないということです。ニートだろうと、引きこもりだろうと、フリーターバンドマンだろうと、素質さえあればホストになれます。
そういう自由な風土というのがホスト業界の魅力というわけです。
そして、自由と言えば働き方もそう。
週に何日入るか、何曜日に休むかということは自分の都合でコントロールできます。しかも月単位じゃなくて週単位でシフトを管理することが多いので、かなり柔軟に対応できるんです。
それだけ自由にしていても、しっかり指名を取ることができれば月に何十万円も稼ぐことができるというのもホスト特有の魅力と言えますね。
また、ホストクラブにはいろいろな客が来ます。ドラマなどで見るホストの客は、色恋営業にハマる女子大生とか借金しながら通うOLとかのイメージがあるかもしれません。
実際にそういう人もいるけれど、頻繁にホストクラブに通えるほどのお金を握っている人も客には多いです。
たとえば、どこぞの業界の割と偉いポジションの人とかね。女社長とか女専務とかもホストクラブに来ます。
そこから特殊な人脈が広がり、人生の可能性が広がるのもホストの魅力…というか魔力ですね。特にニートにとって、人脈による選択肢の広がりはほかの人よりも魅力的に見えるかもしれません。
ニートがホストになることの大変さ
- 辛抱強さが求められる
- ネガティブ思考は向いてない
- 無意味なことを求められる
ホストが稼げるようになるには、結構時間がかかります。ホストの稼ぎは指名・アフターなどによるバックや、ランキング上位に食い込むことによるボーナスなどが大きいです。
太い客を掴むのに半年くらいはかかるし、そこから指名数を増やしていくのに1年くらいはかかります。
月の売上が100万円単位を突破するようになるには、短くて3年はかかるんです。一般企業と比べたら短いキャリアで到達できるという考えると大変ではないように感じるかもしれないけれど、周りが華やかに活躍している中、地道にコツコツと積み重ねていくのは思っている以上にしんどいんですよ。
ニート上がりの人がその辛抱強さを持てるかというと、不安が残ると思います。
また、他二つに関しては「こういう人はホストに向いてない」という特徴とも言えるんですが、特に言いたいのは「無意味なことにノレない人は向いてない」ということです。
たとえば、祭りでお神輿を担いでいるのを見て「痛そう…」「何の意味が?」と思うような冷めた考えの人は、ホストは無理。ホストは無意味なことだらけです。シャンパンタワーとか、変なコールとか、やけに高いテンションとか、高いブランドの服に時計とか…。
そういう無意味さに、一時のテンションで「ウェーイ!」とノレないとホストは勤まりません。
ネット的な冷めた思考に染められているタイプのニートは、いくらコミュ力が高くても、イケメンでも、ホストは難しいと思っておきましょう。
逆に言えば、普段あまり外から出ないくせに祭りやイベントごとのときにはやたらめったらウキウキするような人には、向いていると思います。
ホストを目指すニートのための仕事Q&A
1.イケメンじゃなきゃダメ?
ニートからでもホストになれるし、稼げる! ※ただしイケメンに限る。
そう思っている人は多いと思います。
ただ、実際にホストクラブの看板やホームページを見ると「ん?」と思う顔の人もいるんです。派手な髪色と化粧で誤魔化しているけれど、絶妙にごまかしきれていないような感じ。
実はホストはフツメンが多く、ブサイクに寄っているのではないかという人もいるんです。
しかも、そういう人が指名ランキングに載っていることは珍しくありません。
どうして、そういう人がホストになれて、しかも成功しているのか?
その答えは「トークのうまさ」にあります。
会話を上手に繋げることができ、沈黙を作らない。そして、上手に相手を気遣うことができ、普段他人に気を遣っている女性が心の底から楽しめる時間を作ることができる。そういう人が、ホスト業界では一番強いんです。
ホストクラブは、会話と酒と疑似恋愛を楽しむ場所ですからね。
「長い間付き合うなら、美人よりも性格が良い面白い人のほうがいいかなあ」と思ったことはありませんか? それと同じです。
指名して通いたいと思うのは、そういう人。
だから、自分の顔に自信が無いのなら、トーク力を磨けばいいんです。
テッパンの会話ネタはいくつか用意しておき、常に仕事で話せるネタを考えておくと良いでしょう。
そういうところは営業職に似ているなあと思いますね。
ちなみに、僕の次に繋げる営業トークのテッパンネタは「お互いの地元の話」と「学生時代に無一文で一人暮らしの1ヶ月を過ごした話」です。
2.色恋営業は絶対しなきゃいけないの?
色恋営業とは…相手に好意があるかのように見せかけて指名を勝ち取る策のことである。
ホストの色恋営業はキャバクラよりも激しく、実際に「彼氏」という形になることがあります。もちろんそういうホストはほかの客にも「お前の彼氏だから」と言っているわけです。この恋人のフリをしている客のことを「色彼(いろかの)」と言います。
なんだか騙しているようで気が引ける人は、特にニートの中には多いでしょう。
だけど、安心してください。
色恋営業というのは営業手法の一つに過ぎず、これを使わないホストも大勢います。色恋営業を使うのはたいていが「自分は顔が特別良いことを自覚している人」「実際に股をかけて女性と付き合ったことのある人」です。
自分の武器を最大限活かした結果と言えます。
仮に、ニート上がりの人が同じことをしようとしても、うまくいかないでしょうね。
友達のように接する「友営」という営業方法もあります。自分の武器は何なのかを分析して、営業方法を決めましょう。
色恋も枕も、無理ならしなくていいんだよ。
3.ホストのキャリアって?
ホストにとってのキャリアの積み重ねは、「格」です。
まず、指名ランキングという店の中での格があります。常に上位に居続けなくとも、一度その店の人気者ポジションを獲得すれば、店の中でオーナーの次に偉いくらいの立場になることが可能です。
次に、店単位の格があります。
高級店・大衆店・格安店という感じで、価格帯ごとに分類されることが多いです。サービス料金が高いということは、求められるホストの質も高くなり、採用ハードルが高くなる。ニートからホストになる場合、格安店から始めることになると思います。
そこから店内での格を積み上げていき、店の格も上げていくというキャリアがあるわけです。
最終的に、ホスト業界内でキャリアを突き詰めていくと「オーナー」になります。
4.ホストを辞めた後は?
ホストは厳しい世界だから、向き不向き関係なく、成功できないことがあるんです。
そのとき、スパッとホストを辞めることが大事なんですよ。ホストとしての寿命というのはキャバクラ嬢よりも短いですから。熟キャバクラはあるのに、熟ホストはほとんどないのが現状。
経営陣に食い込めなかったなら、スッパリ諦めて去るしかありません。
ホストを辞めた後には風俗店の男性スタッフになる人もいれば、バーテンダーになる人もいます。
そういう道もまた面白く、アリです。
また、個人的にはホストとしての高い接客能力を活かした仕事に就くと良いと思います。バーテンダー以外だと、「ホテルスタッフ」「テーマパークのキャスト」「レンタルカートのスタッフ」「タクシー運転手」「美容師」などですね。
ニートからホストになることを考えるのも大事だけど、もし成功できなかったときにどうするかを今から考えておくのも大事なこと。
さまざまなことを考えながら、ホストになるかどうかを決めましょう。
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