ロングスリーパーで仕事が辛い…

朝起きるのが辛いし、仕事中に眠くなるのも辛い。どうにかしてこの状況を改善したい! と考えている人もいるでしょう。

今回は、「ロングスリーパーが仕事の辛さを和らげる方法」「ロングスリーパーに向いてる仕事・会社への転職」を掘り下げていきたいと思います。

ぜひ参考にしてみて下さい!

ロングスリーパーが仕事の辛さを和らげる方法

ロングスリーパーは「遺伝」による「体質」だと考えられています。

また、ストレスにより後天的にロングスリーパーになるケースもあるんです。

睡眠には自律神経が深く関わっていると言われています。自律神経には日中に優位に活動する交感神経と、夜間に優位に活動する副交感神経があるんです。

交感神経は血圧を上昇させ心臓の働きを活発にし、アドレナリンの分泌を促したり、身体を緊張状態・興奮状態にさせたりする働きがあります。

一方、副交感神経は心臓の働きを抑制し、身体の機能を回復させるのに適した状態をつくり、身体をリラックスさせるんです。

交感神経が優位になっている状態で眠ろうとしても眠りが浅くなり、体力があまり回復しなくなります。

ストレスは交感神経を優位にさせてしまうんです。それによって睡眠の質が低下するため、短時間で身体を回復させるのが難しくなり、ロングスリーパーになるんです。

遺伝的体質によるロングスリーパーは治すことができませんが、疲労やストレスによるロングスリーパーは、それらの元を根絶すれば治すことができます。

また、遺伝が原因の人でも疲労やストレスが原因の人でも、「ロングスリーパーが抱える仕事の辛さを改善する」ことはできますよ。

その方法は、「睡眠の質を高めること」です。

睡眠の質を高めることによって、眠りが深くなり、睡眠による「疲労解消」「ストレス解消」効果が高くなります。

つまり、長時間眠らなくても体力が回復できる状態になるわけです。

これから、睡眠の質を高めるためのポイントと注意点をいくつか紹介しましょう。

睡眠の質を高めるためのポイントと注意点

1.寝起きに日光を浴びる

人間には、体内時計というものがあります。厚生労働省のサイト「e-ヘルスネット」によると、これは概日リズムと呼ばれていて、一定周期で体内環境を変化させる働きを持つのだそうです。

さらに、人間の体内時計の周期は24時間よりも少し長いとのこと。放っておくと地球の自転周期とズレてしまい、生活リズムも徐々にズレていくことになります。

それでは都合が悪いということで、体内時計には外界の温度変化や明暗変化などに対応して周期をリセットさせる機能が備わっているんです。

体内時計がリセットされるタイミングは「日光を浴びたとき」なんですよ。

だから、寝起きに日光を浴びることによって日中は体内が活動モードになり、夜には睡眠モードになるというわけです。これにより睡眠の質が高くなり、日中の眠気も改善されます。

朝起きたら、まずカーテンを開けて日光を浴びましょう。

2.休みの日も決まった時間に就寝・起床する

ロングスリーパーだけど仕事のせいであまり眠れない。だから休みの日に寝溜めする、というロングスリーパーもいると思います。

しかし、休日に寝溜めをするというのはよくありません。

米コロラド大学が行った研究によると、「寝溜めをしても睡眠不足を解消できないだけでなく、糖尿病のリスクが高くなる」という結果になったんです。

この研究論文によると、寝溜めが睡眠不足解消に繋がらなかった理由として次のようなことが考えられています。

「寝溜めと言っても普段の生活から大幅に睡眠時間を増やすことはできないうえに、休日明けの平日に就寝時刻が遅くなり睡眠不足を補えないため。」

結局のところ、平日も休日も決まった時間に就寝と起床をするのが最も良いということです。

3.寝る前に、ぬるめのお湯につかる。

寝る少し前に、ぬるめのお湯につかることでリラックスして副交感神経を優位にすることができます。寝る前に副交感神経が優位になれば、睡眠の質が高くなるんです。

お湯の温度は38~40度。熱すぎずぬるすぎず、長時間でも入っていられそうな温度が良いですよ。このお湯に10~15分程度はつかってみてください。

「熱いお湯じゃダメ?」と思うかもしれませんが、ぬるめのお湯がいいということには理由があるんです。

テルモ体温研究所の記事には、「深部体温」が低いときに眠りやすく、深い睡眠を得やすいと記載されています。

つまり、「体温変化で眠りをコントロールすることが可能」というわけです。

寝る前に熱いお湯に入ると体温が下がりにくくなり、眠りが浅くなる可能性があります。

だから、「ぬるめのお湯」がいいんです。

寝る前に、ぬるめのお湯に入って深く質の良い眠りに入りましょう。

4.就寝前3時間は食べない

睡眠の質を高めるために、就寝前3時間は食べ物を食べないようにしましょう。

お酒も就寝前3時間はNGです。

食べ物を食べたりアルコールを摂取したりすると、消化・分解活動で内臓が活発化してしまいます。体を休ませることができない状態です。この状態で寝ようとしても寝付きが悪くなったり、睡眠の質が低下したりします。

どうしても仕事などで遅くなるときには、消化に良いものを食べましょう。

一般的に、脂肪分が少ない食事が消化に良いと言われています。

5.寝る前はPC・スマホ・テレビ禁止

パソコンやスマホなどから発せられるブルーライトには、覚醒作用があると言われています。

慶應義塾大学の綾木雅彦教授らが行った研究によると、就寝前にブルーライトを遮光することでメラトニンの分泌が増したという結果が報告されているんですよ。

メラトニンとは、夜間になると分泌が増すホルモンのことです。

メラトニンには睡眠・覚醒リズムを調整する働きや、催眠効果などがあるんです。

つまり、寝る前にブルーライトの刺激を受けるとメラトニンの分泌量が減って睡眠・覚醒のリズムが狂います。それにより浅い眠りになって睡眠の質が低下してしまうというわけですね。

ブルーライトはスマホ・PC・テレビの液晶などから発せられるため、寝る前にそれらを触るのは止めましょう。

どうしても仕事が辛いなら転職を考えるのもアリ

ここまでロングスリーパーの人の仕事における辛さを解消するために、睡眠の質を高める方法を紹介してきました。

ただ、睡眠の質を高めると言ってもあまりに睡眠時間が短くなってしまう場合には、高い効果が期待できません。

それに、仕事上どうしても睡眠の質を高める方法を実践できないこともあるでしょう。

また、睡眠の質を高めるとしても、やはり長時間の睡眠を取りたいという人もいると思います。

以上のような場合は、ロングスリーパーに向いてる仕事や会社に転職することで仕事の辛さを根本から解消するという選択肢も、視野に入れておきましょう。

次章では「ロングスリーパーに向いてる仕事・会社の特徴」について説明します。

ロングスリーパーに向いてる仕事・会社の特徴

  • 残業が少ない
  • 夜勤がない
  • ストレスが少ない

残業が少ない仕事は、長時間の睡眠を確保しやすいです。

dodaの残業時間ランキングによると、事務系の仕事は総じて残業が少ない傾向があることがわかります。最も残業時間が少ないのは、経理事務(11.1時間)。次に秘書・受付(11.6時間)、医療事務(12.1時間)と続いているんです。

※カッコ内の数字は平均月間残業時間。

長い睡眠時間を確保したいのなら、以上のような「残業が少ない仕事」も視野に入れておきましょう。

夜勤は、体内時計がリセットされる朝に眠るため、眠りが浅くなります。睡眠の質の低下を招くため、避けましょう。

そして、ストレスは交感神経を刺激して体を興奮状態にさせるため、寝付きが悪くなったり睡眠の質が低下したり睡眠障害の原因になります。ストレスからロングスリーパーになる人もいるため、ストレスが少ない仕事をし、ストレスが少ない会社に勤めるべきです。

そのために、自分にとっての仕事や会社に潜むストレス要因を見つけ出しましょう。現在、睡眠以外のストレスを仕事や会社で抱えている人は「ストレスを感じた瞬間」を、都度メモすることでストレス要因を見つけやすくなりますよ。

以上が、ロングスリーパーに向いてる仕事と会社の特徴です。

睡眠の質を高めても辛い状況が改善しなかったり、今の仕事がどうしても辛かったりする場合には、以上のような特徴を満たす仕事や会社に転職することも考えておきましょう。