教育業界を辞めたい!教育業界から転職を成功させるには?転職先はどこがいい?

教育業界は憧れる人も多ければ、反対に去る人も多いです。離職率が高い教育業界、その実情はこれを見ているあなた方が一番よくわかっていると思います。

ただ、教育業界と一言で述べても幅広い職種がありますよね。学校の先生・塾や予備校の講師・通信教育スタッフ・サポートスタッフ・事務などなど……。直接教鞭をとる仕事もあれば、そうではない仕事まで幅広いですよね。

「良いと思って始めた仕事だけど、教育業界を辞めたい」

今回はそんな教育業界各職の悩みに迫りながら、教育業界からの転職を考えていきたい思います。

教育業界で働く人の悩み

教育業界全体にはとても悩ましい実態があるように思えます。

特に、勤怠に関してはとても厳しい状況にあるんじゃないでしょうか。

教育業界はどこも残業が多いです。そういえば…学校の先生は、夜遅くまで残っていたなあと今になって思います。仕事が多いから、時間外に作業することが多くなるのは当然。

ただ、勤怠管理がまともに行われていないところが多いのが問題だと僕は思います。

残業代、出ないことが多いですよね。

休憩時間の概念も曖昧だし、休憩していなくても「休憩していた」と記録されてしまうこともあるようで…勤怠管理ガバガバです。

教育業界で働くのがキツいと言われるのは、ガバガバな勤怠管理に理由があると思います。

教育業界に向いていない人

色々な職種がある教育業界、一概に向き不向きを語るのは少し難しいけれど、教育業界全体に言えることが少なからずあるので紹介します。

  • 感情的な人
  • 「接客」という意識が薄い人

職場や職種関係なく言えるのは、上記二つだと僕は考えます。

まず、感情的な人は絶対に教育業界に向いていません。教育現場に、感情的な人間はあまり必要とされないんです。特に教師や講師は直接生徒と関わりますが、人と人との関わりなので感情を消すことはできないでしょう。

ただ、感情をすぐに出してしまうというのは考え物です。

生徒に何か嫌なことをされてもスルーしてしまえるほど、感情をコントロールできなければダメ。

また、接客業という意識が薄い人も向いていません。人と人との真正面からの向き合いではなく、生徒と親は自分たちの客であり自分たちはサービスを提供する接客業という立場だということを理解しなければ、教育業界の仕事は勤まらないでしょう。

以上二つの適正は「生徒や親とのトラブル」を上手にかわせる適正とも言えますし、「生徒や親」とうまく付き合っていくための適正とも言えます。それは教師・講師だけでなく、事務員や広報・営業といった職種にも通ずる考えではないでしょうか。

講師の悩み&転職活動のポイント

学校教師・塾講師・予備校講師など、直接生徒に勉強を教える職種を講師と一括に語ります。

講師にありがちな悩みというと、やはり人間関係の悩みが一番に浮かびますよね。どの人間関係? 生徒と親。特に、近年はSNSが普及したことで生徒同士がネットで先生の陰口を言い合うことも多いです。陰口を言わなくても、生徒とSNSで繋がるべきかどうかという部分にも気を遣いますよね。

嫌な生徒だったとしても、FacebookやTwitterでフォロー(友達)申請が来たら承認しないといけないのか…ということも問題になってきます。

なんというか…めんどくさい!!

SNS疲れという言葉がありますが、講師陣はまさしくSNS疲れに悩まされているでしょう。その上リアルな関係にも悩まされる。あまつさえ生徒との人間関係に気を遣っているのに、親が要らないちょっかいをかけてくることもあるし!

やってられないですよねえ。

そんな講師が転職を成功させるには、最初に考えるべきことがあるんです。

「人付き合いが多い仕事か、人付き合いが少ない仕事か、どちらかを選ばないといけない」

講師としての経験を活かすのなら、人付き合いが多い仕事の方が向いています。親や他の講師陣との折衝事の経験を活かして、営業や広報といった仕事に就く。生徒や親との関係よりも「ビジネス」と割り切れるから楽だし、そういう道もアリですよね。

ただ、人付き合いに疲れすぎている方は営業や広報といった人と関わることが多い仕事自体に、大きなストレスを感じるかもしれません。

大事なのは、自分がどうしたいかです。

疲労度合いで判断するのもいいでしょう。ただ、個人的には、「向き不向き」で判断するのがベストだと思います。

講師をしていて「やってられねえ!」と思った時点で、あなたは人付き合いが多い仕事が向いていない可能性もありますからね。自分の向き不向きを、転職エージェントを利用したり友人に聞いてみたりすることで、客観的に判断してみてください。転職を成功させる第一歩は、そこから始まります。

サポートスタッフの悩み&転職活動のポイント

講師が教育業界の花形だとしたら、サポートスタッフは裏方。試験問題を研究したり、授業で使うテキストや試験問題の編集と作成を行うサポートスタッフ。裏方とは言え、あなた方がいなければ講師が一人でテキスト作成もしなくてはならなくなり、負担が増えすぎて破綻するでしょうから、大事な仕事です。

花形には花形の悩みがあり、裏方には裏方の悩みがありますよね。

試験問題研究や編集制作という作業は、とても神経を使います。ひたすらに机や資料と向き合うデスクワークだから、腰と肩を痛める方も多いでしょう。眼精疲労に悩まされることも多そうですね。

そういったデスクワークらしい悩みもあれば、講師陣から「テキストがわかりにくい」だの「試験問題が簡単すぎる(難しすぎる)」だのクレームを受けることもあります。それなら自分で作ってみろよと言いそうになるのをグッとこらえて、「気をつけます」と頭を下げるしかありません。

そんなサポートスタッフが教育業界から転職する場合、オススメの転職先は理系と文系とで違います。

理系の大学を出て専門分野を何かひとつ持っているのなら、その分野の研究職がオススメです。

たとえば「生物系」出身なら、食品や化粧品会社の開発や基礎研究ができるでしょう。微生物や生物化学を扱う業界ですからね。

文系なら自分が少しでも興味を持てる業界の営業職が、転職しやすいでしょう。

営業職は人と関わることがあるものの、試験問題やテキストと向き合う毎日を送っていた人なら新鮮味があって面白いと思います。試験問題やテキスト作成で培ったスキルも、案外活かせるんじゃないでしょうか。

サポートスタッフの仕事は「緻密な計算力」が必要です。試験問題を作るにしても、問題の種類や出題のタイミングなどをしっかり計算して計画的に作らないといけませんよね。営業職も「今何を伝えるべきか」「今はどう動くべきか」をしっかり計算し、計画的に営業活動を行う人が成功する仕事です。

案外、穴場なんじゃないでしょうか。

他には製造業の購買部など予算を扱う仕事、勉強して機械設計エンジニアやシステムエンジニアなどが向いていると思います。エンジニア関係の仕事と「試験問題を作る仕事」は、似ていますからね。購買部など予算を扱う仕事は、計算力と計画力を活かせるでしょう。

事務や販売促進関係職種の悩み&転職活動のポイント

事務と言いながらも、教育業界だと生徒指導や相談を請け負うこともありますよね。事務職や内勤にありがちな悩みに加えて、人間関係の悩みまでプラスされるわけです。

事務は「生徒との関係性・距離の置き方・接し方」に悩むことが多いだろうし、広報やマーケティングは新しく生徒を集めるにはどうすればいいか悩みことが多いでしょう。特に、広報やマーケティングは保護者と関わることもあって、保護者との折衝にも気を遣いますよね。

事務員が教育業界から転職するなら、一般企業の事務職というのもアリだと思います。

一般企業の事務職は、教育業界と違って、直接客と関わることはあまりありません。電話対応くらいのものです。だから、一般企業の事務職なら悩み半減であまり苦に感じず働くことができるんじゃないでしょうか。

逆に事務から離れて人と関わる仕事がしてみたいなら、営業職や広報もアリです。生徒と接してきた経験も活かせるでしょう。

人とあまり関わりたくないけど事務から離れたいのなら、警備やビルメンテナンス・ハウスキーパーなどもオススメです。

広報・マーケティング関係からなら、メーカーの商品企画・営業企画なんかが良いでしょうね。ネット業界に興味があるならWEBアナリストも面白いかもしれません。

仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人へ
ヒサダ

はじめまして。当ブログの管理人ヒサダです。

僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…

それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。

転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。

  • 転職を決断する勇気が出ない
  • この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
  • 転職後の自分をイメージできない
  • 辞めることを言い出しにくい
  • 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
  • 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない

これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。

でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。

だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。

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