吃音の症状に怯えながら働くのはとても辛いと思います。
僕の幼馴染のひとりが吃音症で、子どもの頃に「本読み」を当てられるのが本当にきつそうでした。仕事をしていても、顧客対応・電話対応・プレゼンなど…どもるのが怖いタイミングはたくさんありますよね。
吃音を抱えながら仕事するのは辛い…と、僕の幼馴染もよく言っていました。
このページでは、吃音が原因で仕事が辛い人の「転職」について掘り下げていきたいと思います。
少しでも今の仕事を辞めたい気持ちがある人は、参考にしてみてください!
吃音が原因で仕事が辛い人が転職する際に知っておくべきポイント
具体的な転職先候補を紹介する前に、吃音症の人が転職するときに知っておくと良いことを整理しておきたいと思います。転職を経験した吃音症持ちの僕の幼馴染の経験を踏まえると、転職の際に重視したいポイントは2つです。
1.仕事選びは「安心」を最優先させる
仕事選びの基準は「たのしいこと」「やりがいがあること」「給料が高いこと」など、人それぞれ持っているでしょう。
ただ、吃音症を抱えている人は「安心」を最優先させたほうが良いです。
安心して働くことができる仕事であれば、「楽しい」「やりがい」などは後から付いてくる可能性が高いです。
これまでのように吃音の症状に怯えて働く必要が無く、これまで以上にストレスフリーかつスムーズに仕事ができるようになるでしょう。自分が誰かの役に立っているという実感や、成長しているという実感などを得ることができ、それが楽しさにもやりがいにもなります。
また、そうして活き活きと働くことでパフォーマンスが向上し、結果的に良い待遇が得られるようになるのではないでしょうか。
2.吃音症であることは伝えたほうがいい
吃音症であるということは、面接時に伝えたほうがいいと思います。
症状のタイプによっては、工夫すれば吃音を隠せることもあるでしょう。ただ、それで採用されたとしても今後ずっと隠して働くことになります。周囲の配慮が得られない状況下で吃音に意識を向け続けることになり、結局また「吃音で仕事が辛い」と感じてしまうのではないでしょうか。
面接時に「最初の言葉に詰まることがありますが、少し待っていただければ話せます」などの配慮事項と一緒に吃音であることを伝えれば、具体的な対策を取って貰えます。
また、面接時の受け答えに関しても「話そうとしているのに言葉を切られる」ということなく、進められるのではないでしょうか。
吃音症の人に向いてる仕事
吃音症の人に向いてる仕事選びの基準は安心して働けるかどうかなんですが、具体的にどのような仕事がそれに当てはまるのかがわからないと転職できませんよね。僕と吃音症持ちの幼馴染の二人で厳選した「安心できる仕事」の具体例を紹介します。
一般事務
一般事務の基本的な仕事内容は、データ入力・資料の作成と管理です。扱う書類やデータは請求書・見積書・議事録・顧客情報・売上データなどさまざま。効率よくデータを入力する作業スピードと、作業の正確さが求められます。
来客対応や電話対応に関しては、行わない職場もあり、そういう求人を探せば吃音の症状に怯えず安心して働けるのではないでしょうか。
普段からパソコンを扱う人には特に、オススメです。
製造の仕事
工場内の製造業務と言っても製造・組み立てや、加工・仕上げ、点検、仕分けと梱包、生産管理などさまざまな仕事があります。ただ、その全てにおいて「仕事を覚えれば黙々と作業をする時間が続く」という共通点があるんです。
生産管理は職場の人と関わることがあるものの、吃音症であることを伝えて配慮を得られれば、こちらが話すのを待ってもらうことができます。
一方、ライン作業を選べばトラブル時以外に人と話す機会はほとんどありません。自分の症状の度合いによって仕事を選ぶことで安心して働けるのではないでしょうか。
コツコツとした作業が得意な人には特にオススメです。
プログラマー
プログラマーは、システムエンジニアが作った要件定義や設計に沿ってプログラミングをする仕事です。顧客対応をしたり人前で話したりする機会があまりありませんし、自分の作業に黙々と集中することができるので吃音に怯えなくても済むのではないでしょうか。
ときには職場の人に意見を求められることがありますが、その際も大人数を相手にすることがありませんので、配慮も得やすいです。
手に職付けたい人には特にオススメです。
警備の仕事
警備には、施設の中を巡回警備する施設警備や、工事現場などで交通整理をしたりする交通誘導警備、現金輸送車の警備をする輸送警備などがあります。特に求人が多いのは施設警備と交通誘導警備なんですが、どちらも基本的に喋る必要性があまりありません。
トラブル時には通行者に説明をしたり、施設で働くスタッフからの質問に答えたりすることがあるものの、発生頻度は低く、説明などが得意な人に代わってもらうことも可能です。
体力に自信がある人には特にオススメしたい仕事です。
吃音症を抱えながら転職活動を効率的に進めるには?
吃音の症状に怯えたくないのなら安心して働ける仕事を探せばいいんですが、できれば「自分の能力や趣向を活かせる」仕事のほうがいいですよね。そうしなければ、吃音とは違うところでストレスが溜まり再転職の可能性が出てきますから。
だけど、自分ひとりだけで求人を探して比較するというのは、かなり大変です。
そこで、活用したいのが「転職エージェント」。無料の転職支援サービスです。
転職エージェントに登録することで、キャリアアドバイザーに「吃音症でもできる仕事で、自分の能力・性格・趣向的に向いてる仕事」を教えて貰うことができます。その条件を満たす仕事で、吃音症に理解のある職場の求人だけを効率よく手に入れられるんです。
また、面接時に吃音症のカミングアウトをするのが辛い人は、キャリアアドバイザーに代行してもらうことも可能です。
吃音が辛いから仕事を辞めたいという人が転職を成功させるには、転職エージェントと二人三脚をすることが最も近道となるのではないでしょうか。
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
そして、数多くある転職エージェントの中で1番おすすめなのはマイナビエージェント。当ブログで150人を対象に行ったアンケート調査で評価が最も高かった転職エージェントです。
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