建設コンサルタントを辞めたい人の転職先候補を徹底的に掘り下げてみました。

建設関係の仕事は、上を目指さないなら辞めたほうがいい。

建設業界の裏方、日本インフラを支える裏方中の裏方、建設コンサルタント。その職業人を取り巻く労働環境はとても悪く、官公庁相手の仕事にやきもきしている人はネット上を見るだけでもかなり多いんです。

今の辛い生活をずっと続けるのは無理だと、今の仕事を辞めたい! そう感じて当然だと思います。

今回は、建設コンサルタントから転職を成功させるために、「フリーになる(経営側になる)」という選択肢と「建設の仕事から離れた転職先を選ぶ」という選択肢を徹底的に掘り下げていきたいと思います。

圧倒的裏方…! よくある辞めたい理由を集めてみた

建設コンサルタントの仕事は、説明どおりならものすごく名誉と誇りある仕事のように思えますよね。民間企業や官公庁をクライアントとして、地図に載るようなものをデザインする仕事だから。

だけど、この仕事は徹底的に裏方で、圧倒的なまでの従業員搾取の体質が身についている企業が多いんです。

僕がネットを使って調べた、よくある「建設コンサルを辞めたい理由」を紹介しましょう。

  • 官公庁からの無茶な発注と圧力
  • できるか…! そんなに、残業…!
  • 合理性よりも政治の意向が重視される
  • 官公庁からの新規の仕事を増やしすぎ、てんやわんや

官公庁から、「月曜朝一にお願いねー」と修正指示を受けるのが、金曜夕方ということがよくあるんじゃないでしょうか。土日休むなという無茶なんですが、官公庁からのお願いということで無視することはできず、結局土日休みが潰れてしまうんですよね。

だって、一般企業とは異なるスケジュールで動いているから、官公庁は。一般企業の都合をそこまで考えられず、無茶を言ってしまうんだ。

だけど、結果的に残業と休日出勤を含めた時間外労働が100時間を越えたり、150時間に達したりすることもよくあるんですよね。「官公庁だから仕方が無い」なんて、働いている人たちは絶対に思えません。

また、道路を作るときに「どこにどういうルートで作るか」ということを考えるのが、建設コンサルタントの仕事だと思います。「これは真っ直ぐ道路作ったほうが経済的に合理的だ」と考えて提案したとしても、政治の都合などで道が曲げられてしまうということもありますよねえ。

合理性だけじゃあダメという理不尽に、「やってられん!」と思う人はネット上にめちゃくちゃ多いです。

そうやって官公庁からの新規の仕事を増やしまくった結果、仕事は忙しくなるし「新しいことをしないといけない」というベテランに対するプレッシャーにもなる…。それなのに、建設コンサルタントが世間から光を浴びること、無いじゃないか!

圧倒的裏方…! 徹底的なまでに裏方。

生活は自分の時間が無く、給料を貰っているとしても使う暇が無い。

そりゃあ、辞めたいわ。というか、残業時間がやばいとか官公庁の発注がおかしいとか、そういう理由が一番きついなら、辞めたほうがいいと思いますよ。

体を壊します。

建設コンサルタントから転職するなら、やはり建設・不動産関係?

建設コンサルタントから、建設会社に転職するという人は多いと思います。建設コンサルタントとして学んだ知識や経験を活かせる仕事というと、やっぱり建設会社の仕事が一番近いですからねえ。

ただ、建設コンサルタントをしていたときに建設会社との付き合いがあまりうまくいかなかったとか、建設会社は嫌だと感じた人も多いでしょう。そういう人が建設会社に転職するというのは危険だし、転職する意味があまり無いように感じます。

せっかく転職するんだから、声を大にして「成功だ!」と言えるところがいいですよね。

知識を引き継ぐことができて、今とはかなり異なる仕事というのが、僕が「転職成功しやすい転職先」だと思っているものなんです。

そうなると、不動産関係がいいかもしれませんね。

不動産開発、不動産流通、不動産管理、全部視野に入れられるんじゃないでしょうか。

開発の仕事が、建設コンサルタントの知識分野と一番近いと思います。少し遠いところの方がいいなら、物件を紹介販売する流通側の仕事がいいですね。不動産営業は忙しいものの、建設コンサルタントと比べるとプライベートの時間は増えるでしょう。

不動産管理は知識を活かせる度合いが低くなるものの、比較的残業も少なくてオススメです。

仕事内容自体が嫌いじゃない人に、フリーという手はあるか

建設コンサルタントの仕事内容自体は嫌いじゃない人は、フリーになるという道があります。

建設コンサルタントに限らず、「コンサル業務を行う仕事」に広げて考えると、フリーランスのコンサルタントは結構多いです。コンサルタントのキャリアパスのひとつに、「独立して稼ぐ」というのがもう組み込まれているようなものなんですよねえ。

独立したほうが待遇が良くなるというのが、わかっている人が多いんだと思います。

建設コンサルタントがフリーになるメリットは、まずクライアントが民間の建設会社ばかりになるということです。これはデメリットとも言えるかもしれませんが、「この仕事がきついのは、官公庁の仕事が多いせい」だと僕は感じたので、メリットとします。

ワーク・ライフ・バランスを自分自身で調整できるし、休日を増やそうと思えば増やせるのもフリーの魅力です。

建設コンサルタント経験を活かせる、まったく違う仕事とは?

フリーになるか、不動産業界かの二択を考える人が多いかもしれませんが、もっと視野を広げてみましょう。

例えば、「建設・不動産業界以外で、少なからず興味を持てる業界」の営業職なんてどうでしょうか。

コンサルタントとしての「折衝ごと・打ち合わせの経験」は、営業の仕事に活かすことができます。

ただ、営業職の求人を探すときに「個人を相手にする企業」には気をつけたほうがいいと思います。いまどき営業職から商品を買う個人というのは少なくて、お年を召した方が多いです。お年寄りをだましている感覚になるんですよね。

法人から法人に営業をかけるほうが、一件当たりの単価が高くなりますし、個人より契約を取りやすいんです。

契約を取りやすい、単価が高いということは、稼げるということでもあります。

あとはブラック企業を避けて残業時間を40時間以内に収めることができたらベストです。

「仕事の経験を活かせる」「給料が下がらない」「残業が減る」。建設コンサルタントからの転職先として、これほどオススメできるところは無いのではないかというくらいです。

だから、不動産業界に転職する人にも、不動産営業が特にオススメです。

あとは、企画職も建設コンサルタントの経験を活かしやすいです。

とにかく、「建設」からは一旦離れましょう。建設の仕事と近い仕事をするとしても、不動産くらいの近さにとどめておくのがいいと思います。建設業界は「経営者を目指す人」がこれからどんどん必要とされてきますよ。

どこも人手不足、跡継ぎ不足に悩んでますから。

逆に言えば、「経営者になる気が無いなら建設業界は辛い」ということなんです。

建設コンサルタントから転職するなら、建設業界以外! それが、建設コンサルタントからの転職先選びの第一条件です。

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