警備員と言えば、未経験で飛び込める仕事の代名詞みたいに言われている仕事です。

仕事内容自体が単純であるためというのと、実際に色々な人を受け入れる警備会社が多いというのとでそういう風に言われているんだと思います。ただ、仕事内容自体は単純だとしても決して簡単な仕事というわけではありません。

未経験から警備員への転職に興味がある人は、警備員の仕事と警備員に転職するときのポイントについて知ったほうが良いでしょう。

警備員に転職する際に知っておくべきこと

転職のポイントを紹介する前に、警備員の仕事内容や給料に関する疑問や悩みに答えます! 知っているつもりで知らないこともありますし、ここを把握していないために警備員の転職に失敗することもあるでしょう。しっかりと理解したうえで、転職を考えてみてくださいね。

警備員の種類とそれぞれの仕事内容はどんなもの?

  • 施設警備員
  • 交通誘導・雑踏警備員
  • 輸送警備員
  • 身辺警備員

一般的に警備員というと、施設警備員と交通誘導・雑踏警備員とがメジャーですよね。未経験からの転職が簡単であると言われているのも、その二種類となっています。身辺警備員はお偉いさんのボディーガード的な仕事ですが、これはかなり転職が難しいです。

まあ…それはさておくとして、それぞれ仕事内容を見ていきましょうか。

施設警備員の仕事は、商業施設・学校・会社やビルなどに駐在して見回りなどを行うことです。不審者はいないかどうかを見張るというイメージで、現場にもよるものの特にトラブルが無ければそう忙しい仕事でもありません。

交通誘導は、工事現場や駐車場などで人や車の誘導を行い交通整理をする仕事です。雑踏警備員というのはイベントなどの人がたくさん集まる場所での誘導を行います。

あの赤い棒を振っている人たちのことですね。

輸送警備の仕事は高額な現金輸送・美術品の輸送など、厳重に運ばなければならないものを輸送するときに必要とされる仕事です。事故が起きないように、盗まれないように輸送物を守ります。

「止めるな・乗せるな・離れるな・開けるな」の警戒4原則が定められるほど、重要度・危険度共に高い仕事です。

身辺警備員は、ボディガード。大企業の役員・政治家・芸能人・スポーツ選手などについて周囲を警戒する仕事です。依頼者を窃盗・暴行・殺人から守るという特徴から、ものすごく危険な仕事と言えます。

基本的に、箇条書きした警備員の種類が下に行けば行くほど転職する難易度が高くなるということです。

未経験から転職を目指せるのは、施設警備と交通誘導・雑踏警備の仕事と考えておきましょう。

警備員の労働時間はどれくらい?

警備員の仕事は、拘束時間が長いケースが多いです。

シフト制がほとんどなので残業はあまりありませんが、宿直がある場合もあります。商業施設の場合は早番・遅番という2交代制が多く、拘束時間が10時間を超えることがほとんど。8時間程度で終わる仕事ではないと思っておきましょう。

明確な休憩時間はありませんが、待機時間があります。

体力と集中力を使う仕事であるためか、交代して現場に出て待機してということを繰り返すことが多いんです。そのときには仮眠をとっても良いしインターネットをしても良いと、比較的自由な時間が与えられます。

しかし、緊急時には必ず駆け付けなければならないため明確な休憩とは呼べません。

待機時間中も、もちろん給料が発生します。

ただ…警備員の場合は1日に8時間を超えて働いた場合も残業代は出ません。残業代が出るのは、週の平均労働時間が40時間を超過した場合とされています。

警備員の給料はどれくらい?

警備会社の規模によって異なりますが、低くても年収250万円程度となっています。年収が高い会社だと平均は350万円を超えますし、勤続年数が長くなればなるほど現場での立場も上がるため年収も高くなる傾向があるんです。

また、忙しい会社ほど年収が高い印象があります。

僕の知人に「父親が警備員」という人がいるんですが、そのお父さんは年収500万円程度を安定してもらっているんです。年齢は50代・勤続年数10年目ということもありますが、2交代制で週休1日程度の忙しいところなので、余裕で週平均40時間を超えます。

超過分は残業代が出るため年収が高くなるというわけです。

給料だけを追い求めるなら忙しい会社や現場を希望して転職したほうが、良いのかもしれません。

未経験から警備員への転職を成功させるためのポイント

警備員の仕事のあれこれがわかったところで、警備員への転職を考えるうえで知っておくべきポイントを紹介したいと思います。これを知るだけで警備員への未経験転職成功率はグーンとアップしますよ!

ポイント1.警備員に関する資格を知ろう

無資格でも普通に働ける警備員にも、3種類の国家資格が用意されているんです。

  • 警備員指導教育責任者
  • 機械警備業務管理者
  • 警備業務検定

転職する際には全く必要ありませんが、警備員として働くうちに以上の資格は取得しておくと便利ですよ。責任ある仕事を任せてもらえるようになるし、そうしたら自然と給料も上がりますから。

まず警備員指導教育責任者は、警備員の指導や教育を行うための資格です。警備員として3年以上業務を行っている必要があります。

機械警備業務管理者は、機械警備業務を行う営業所に必ずこれを取得した人をひとりは配属しないといけないという決まりのある資格です。無人警備システム管理などを行います。

機械警備というのは、警備員を置かずに機械を使って警備業務を行うことです。

警備業務検定は、施設警備・交通誘導・雑踏警備・貴重品運搬警備・核燃料輸送警備・空港保安警備の種類に分かれています。それぞれの警備業に関する知識と能力があることの証明です。

ゆくゆくは輸送警備なども行いたいという人は、取っておくと良いと思います。

ポイント2.警備会社の選び方を知ろう

  • なるべく規模が大きな警備会社にする
  • 資格の取得を推奨・支援している警備会社にする

求人選びのポイントは各人それぞれの希望があると思いますが、少なくとも以上の二つは警備会社選びの判断基準として持っておいた方が良いです。

規模が大きな警備会社は仕事が安定しているところが多いため、仕事と収入が減るリスクがありません。業績も安定しているので従業員に対する待遇も厚くなり、給料だけじゃなく福利厚生などさまざまな面で還元してくれます。

また、資格取得を考えたときには企業自体がそれを推奨しているほうがやりやすいです。

具体的に資格取得費用を補助してくれるところもありますし、資格手当をつけているところもあります。

以上の二つを基準にして警備会社を選んだあとは、「勤務形態」「拘束時間」「宿直の有無」などによって比較検討すると良いのではないでしょうか。

そのときには転職エージェントを使うと、警備会社選びはより安定しますよ。

資格取得を念頭に置いて、自分に合った警備の種類を選び、警備会社選びをしっかり行うようにすれば警備員の転職に失敗することはありません。

未経験で警備員へ転職するのなら、覚えておきましょう。