責任ある立場についている人は、辞めたくても自分の後任がいないと辞めにくいですよね。「後任がいないからしばらくいてくれないと困る」と会社に言われると、責任を感じてしまって辞められない…。

ただ、冷静に考えてみてください。

「後任がいないから辞められない」と言って、辞めるのは何時になる? 「しばらくはいてくれないと困る」のしばらくは、どれくらい?

そんなの「ずっと」に決まってるじゃないか。

「しばらくいてくれないと困る」のしばらくは「ずっと」

後任がいないからしばらくは会社にいてくれないと困ると言われて、「そうですか」と辞めるのを後回しにしている人も多いはずです。

ただ、しばらく経っても後任が現れる気配が無いのではないでしょうか。とてもよくあることです。

後任がいないからしばらくいてくれ?

そんなのは、あなたを会社に引き止めておくための方便です。あなたがそれに頷いている限り、会社はあなたを辞めさせるつもりなんかありません。だから後任なんて用意しないし、人材の補填などをする動きも見せない。

だから、そんなものは無視するに限ります。

そもそも会社が悪いのだ

「自分の代わりがいない状態で辞めるのは無責任」と思っている人は多いでしょう。辞めたいと相談したら、上司にも同じことを言われると思います。ただ、あなたの代わりがいないのはあなたのせいじゃないでしょう?

健全に人と案件が回っている会社は「代わりなんていくらでもいる」状態なんですよ。後任の人材をしっかり育てているから、席が空けば優秀な人材が自動的にその席に着く。そのようにして、会社の人材というのは回っています。

「代わりがいない」ということは、「人材教育がなっていない」か「人員不足」かのどちらかです。

その責任は会社の経営陣たちにあります。

ひとりの労働者に過ぎない人材が責任を感じるようなことではありません。

辞めるのは労働者の権利

これまで「責任」を主軸にして話を進めてきましたが、そもそも責任があるから辞めてはならないということはありません。

法律上では「退職2週間前に、会社に対して退職の意志を告げていればOK」と決められていて、最短2週間で会社を辞めることができるようになっているんです。そこに「リーダーとしての責任」や「役職者としての責任」などは書いてありません。

責任があろうが無かろうが、辞めてはいけないなんていう強制力はないんですよ。

後は、あなた自身の気持ちの問題です。

後任がいないのは会社の責任だし、法律上では誰でも辞められるようになっている。思い切って「辞めます」と引き止めも無視して自分の意志を通すという選択をするのも、必要ですよ。

それに、「代わりがいないほど人員がギリギリでマネジメントが出来ていない会社」にいても、デメリットが多すぎますしね。

思うように有給が取れなかったり、仕事量が多すぎる割に賃金が低かったり…。人が少ない割に、社員を消耗品の使い捨てのようにぞんざいに扱うところも多いです。どのみち、そんな会社にいても良いことはないから辞めてしまえという話ですよ。

引き止められているなら「力尽くで納得させる」

代わりが居ない状態だと自分自身が「辞めてやる」と踏ん切りを付けたとしても、会社側が「辞められたら困る」と言って引き止めることが多いですよね。その場合は「力尽く」で納得させるしかないんです。

「そんな物騒な」と思うかもしれませんが…。

何も「武力行使しようぜ」という話ではないんですよ?

「転職先を決めてから辞めてやろう」という話なんです。転職先が既に決まっていれば、会社側も承諾するしかなくなりますからね。自分の会社だけの都合ではなくなるから、ここで引き止めてもデメリットが大きいし「引き止めても無駄」と暗に感じさせることができます。

空白期間を作って転職が少し不利になるということもなく、引き止め対策にもなって一石二鳥です。

ただ、長時間労働が当たり前の職場だと求人探しすら難しいですよね。その際役立つのが「転職エージェント」です。自分が働いている間に担当者が求人探しをしてくれるので、働きながらでも求人を得ることができます。

面接の日時調整も代行してくれるし、面接はお昼休みにササッと終わらせることも可能です。

転職エージェントを活用すると、辞める前に転職先を決めておくことも困難ではありませんよ。

自分のために行動するという強い意志を持とう

社会人として「周囲に迷惑をかけない責任感」は必要だと思いますが、それよりも上位の存在として重視すべきなのが「自分自身のため」という行動理念だと僕は思います。人生は誰もが自分が主役です。

自分の人生は「会社のため」にあるものではありませんよね。

自分の人生は、自分自身と自分を本当に大切に思ってくれる仲間や恋人・家族のためにあるものです。

だから、職場の人に迷惑をかけない責任感よりも「自分自身のために転職をする」ということの方が優先されるべきなんですよ。だからこそ、法律では「2週間前に退職の意志を示せば誰でも合法的に辞められる」と定められているんだと僕は思っています。

誰もが自分の幸福を追い求める権利を持っている。

明確に辞めたい理由があって「どうしても辞めたい」と思うなら、辞めちゃいましょう!