完璧主義な性格が原因で仕事ができない…
そんな悩みを抱えている人も少なくないのではないでしょうか。完璧主義な性格は、重宝されることもあれば支障をきたすこともあります。
今回は「完璧主義を治す方法」や「完璧主義な性格を活かせる仕事への転職」について掘り下げてみたいと思います。
ぜひ参考にしてみてください!
完璧主義で仕事ができない人が抱える問題
- 仕事が遅くなる
- 自主的に動けない
- 完璧主義すぎてサボリ癖がつく
- 落ち込みすぎる
まず、完璧主義の人は仕事が遅くなりがちです。
完璧を求めて細部をこだわりすぎるんですよね。それでなかなか仕事が進められず、仕事が遅くなってしまいます。
続いて「自主的に動くことができない」というのも完璧主義の人にありがちなことです。完璧を求めすぎるあまり失敗を恐れます。最適解がわからないうちに動くことができなくなるんです。
そして、完璧主義が行き過ぎるとサボリ癖がつくことがあります。
完璧でないとわかった途端にやる気を無くすんですよね。完璧にできないくらいなら、はじめからやらないほうがいいと考えてしまうこともあります。だから行き過ぎた完璧主義者はサボリ癖がつくんです。
また、完璧主義の人は落ち込みすぎるきらいがあります。
完璧でなければ激しく落ち込む。人から自分の仕事を否定されたり低評価を付けたりされることでも、また激しく落ち込む。そうしていくうちに、仕事へのやる気が削がれていきます。
以上のように、完璧主義の性格が仕事に支障を与えるケースは多いです。
完璧主義を克服するか、受け入れて完璧主義な性格を活かす仕事に転職するか。
どちらかの道を選ばなければ、仕事に支障が出て辛いままになってしまいます。
これから、完璧主義を克服する方法と完璧主義な性格を活かせる仕事を紹介したいと思います。
完璧主義になってしまう原因&対処法
他者承認欲求
他人から認められたいという欲求を、他者承認欲求と呼びます。
この欲求が強すぎる人は、人からの承認が得られなければ自分自身に価値を感じません。人からの承認を得る手段はたくさんありますが、物事を完璧にこなすことで他者から認めてもらおうと考える人が完璧主義になりやすいです。
物事を完璧にこなせない自分なんて誰からも認められないゴミだ、と考えてしまいますから。
こういう人が完璧主義を治すには、他者からの承認を得る手段を変えることが大切です。
あなたが勤めている会社では、どんな人が評価されていますか?
評価されている人の特徴を分析してみてください。その特徴を真似ることで他者からの評価を得て、承認欲求を満たしましょう。
本当の自分への拒否反応
本当の自分への拒否反応として完璧を求めるようになることがあります。
そういう人は自分自身が本当は完璧ではないことを知っているんです。自分自身に欠点があることを理解しています。そして、その欠点を認められないでいるんです。認められないから、「自分はこんなものじゃない」「こんな自分は嫌だ」と自分自身に強い拒否反応を示します。
結果、「完璧を求める」ことで「理想の自分になろう」とするわけです。
要は「自己承認欲求を満たすための手段が完璧主義」ということ。自己承認欲求とは「自分自身を認めたい」「自分が納得できる自分でいたい」という欲求です。
こういう人が完璧主義を治すには、理想を下げるかありのままの自分を認めるかのどちらかの手段を取るしかありません。
まずは現状をしっかり分析してみてください。そして、目標設定を手が届く範囲に修正するんです。手が届く範囲の目標は努力すれば達成できます。達成したらあなたの手が届く範囲は広がっているはずです。そのとき、また手が届く範囲で目標を設定しなおせばいい。
その繰り返しで人は成長し、「自分で認められる自分」になれるのではないでしょうか。
完璧への依存
完璧を求めて本当に完璧に物事が進むと気持ちがいいですよね。心が満たされます。
そして、「心が満たされていない」と飢えている人がこの気持良さを経験すると、完璧に物事を遂行することに依存してしまう可能性があります。
こういう人が完璧主義を治すには、他の方法で心を満たせないかどうかを探るしかありません。
世の中には心を満たせる物事がたくさんあります。僕の場合は「ゲームクリアの気持ちよさ」「料理と酒のおいしさ」「読書によって自分の世界が広がる感覚」などがそうです。
自分がどんなことで心が満たされたと感じるかを分析し、他の依存先を探しましょう。
完璧主義な性格を敢えて受け入れるという選択肢
これまで完璧主義を克服する方法を語ってきました。
だけど、完璧主義な性格を敢えて受け入れるという選択肢もあるのではないでしょうか。
完璧主義は苦しいのかもしれません。辛いこともたくさんありますよね。完璧主義を治したいと思っている人は完璧主義が原因で辛く苦しい経験をしてきたんだと思います。
ただ、完璧主義であることがあなたの人生を支えている側面もあるのではないでしょうか。
完璧にこなしたら人から褒められた。完璧にできたかは置いておくとして、完璧を求めて努力してきたから成功した。見方を変えれば、完璧主義な性格は「あなたが生きる上で大切な素質」だと言えます。
だから、完璧主義を敢えて受け入れて「完璧主義という素質を活かす道」を考えることで、あなたはもっと働きやすく生きやすくなるのではないでしょうか。
そこで、次章では完璧主義な人に向いている仕事の例を紹介します。転職先の候補にしてみてはいかがでしょうか。
完璧主義な人に向いてる仕事
- プログラマー
- システムエンジニア
- イラストレーター
- アニメーター
- ライター
- 自動車整備士
- 企画職
- 経理
- 知財部
- 内部監査
- ホテルマン
技術職は完璧主義な性格を活かしやすいです。プログラマーを例にとってみましょう。プログラムが正常に動くには完璧なプログラムを求めないといけません。エラーが出ないように何度も何度もトライアンドエラーをして完璧を目指すことが求められるんです。
他の技術職に関してもそうです。「仕事のクオリティにこだわることが仕事」ですから。
ただ、技術職に転職するには「技術を習得しなければならない」という難点があります。
技術職に興味が無い人は企画職以下の仕事を参考にしてみてください。
企画職は「企画の練度をあげるのが仕事」です。つまり「企画のクオリティにこだわり続ける必要がある」ということ。完璧主義こそ輝けます。
経理は完璧に仕事をしなければ誰かが困りますからね。ひとつでもミスがあると仕事を巻き戻さなければならなくなります。
知財と内部監査は「細かくチェックする作業が多い」ため、完璧主義な人の素質を活かせる可能性が高いです。
ホテルマンは意外かもしれませんが、ホテルはかなり接客が厳しいんですよ。完璧な接客態度を求めなければいけません。そして、ホテルで出世していくのは接客対応が完璧な人です。そういう人が宿泊客からの要望を叶えられる人でしょうから。
以上のような仕事を選べば、完璧主義を活かして働けます。
まずは完璧主義を克服するか、受け入れて活かす道を選ぶかを考えてみましょう。
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
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