会社での失言はとても危険です。

人間関係にヒビが入ってちょっと働きにくくなるくらいならまだいいですが、最悪の場合、出世にも影響が出て人生規模で後悔することになりかねません。

今回は、職場で失言した後の上手な立ち回り方や、失言癖を直す方法を紹介します。

ぜひ参考にしてみて下さい。

職場で失言した後の立ち回り方で大事なこと

失言しないに越したことはありませんが、失言をゼロにするのは難しいです。誰しも失言してしまう可能性があります。大事なのは、失言した後の立ち回り方。

次のような立ち回り方を身に着けておけば、失言しても人間関係にヒビが入りにくいですよ。

謝罪は時と場合を考える

失言後の謝罪は大事ですが、謝罪はタイミングを考えないと大やけどを負います。

基本的には、失言に気づいて「あっ」となった瞬間に言うのが得策です。

ただ、時間が経って相手が既に気にしていない風だったら、謝罪して蒸し返さないほうが良いでしょう。

気にしていないことを本人から蒸し返されるのは、かなりイライラしますからね。

また、集団でいるときに失言した際、失言を受けた相手がそれを笑いに変えてくれることがあります。その場合、衆人観衆の前では謝らないほうが良いですよ。

笑いに変えてくれたのにみんなの前で謝ると、笑いが冷め、相手に恥をかかせることになりますから。

この場合は後で謝罪しましょう。

言い訳せず自分の非を認めて謝罪する

失言した後に言い訳したり、下手なフォローを入れたりするのはNGです。

たとえば会社で年齢の話になったとき、相手の年齢に関して失礼な言い方をしてしまったとしましょう。

「年いっててもまだまだこれからですよ!」みたいなね。

このとき、次のような言い訳やフォローをする人がいます。

「あ、違うんです。挑戦するのに年齢は関係ないって言いたくて」
「あ、まだそんなにですよね!」

こういう言い訳やフォローをすると、失言を重ねてしまいがちです。

「年齢は関係ない」「まだそんなに」というのも、相手からすれば「高齢だ」と言われているようなものですから。

言い訳せず、「すみません失言でした」と謝ることが大切です。

また、「不快に思われたならすみません」など、言葉の受け取り側が悪いと感じさせてしまうような言い方はNGですよ。

失言を笑いに変えようとしない

失言したのを冗談めかして笑いに変えようとする人がいます。

ただ、失言を笑いに変えていいのは失言を受けた人だけです。

失言をした人が笑いに変えると、ただ相手をいじって笑いを取っただけになります。言われた側からすると、自分が笑われているようで気分が悪いです。

会社で失言が多い人の特徴

会社で失言が多い人には、ある程度共通している特徴があります。

あなたにも心当たりがありませんか?

頭に浮かんだことがそのまま口に出ている

誰しも、頭の中に「言っちゃいけない言葉」が浮かぶことはあります。

僕もよくあるんですよ。

たとえば、上司が「最近、娘が冷たいんだよねえ」と言ったとき、「だろうなあ」という言葉が浮かびました。

だけど、このまま「そうでしょうねえ」なんて言えば、確実に上司をイライラさせてしまいますよね?

このように頭に浮かんだ言葉を一度飲み込むことができず、壊れた蛇口のように垂れ流してしまうから、失言が多くなるんです。

言葉選びを間違えている

失言が多い人の中には、言葉選びを間違えている人もいます。

日本語には似たニュアンスの言葉がたくさんありますが、その中には失礼だと思われてしまうような言葉もたくさんあるんです。

僕がやらかしてしまった言葉選びの失敗例をひとつ、紹介しましょう。

言いたかったのは「他の人が浮かばないようなアイデアが浮かぶ人」です。

これを僕は「狂ったアイデアを出す人」と言ってしまいました。その瞬間、社内が凍りついたのを覚えています。

友達との会話で通用するニュアンスが会社でも通用するとは限らないんですよね。

無理をしてまで喋ろうとしている

会社で人と話すときに、少し無理をしている人もいると思います。

本当は自分からあれこれ話すタイプじゃないけど、仕事だと「なんか話さなきゃ」と思って無理をしてまで喋ろうとする。

だけど、無理をしてまで喋ろうとするあまり、余計なことまで言ってしまうこともあるんですよね。

それが失言になってしまうわけです。

「喋らなきゃ」という意識に頭が支配されて、言葉選びにまで気がまわらないんだと思います。

心の底では会社の人達をよく思っていない

心の底では会社の人達のことをあまりよく思っていないと、気が緩んだときに失言が出てしまうことがあります。

嫌いな人、馬鹿にしている人に対しては無意識に毒舌になったりしますからね。

飲み会で酔うと会社の人に失礼なことを言ってしまう人は、このタイプかもしれません。

「お前酔うと毒舌だよな」と言われる人は要注意です。

冗談と失言の区別がついていない

気の利いたことを言おうとして失言になる人は、冗談と失言の区別がついていない可能性があります。

「人を傷つければ冗談でも失言になる」んですよ。

冗談を言って場を和ませたり盛り上げたりするなら、人を傷つけないようなネタにしておきましょう。

【会社で失言が多い人向け】失言癖の直し方 5つのポイント

失言癖を直すには、日頃の会話における意識を変えることが大切です。

具体的に何に気をつければいいのか、これから紹介します。

発言する前にリアクションを想像する癖をつける

発言する前に、相手のリアクションまで想像する癖をつけましょう。

ただ、このときに「こういうリアクションが取れればいいなあ」と、希望的観測が混ざることがあるんです。

希望的観測が混ざると、間違った想像をしてしまい、適切な言葉選びができなくなります。

想像するときは相手の性格などを考慮して、なるべくリアルになるようにしてください。

そして、意識的に「少しネガティブな想像」になるくらいがちょうどいいです。

この癖をつければ、相手を傷つける言葉が次第にわかるようになり、失言癖が直りますよ。

相手が欲しい言葉を探るように心がける

相手が自分に質問をしてきた場合、相手は「欲しい言葉」を持っていることが多いです。

たとえば「何歳に見える?」と聞く人は、「少し若く言ってくれないかなあ」と思っていたり「ダンディ目指してるから上がいいなあ」と思っていたりします。

これを無視して発言してしまえば、相手をムッとさせてしまい、意図せず失言になることがあるんです。

相手が欲しい言葉を探るように心がければ、失言を減らせるうえに相手に好かれるようになるのではないでしょうか。

相手がどんな言葉を欲しているかを探るには、相手のことを知る必要があります。日頃のちょっとした会話などを振り返り、分析しながら、会話するように意識しましょう。

なるべくストレートな表現を使うように心がける

たとえ話などの遠回しな表現は、誤解を生みやすいです。

失言したと自分では思わなくても、相手が誤解して失言になってしまうことがあります。

そもそも、たとえ話は伝わりにくいから仕事上は使わないほうが良いんです。

批判的な内容はオブラートに包むことが大切ですが、それ以外はなるべくストレートな表現を使うように心がけましょう。

質問に答える前に間をあける

人に質問されたとき、少し間をあけるようにしましょう。

間をあけずに答えると、本心をそのままぶつけがちになります。

間を置いて本心を一度飲み込むことで、失言を防ぎましょう。

それに、間があるほうが「ちゃんと答えを考えている雰囲気」を演出できて好印象です。

ただし、間を作った後に失言した場合は逆効果になります。「考えた結果それか!」と、余計イライラしますからね。

間をあけて言葉を選びましょう。

どんなときに失言が多いのかを分析する

あなたがどんなときに失言が増えているのかを、分析しましょう。

喫煙所トークや休憩時間、飲み会など気が緩むタイミングで失言が増えることが多いと思います。

自分が失言しやすい場面を把握しておけば、その場面に直面したときに普段以上に注意して言葉を選ぶことで、失言を回避できますよ。