上司間の板挟みにあって辛い…。
上司二人が争って仕事が進まない…。

そんなとき、立ち回りに失敗してしまうと今以上に状況が悪化する可能性があります。

このページでは、会社の人間関係で板挟み状態に陥ったときの効果的な立ち回り方を紹介します。

悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

板挟み状態が続くと、最悪の場合どうなるのか?

会社の人間関係で板挟みにあったときは、どんな立ち回り方を選ぶのかが大事です。

立ち回りに失敗すると、以下のような最悪なケースに陥ってしまうかもしれません。

片方の上司から嫌われ、業務に支障が出る

上司二人の間で板挟みになっているとき、片方の上司を支持した場合…。

立ち回り方を失敗すると、もう片方の上司の機嫌を損ねて嫌われるケースがあるんです。

もう片方の上司が救いの手を出す場合もありますが、その場合は上司間の対立があなたを通してより深まります。

そして、職場内の雰囲気が明らかに悪くなるんです。今よりもストレスがたまるようになるでしょう。

また、もう片方の上司が傍観を決める場合は、ただただ自分が嫌な思いをし続けることになります。

どちらにしても最悪です。

それだけではありません。

両者の対立が深まれば仕事がスムーズに進まなくなり、チーム全体やクライアントにまで迷惑をかけることになります。連帯責任を追求されて評価が下がるかもしれません。仕事が進まなかったことで二人の上司があなたに責任を追求する可能性もあるでしょう。

板挟みで立ち回り方に失敗すると、あなたの立場まで危うくなるんです。

両者から目の敵にされてダブルパワハラを受ける

板挟みにあい、どちらにつくのかを決めず両者の間をフラフラとさまよい続けていると、両者から目の敵にされることがあります。

そして、二人の上司からパワハラを受けることになるんですよ。

対立していたはずの上司たちが結託し、あなたを集中攻撃してきます。

そのうえ、上司二人から目の敵にされているあなたには誰も近づこうとしなくなるんです。誰も助けてくれません。

八方美人や優柔不断は、板挟みからダブルパワハラに発展し、職場で孤立する危険な立ち回り方ですよ。

ストレスが原因でうつ病になる

板挟み状態になったとき、できるかぎり双方の意見を尊重しているように見せかけ、波風を立たせないように努力していると、どんどんストレスが溜まっていきます。

さらに、意見の食い違いや伝達の滞りによって業務進行にも支障が出てしまい、そのことでもストレスを感じてしまうでしょう。

右往左往しているうちにストレス過多になり、うつ病を発症してしまう可能性もゼロではありません。

会社の人間関係で板挟みになったとき、どう立ち回るべきか?

前章で紹介した最悪なケースを回避し、板挟みを解消するには場面に応じて効果的な立ち回り方を選ぶ必要があります。

これから、会社の人間関係で板挟みになったときの立ち回り方を4つ紹介しましょう。

立場が上の方に従うのが基本

意見が対立している上司間に上下関係がある場合は、立場が上の方に従うのが立ち回り方の基本です。

立場が下の上司の指示に従ってしまうと、上役から反感を買いますからね。

もし、立ち場が下の上司に「誰の指示だ」と聞かれたとしたら、「上役からの指示です」と言うようにしましょう。

上役の指示だとわかれば、上司はそれ以上あなたを追求できません。

組織としては「上の指示優先」が当たり前ですから。

二人の意見の違いを分析して落とし所を探る

二人の意見が食い違っている場合、二人の意見の違いを分析して落としどころを探るのが効果的です。

ただ、食い違い方によって対応が異なります。

まず、「双方の意見の細部は違うけど全体的にはあまり変わらない場合」

二人の主張を細かく聞いて、どれを取り入れるべきかを考え、折衷案を提案しましょう。

折衷案を提案したら、「上司の意見を尊重していること」「自分の考えにより、違う視点でアプローチした部分があること」を、上司二人に伝えてください。

こうすれば、どちらか一方の意見を優先させたと思われて反感を買うのを防げます。

続いて、「双方の意見が激しく食い違っている場合」

大枠すらも異なる分、どちらかの意見を切り捨てなければならなくなります。

ただ、切り捨ててしまうとどちらか一方の上司の反感を買いますよね。

両者に明らかな上下関係があるのなら、「立ち場が上の意見を尊重する」ことをオススメします。

また、両者の力関係が拮抗している場合は、敢えて何も行動しないという選択肢も検討する必要があるでしょう。

こちらから提案せず、二人が自分たちで話を付けるのを待つんです。

下手に動けば板挟みにされて、辛い思いをするだけですから。

双方に「仕事が進まない原因になっている」と伝える

これは、「自分から提案せずに、両者が自分たちで話を付けるのを待つ」場合に効果的な立ち回り方です。

上司二人に「意見の食い違いが仕事が進まない原因になっている」と伝えましょう。

「すみませんが、このままでは仕事が期日通りに終わらない可能性があります。お二人の意見が擦り合わず、動けないためです。解決方法について相談したいのですが…。」

これは業務の課題に関して解決方針を模索し、上司に判断を仰ぐという仕事を進めるうえでの基本的な動き方です。

ただ、言い方に少しでも棘があったり嫌味っぽくなったりすれば、反感を買います。ビジネスライクに、淡々と涼しい顔をして伝えることが大事です。

また、「解決方針(方法)について相談したい」という旨を伝えるのを忘れないでください。「二人の食い違いが原因で仕事が進まない」と告げるだけだと、部下による生意気な忠告にしか聞こえません。

それに、忠告するだけでは解決しませんしね。

上役に直訴する

どうしても板挟みが解決されない場合は、両者に口出しできる上役に相談しましょう。

課長と部長とが争っている場合は、本部長クラスですね。

ただ、社員と上役との距離が離れている大企業の場合、一社員の声はなかなか届きません。届かないどころか、上司の文句を言ってきた生意気な部下だと思われて評価が下がる危険性があります。

こういう場合は、板挟みの現状に悩んでいる同僚や先輩後輩を巻き込んで直訴しましょう。

複数の社員が同じ意見を抱いているとなれば、動かないわけにはいかなくなります。

ただし、これは本当にどうにもならなかった場合の最終手段として考えておいてください。

自分たちで課題を解決するための行動を起こさないうちに上役に直訴しても、「君たちは何かしたのか?」「本当にどうにもならないのか?」と追及されて終わりですから。