誰かに期待されることで頑張れる人もいますが、辛く感じてしまう人もいます。僕の感覚では、仕事に関しては後者のほうが多いような気がします。「仕事はやりがいではなく、あくまでも生活のため」という人が大半でしょうからね。

今回は、「会社で期待されるのが辛い」と感じながら働いている人に、その辛さを解消するための考え方や立ち回り方を紹介したいと思います。

ぜひ参考にしてみてください!

無理して期待に応えようとする必要はない!

理由1.期待は独善的な依存心によるものだから

期待は独善的な依存心です。

期待というのは「自分の望みが実現するだろう」という希望的観測をもとに、誰かの力をあてにしていることを指します。要は他人に期待する人は、「他人に何かをしてもらいたい」「自分のために誰かが行動してくれる」という人に依存した消極的な態度を持っているんです。

そして、相手の立場になって考えようとしないため、身勝手に自分自身の依存心をむき出しにしてしまいます。

そうして表れるのが「期待」です。

だから、期待というのは独善的な依存心によってかけられるものと言えるのではないでしょうか。

以上のように、あなたに強い期待をかけてプレッシャーを与える人は非常に身勝手なんです。

「あなたのため」を思っているわけではなく、あなたの本当の姿を見ることもなく、身勝手に依存しています。

そんな人のために期待に応えようとする必要は、ないのではないでしょうか。

理由2.どうせいつか応えられなくなるから

期待に応え続けたところで、どうせいつかは応えられなくなる日が来るんです。

期待に応えることに疲れたという人は、この理屈を実感していると思います。

期待に応えることで、相手の期待値は上がりますよね。「これもできるのか」「やっぱりすごいな」「流石」と感じるんです。結果、さらに大きな期待をかけてくることになります。

その期待にすらも応えることで、またさらに大きな期待がかけられる。

あなたが期待に応え続ける限り、期待値という名のハードルは際限なく上がり続けます。当然、いつかは応えられなくなるときがくるんです。

だけど、そのときに急に「失望した! お前はもう要らん」と相手が感じるということは考えにくいんですよ。

先ほど語ったように、人に期待をしすぎる人は独善的な依存心を持っています。

他人に依存するような人は、その人のことを買い被る傾向があるんです。独りよがりな幻想にとりつかれ、相手の本当の姿を見ようとしません。幻滅するような現実があることを知れば、自分自身が依存できなくなってしまうためです。

僕自身が他人に依存しやすい人間なので、よくわかります。

あなたが一度失敗したところで、「これまで期待に応えてくれた凄い奴」とか「たまたま調子が悪かっただけ」とか勝手に脳内補完してくれるんですよ。

つまり、どうせいつかは期待に応えられなくなるし、失敗しても脳内補完が行われるため相手は失望しないということです。

まあ…「期待のハードルが一段階下がる」程度でしょうね。

だから、無理をしてまで期待に応えようとする必要はないと思います。

仕事で期待されたくない人のための考え方・立ち回り方

1.積極的に人の手伝いをしない

積極的に人を手伝う人は、「頼れる人」「頼ってもいい人」と思われ依存されやすくなります。つまり、期待をかけられやすいんです。「あいつならやってくれる」「あいつを頼ればなんとかなる」とね。

だから、人の手伝いを自分からはしないようにしましょう。

自分が与えられた仕事だけは全力投球して結果を出す。その分、人が困っていても自分からは助けないようにする。そして、「どうしても」とお願いされたときは条件を出して引き受けるようにしましょう。

たとえば「今度おごれよ」とか「今度僕の仕事も手伝ってくださいね」とかですね。

そのように立ち回れば期待をかけられることもなくなるのではないでしょうか。

2.「自分のために生きる。それが会社のためになればいい」という考え方

期待に応え続ける生き方は、他人の願望を叶えるために生きるという生き方だと言えます。

それなら、自分のために生きるという生き方を職場でも貫きとおせばいいんです。

自分のために生きるという生き方を実現するには、まず自分自身の本質を知らなければなりません。

自分は本当はどんな人間なのか。期待されている自分とは異なる自分自身の側面を徹底的に分析してみてください。自分という人間には、良いことから悪いことまでたくさんの情報が詰まっています。みんなどこかに「良い奴」な自分を飼っているし、「クズ」な自分も飼っているものです。

さらに、良さと悪さだけではなく、自分自身がこれまでどんな人生を歩んできたのかということと、人生において重要な決断を下したときの状況・判断・結果なども分析してみてください。

それら全てを認識したうえで、「まあいいか」と肯定しましょう。

自分自身の良さも悪さも行動の結果も全部認めることができれば、自分自身の価値基準が揺るがなくなります。他者から評価されなくても自分が認めているからいい、という考えです。

一度その考えが身につくと、期待に応えないことによって他人の評価が下がったところで、びくともしません。

そして、自分の人生を振り返り自分の決断の分析をすることで、自分がこれまでの人生で何を重視して生きてきたのかがわかるようになります。この重視してきたポイントは言わば「自分自身の芯や核」です。

この芯を自覚してしまえば、それを無視して生きることはなかなかできません。これまで無意識下に重視してきたものですから。

するとどうでしょう。

自分の芯を貫いて自分で自分を認めて生きることができるようになるんです。これが、自分のために生きるということ。

自分のために生きるという生き方を身につけることができれば、あとは簡単です。

「自分のために生きることで、それが巡り巡って会社のためになる」と考えましょう。実際、会社なんてそんなもんなんですよ。全員が自分の人生を必死に生きています。そして、自分の利益を追求するためには会社に貢献しなければならない場面があるんです。

自分のために生きることが、会社のためになる。

だから、無理してまで期待に応えようとなんてしなくなるんです。

3.無理なことは「無理」と言う

期待に応えようとしても「これは無理だろう」と思う場面がありますよね。

そういうときは「無理」と言いましょう。無理と言うことで期待を裏切ってしまうのではないか、という恐怖や不安があるかもしれません。これは実は逆なんですよ。

本当に期待を裏切るというのは「期待に応えようとした結果ダメだった」ということです。「やります」「できます」と言っておいてダメだったら、その時間はまるっきり無駄ということになります。相手の「あの人ならできるだろう」という身勝手な思い込みを、ダメだったという結果で否定することになるんです。

これが裏切りというもの。

だから、期待を裏切らないために、「無理」と言っておいて最初から期待に応えようとしないスタイルを取りましょう。

「転職で全てをリセットする」という選択肢もある

会社で期待されるのが辛いという人のために、おすすめの考え方や立ち回り方を紹介しました。

しかし、実際問題、一度染み付いてしまったキャラクターやポジションを変えるのは難しいですし、急に態度を変えることでギクシャクした人間関係が生まれてしまう可能性もあります。

そう考えると、「転職で全てをリセットする」という選択肢も検討してみるべきかもしれません。

もちろん、実際に転職するかどうかは、色々なことを天秤かけながら決めていく必要があります。

まずは、これを機に会社に対する不満を洗い出したり、転職エージェントを利用して実際の求人を見たり、アドバイザーに相談してみると良いんじゃないかと思いますよ!