会社の上司に監視されている。キツイ…!
行動を逐一確認され、小言を言われ、作業の様子を覗き見られ、プライバシーにまで踏み込まれ…。
過度な監視をしてくる上司に不満とストレスが溜まっている人もいると思います。
このまま監視され続けるとどうなってしまうのでしょうか?その答えと、上司が過度な監視を行う理由や、過度な監視が違法に当たる可能性があるということなどを、これから語りたいと思います。
上司に監視されながら働くとこんな悪影響も
会社で上司による監視を受けていると、さまざまな悪影響が出てきます。いくつか例を紹介します。
思うように仕事を進めることができない
上司に監視されていると、威圧されているように感じてしまいますよね。
デスクにふんぞり返って部下の様子を見てきたり、頻繁に部下の後ろに立ってPC画面を覗きこんできたり…。
その行動自体も怖いけれど、それ以上に「失敗するのが怖い」「自分が変な行動してないか怖い」という恐怖が大きいですよね。
そういった恐怖で萎縮してしまい、仕事がうまく進まなくなります。
また、部下のデスクが全部壁に向かって配置されていて、その背後に上司のデスクがある場合。
上司はいつでも部下の背後から部下の作業風景を監視できてしまいます。部下は振り向けばそこに上司がいて、後ろが気になって仕事に集中できなくなるんです。
緊張感に耐えきれず胃痛などの症状が出る
上司が過度な監視を行っている職場には、異様な緊張感が漂っていますよねえ。
空気がピリピリしていて、会話は必要最低限だけ。だって私的な会話をしたら、その内容まで上司に把握されてしまいますから。仕事もみんなおっかなびっくりで、活気がないし…。
そんな緊張感に晒され続けていると、胃痛などの症状が出ることがあります。
緊張感がストレスになり、胃が痛くなるんですよね。
最悪の場合、出勤しようとする度に胃痛などが起こるようになり、出勤することすら難しくなることもあるのではないでしょうか。
行き過ぎた監視によってプライバシーまで侵される
たとえば、行き過ぎた監視のケースとしては、トイレ休憩の回数や時間のチェック、私用電話の相手やメールの内容の確認などがあります。
そして、「今日はトータル20分もトイレで席を立ってるぞ」などと、威圧的に忠告を受けるわけです。
会社で部下を監視する上司は、部下の行動すべてを把握しようとするあまり、プライバシーに土足で踏み込んできます。
これはまるでストーカー。
職場のどこにもプライバシーが守られる空間が無いように感じられ、ストレスが溜まりますよねえ…。
過度な監視で部下にストレスを与える上司の実態
マネジメントが下手くそだから「監視」するしかない
過度な監視で部下にストレスを与える上司は、マネジメントが下手くそなんです。
管理と監視との区別がついておらず、監視することで上司としての役割を全うしている気でいるんですよ。
それだけでなく、監視による部下の精神的な悪影響や、その悪影響から仕事がスムーズに進まなくなることにまで頭が回っていません。部下たちのストレスを察知することもできていないんです。
いわゆる「無能上司」ですね。
すごく心配性
すごく心配性な性分から、過度な監視を行う上司がいます。
仕事はちゃんと進んでいるのか?
トラブルは起きていないか?
サボる奴はいないか?
部下に任せきりにするのが心配で、報連相が無いのも心配なんです。だから上記のような不安が頭の中を渦巻き、それを払拭しようとして過度な監視をしてしまうようになります。
自分のやり方が絶対だと思っている
自分のやり方が絶対に正しいと思い込んでいる上司って、いますよね。
こういう上司は「細かすぎる指示」を出したり、「指示通りの作業手順になっているか頻繁に確認したり」します。
自分の仕事の進め方を部下にも要求しようとして、ついつい指示が細かくなるんです。そして、それを徹底して欲しいと思っています。だから部下の作業手順が気になり、背後から覗き込んだり、社内チャットで「今何してる?」と聞いたりといった監視をしてしまうんです。
必要とされているという実感を得たい
自分が誰かから必要とされているという実感を得たい…。
そう思うあまり、人の世話を焼きすぎる人がいます。上司本人にとって、部下に対する監視や過干渉は「世話焼き」なんです。そうしていれば、部下が自分を必要としてくれると本気で思っています。
こういう「必要とされている実感」を過剰に求める人は、自信が無かったり、これまで他者に必要とされてこなかったりしている可能性が高いです。
心が満たされていれば、必要とされたいという欲求を過剰に募らせることはないでしょうから。
要は、寂しい人だということです。
過度な監視は違法にあたる可能性がある
過度な監視は、ハラスメントやプライバシーの侵害などによって違法にあたる可能性があります。
たとえば、女性に対してトイレの回数や時間まで把握したがるのは、セクハラに当たる可能性がありますよね。
席を外すごとにメモを取られて注意されるのも、立場を利用した威圧としてパワハラに当たる可能性があるんです。
私用電話の相手を確認したり部下の行動の全てを監視・把握しようとするのは、パワハラでありプライバシーの侵害でもあります。
もちろん、監視が業務上必要なこともあるでしょう。
たとえば「何のために席を立つのか」を聞く程度なら、労務管理として認められるかもしれません。
ただ、回数や時間を記録して部下を威圧したり、仕事に関係のない部下の私的な行動まで監視したりするのは、明らかに業務上必要な範囲を逸脱していますよね。
業務上必要な範囲を超えれば、それはハラスメントやプライバシーの侵害になってしまうんです。
違法にあたる可能性がある以上、我慢する必要はありません。
会社や同僚に相談して解決の道を探りましょう。
転職活動を前向きに検討しよう
会社で上司に監視され続け、うつ病などの病気や精神障害になると、本当に取り返しのつかないことになります。仕事はおろか、日常生活にまで支障をきたすようになり、仕事を辞めざるを得なくなるんです。再就職も、なかなかできません。
そうなる前に、転職活動を始めておきましょう。
異動や退職などで上司が変われば、今の状況を抜け出せる可能性は確かにあります。
ただ、それより前にあなたが潰れてしまう可能性も否めません。
また、過度な監視をする上司のやり方がまかり通る会社自体、あまり信用できないんですよ。社員のことを考えれば、そういう上司を問題視するはずです。その会社自体が社員を大切にしていないのかもしれません。
そんな会社だったら、上司が変わっても状況は変わらない可能性が高いです。
それに、監視はなくなったとしても「違うタイプのハラスメント上司」だったり、「無能上司」だったり、他の悩みが出てくる可能性がありますよね。
だから、転職活動を始めておくに越したことはないと思います。
転職活動をして、今の状況から抜け出す準備をしましょう。
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
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