「介護事務、辞めたい!」
「介護事務ってこんな大変だと思ってなかった…」
SNSなどで調べてみると、こんな声が多く見つかります。
「事務=楽」というイメージで捉えられがちですが、介護事務は特殊な職場ということもあって、一般企業の事務には無い大変さがいろいろあるんですよね。
とうわけで今回は、転職経験の僕なりの目線で、介護事務を辞めたい理由を分析しながら、おすすめの転職先候補や王道の転職先について解説していきたいと思います。
ぜひ参考にしてみてください!
介護事務を辞めたい理由で多いのは?
調べてみたところ、特に多かった理由は以下の4つです。
- 仕事が忙しすぎる
- 介護職の仕事を手伝わされる
- 職場の人間関係に問題あり
- 給料が低すぎる
介護事務は少人数の職場が多く、基本的に忙しいんですよね。特に介護報酬請求業務で月末と月初めは死ぬほど忙しい。国が「毎月10日までにデータを送ること」と言うもんだから、利用実績をまとめたり請求を確認したりする作業でてんてこ舞いになってしまいます。
それでいて、正確性も求められる仕事です。利用実績データをミスると請求報酬が施設に入らなくなってしまいますし、情報管理に関しては近年ますます厳しくなってきていて、書類整理・管理で神経をすり減らす場面がとても多いんですよね。
また、介護職の仕事を手伝わされることもあります。「ごみ捨て」だとか「レクリエーション準備の手伝い」だとか…。
介護職はどこも人手不足だから、仕方がないのかもしれません。仕方がないかもしれないけど、介護事務としては「事務職のはずなのに」と「こんなはずじゃなかった案件」になります。もともと仕事が忙しいから残業しがちなのに、手伝わされて仕事が遅れたらもうヤバイ。
しかも、給料が安い。
介護業界全体が給料低いという問題がありますが、介護事務は専門職のような手当が無い分さらに給料の水準が下がります。ボーナス含めた年収は200万円から250万円となり、月収にすると15~20万円の間というところが多いです。良くて20~23万円とかですね。
また、介護事務は一般企業の一般事務より人数が少ないため、人間関係が非常に密になり、職員同士の人間関係トラブルを抱えている職場も多いです。
事務という楽そうなイメージからは遠く、なかなかに大変な職場と言えるでしょう。
介護事務から転職!おすすめ転職先&王道転職先を紹介
ここで紹介している職種は無限にある選択肢の中のごく一部です。
転職をイメージするための参考資料として捉えていただき、実際の転職活動ではより広い視野を持って転職先を探していきましょう。
事務系の仕事をしたい人におすすめな転職先
まず紹介するのは事務系の仕事。「給料アップを狙うなら…」という視点で選んでみたいと思います。
- 営業事務
- 経理事務
- 貿易事務
事務系の仕事は、専門性を高めると給料が高くなる傾向があります。
じゃあどうして介護事務の給料が低いのか? それはもう介護業界が儲かってないからだと思います。正直、介護事務の待遇は一般事務並です。
営業事務は専門性が高いとは言いづらいかもしれませんが、営業という会社の利益に直接かかわる部署だからか給料が高めに設定されています。その分、ブラック企業に勤めると営業の残業に引っ張られて残業するハメになることがあるので注意。
経理事務は簿記3級以上を持っていると転職しやすい仕事です。
簿記関係の知識が求められるため、給料が高い傾向があります。介護報酬請求や点数管理の仕事で「事務処理の正確性」を磨いてきた介護事務にとっては、向いている仕事と言えるでしょう。
簿記を取得していないと転職は無理じゃないの? いえいえ、これから勉強する姿勢があることをアピールすれば大丈夫です。あとは、介護事務も正確性が要求される仕事であることをアピールできます。
最後に貿易事務。英語が求められる仕事ですが、英語が得意なら、能力を活かしながら高めの給料をもらえる天職になるかもしれません。ただし、残業が多い傾向があるのがネックとなります。
給料は高いけど残業が多いということに納得できるならオススメです。
事務以外のおすすめ転職先
介護事務の仕事に裏方ならではの辛さを感じているなら、思い切って表舞台に立ってみるのもアリだと思うんです。
そこで真っ先に思い浮かぶのは介護職ですが、給料が良いとは言えないし、きつい仕事の代表格なので除外。
そう考えると良さそうなのは営業職になります。
新卒採用だと女性は営業に配属されにくいですが、中途採用だと採用するところも多いです。
女性が活躍している会社の営業に転職すれば、今とは全く違ったやりがいや働きやすさを感じるかもしれませんよ。
オススメはメーカー法人営業、またはIT営業です! 前者は残業が少なく、後者は適度に忙しく働けます。
実際に介護事務から転職する人が多い、王道の転職先は…
医療事務です。
医療事務と介護事務は、双方向的に転職者が多い傾向があります。「介護報酬請求」と「レセプト業務」など被る部分が多いからでしょう。介護と医療というのは結構近いところにある業界なので、当然業務も似通ってきます。
違いがあるとすれば、医療事務には接客があるということです。ただ、介護の仕事を手伝わされるというようなことはなく、自分の仕事に集中することができます。
接客という新しいスキルを習得しながら、自分の仕事に集中できる。給料も介護事務よりは上がる職場もたくさんあるでしょう。介護事務を辞めたい人にとってはメリットが多い転職先だと思います。
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
そして、数多くある転職エージェントの中で1番おすすめなのはマイナビエージェント。当ブログで150人を対象に行ったアンケート調査で評価が最も高かった転職エージェントです。
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