過敏性腸症候群を患うと、仕事が本当に辛いものになりますよね。
下痢型の人は通勤退勤中にかなり緊張するし、緊張でさらに胃腸がヤバくなる。あまりトイレに行けない仕事は辛いし、長い会議があるような仕事も難しいですから。
過敏性腸症候群の人で今の仕事がキツイと感じるなら、転職するしかありません。
そこで、過敏性腸症候群でもできる仕事をいくつか考えてみました。
過敏性腸症候群でもできる仕事の条件
- 好きなときにトイレに行けること
- 時間的制約がゆるいこと
- ストレスが少ないこと
- 動き回れること(便秘型・ガス型の人のみ)
- 座り仕事であること(下痢型の人のみ)
下痢型だとしても便秘型だとしても、いざというときすぐトイレに行けない仕事はしんどいです。自分のタイミングでトイレに行きやすい仕事を選ばないと、特に下痢型の場合は大変なことになります。我慢していても、門が決壊するケースはありますからねえ。
便秘型だからと言ってトイレを我慢するのも、よくありません。便秘ならなおさら「今なら出るぞ!」というタイミングを逃すと、辛いですから。
トイレに行きやすい仕事は時間的制約がゆるい仕事でも、ありますよね。
時間的制約が厳しいとトイレになかなか行けないし、そもそもそういう仕事は「一つの仕事が長い」ケースが多いように感じられます。長い会議があるとか、「この仕事を終わらすまで仕事し続けろ」とかねえ。
三つ目のストレスというのは、そもそも過敏性腸症候群の原因となるものでもあります。
近年、受験ストレスの影響で小中学生にも過敏性腸症候群が増えているようですからねえ。
仕事のストレスを軽減することは、過敏性腸症候群を根元から改善することに繋がります。ストレスフルな仕事には就かず、なるべく自分自身がストレスを感じにくい仕事を探しましょう。
そのためには、あなたが仕事に求める条件を整理する必要があります。今一度、しっかりと考えてみてください。
また、過敏性腸症候群には便秘型・ガス型と下痢型の大きく分けて二種類があります。
便秘型・ガス型の人は腸の運動を活発にするために、動き回る仕事のほうがいいんですよ。下痢型の人は逆に落ち着けないといけないし、お腹がピーピー騒ぎ出すタイミングがわからないため気分的にも座り仕事のほうがいいんです。
以上を踏まえて、過敏性腸症候群でもできる仕事を考えてみましょう。
過敏性腸症候群のタイプ別、オススメの転職先
便秘型・ガス型の人には、営業職をオススメします。
外回り中ならいつでもトイレを探して自分のタイミングで行くことができるため、腸内活動が活発になって便意を催しても安心です。外回りで歩き回ることによって腸の運動も活発になるため、症状改善にも役立ちます。
下痢型の人には、事務が一番オススメです。
事務の仕事は基本的にずっと座り仕事だから気分的に楽だし、トイレに行く時間はたくさんあります。時間的制約も比較的ゆるい傾向があるし、人にもよるとは思いますが、事務職は少なくともストレスフルな仕事ではありません。
逆に、下痢型の人は営業職を選ぶと後悔します。
動き回る仕事のためお腹ピーピーのとき困りますし、お腹を抱えてトイレを貸してくれるコンビニを探し回るゾンビになってしまいますよ。
便秘型・ガス型の人にオススメの仕事と、下痢型の人にオススメの仕事は真逆と思いましょう。
そもそも便秘と下痢の症状も真逆なんだから。
従業員が多い職場はトイレに行きやすい
トイレに行きやすい職場が、過敏性腸症候群でもできる仕事の条件と語りました。だけど、実際トイレに行きやすい職場ってどんな職場だよ、というのがわからないと思うんです。僕も最初は自分で語っておいて「ん?」と思いましたし…。
そこで考えたのが、従業員が多い職場はトイレに行きやすいのではないかということ!
従業員が多いということは、一人ひとりにかかる負担がそれほど大きくはないということだと思います。誰かが持ち場を離れたとしても、トイレに行く時間くらいは全く問題が無いだろうし、そもそも時間的制約もゆるいでしょう。
さらに、従業員が多いということは「一人に職場の人の視線が集中すること」がありません。
従業員が少ないと「あの人またトイレに行っている」というのが、嫌でも目につきます。その視線を気にして過敏性腸症候群が悪化する人も、多いんですよ。
従業員が多いと、よほどその人のことを気にしている人でなければ「あの人またトイレに行っている」なんて気づきません。気づいた人がいるとしたら、その人が特別あなたを目にかけているか、あなたのことが好きか、目の敵にしているかのどちらかですねえ。
転職するときは、従業員の数も重視しましょう!
フレックスタイムも効果的?
下痢型の人は特に、通勤・退勤のときのプレッシャーはヤバイですよね。
通勤ラッシュのときに下痢を耐え抜くのはきつく、満員電車で無意識にお腹を圧迫されて開門してしまうこともあり得ます。このプレッシャーがさらにお腹ピーピーに拍車をかけるから、質が悪いんですよ。
フレックスタイムなら、どうでしょう?
通勤ラッシュを避けて通勤し、退勤ラッシュを避けて退勤するようにすれば、少しは下痢のプレッシャーから逃れられると思います。フレックスタイムは時間的制約がゆるいことの象徴でもありますし、案外「過敏性腸症候群でもできる仕事の条件」を満たしているのではないでしょうか。
フレックスタイムの仕事に転職 ~狙い目の業界や職種、転職前の予備知識などを紹介~
このまま働き続けるのはキツイ! 転職活動を始めておこう
ここまで過敏性腸症候群でもできる仕事を考えてきたけど、とにかくこのまま働き続けることだけは僕はオススメしません。だって、お腹のことがあって今の仕事が辛いと感じたから今この記事を読んでいるはずだから。
それに、今の仕事でストレスを抱えている人も多いと思うんですよ、過敏性腸症候群を発症したということは。
根本から治療するためにも、過敏性腸症候群の状態でも働けるようにするためにも、転職することは必須条件だと思います。
早めに、転職活動を始めておきましょう。
転職エージェントに登録して相談したり、求人を見たりするくらいは今すぐにでもできるはずです。
まずはそこから、過敏性腸症候群でもできる仕事探しを始めようぜ!