辛い! 上司が無能だと…! あまりにも。

仕事の手本とするべき人と言えば、先輩とか上司とかですよね。ただ、後輩的な立ち位置にいる人は先輩を手本にできるけど、先輩なんてもう上は上司しかいないわけで。成長ができないように感じられます。

上司が使えないというのは、大きなストレスにもなりますしねえ。

そんな、上司が無能すぎて苦労している人に言いたいことがある! それは何か? これかた語ります!

上司の無能には、法則がある

上司の無能に辟易するからこそ、「どうして無能な人が上司になるんだろう」という疑問が浮かびますよね。無能上司と働いている人が、一度は考えることだと思います。

僕もね、上司が無能なのはなぜなのか? 無能上司の特徴、法則というものがあるのかを考えてみたんですよ。そうしたら、無能な人が上司になる理由がなんとなく見えてきました。そして、無能上司の特徴も。

これは結構色々なところで言われていることなんですが…。

「ハロー効果」「ピーターの法則」というものがあり、それが無能上司を生み出す理由になっているんです。

「ハロー効果」というのは、本来評価すべき成果以外の要素がバイアスとして評価に上乗せされるという効果のことを言います。たとえば、「元気に挨拶する」「人格的に優れた人だ」というようなことが、人事評価のバイアスとなっているわけです。

要は能力以上の評価を受けたということなんですよ。

続いて「ピーターの法則」を紹介します。これは、ローレンス・J・ピーターという人が書いた『The Peter Principle』(ピーターの法則)の中で提唱された法則です。階層社会学的なものとなっています。

  • 能力主義が採用されている階層社会では、限界まで出世すると無能になる。
  • 無能な人は一般的な地位に落ち着くが、有能な人材は出世して地位を上げる。
  • 会社の仕事が、出世する余地のある「無能」ではない人材によって賄われる

まず、能力主義&階層社会の現代社会だと、自分の能力の限界まで出世したら無能になるという法則が前提としてあります。

元々無能な人は平社員として落ち着く、または自分に分相応な地位に落ち着く。有能な人材は自分の能力限界まで出世することが出来るため、そのときに無能になる。結果、会社の仕事がまだ能力限界まで出世していない「無能ではない人」によって賄われることになる。

そういうことです。

理屈としては超簡単なんですよ。

自分の能力にそぐわない地位になると、無能になるという話。

そして、同時にハロー効果という「能力以上の地位に出世する効果」というものがあるんです。「ハロー効果」と「ピーターの法則」が同時発生したとき、無能上司が生まれるということになります。

これを止める方法? 無いでしょう。

上司が無能だと、部下の将来は危うい

よく、「優秀な上司の下で部下は育たない」なんて言うんですよ。これ、定説のように語られているけど、なんとも摩訶不思議アドベンチャーな逆説だと思うんですよねえ。まあ否定する前に、どういう理屈でそう言われているのかを紹介しましょう。

「優秀な人は自分でなんでもできるから」です。

確かに、優秀な上司は大抵の仕事を自分で片付けることができます。そのため、難しい仕事を率先して自分ひとりで片付けようとするわけですよ。

仕事というのは、最初は簡単なものから始めてレベルアップしていって、レベルアップしたら今度は難しさを段階的に上げていくことで成長するものだと思います。仕事RPG理論です。

レベルアップしたのにスライムばかり倒していても、経験値はイマイチ…。なかなかレベルが上がらないですよね。仕事も同じで、今のレベルでギリギリ倒せるかどうかという仕事にチャレンジするからこそ、大きな経験値をもらってレベルアップできるものなんです。

上司が経験値大きい仕事を自分だけでやっちゃうから、部下は育たない。

だから、優秀な上司の下では部下は育たず、少し使えないくらいがちょうどいいと言われています。無能の上司が優秀な部下を育てるとまで、論理が空高く羽ばたくことも。

しかし、僕はそれ「ん?」と疑問に感じるんですよ。

全部が全部間違いではないんだけどさ、どうも少しずれている。

優秀な上司というのは、「なんでも自分でやれる人」かもしれないけど、「なんでも自分でやる人」じゃないんだよ。

たとえるなら、野球の監督と選手。名監督というのは選手時代「名選手」だった人が多いですよね。だけど、名選手なだけで名監督になれるかというと、違うと思います。じゃあ名監督とは何かというと、マネジメントがうまい人です。

選手を上手に育て、選手を上手に采配し、試合を動かすマネジメント力がある人が名監督なんだ。

そこに選手としての能力があれば完璧という話なんです。

なんでも自分でやるような上司は、上司としては無能なんだ。

だから、「無能な上司のほうが部下を育てる」というのは違います。

ましてや、選手としての能力もなく監督としての能力もない、本当に使えない上司なんかもう部下にとっては害悪でしかありません。

今の上司の下で働き続けるのは、ストレスが溜まるだけじゃない。無能上司は部下にイライラやストレスを与えるだけじゃなくて、部下の成長を邪魔するんだ。部下の将来が危うい! つまり、あなたの将来が危うい…!

また、先ほどのピーターの法則も「無能上司が部下たちの将来を危うくする理由」となると思います。

何か対策しなければ。

無能な上司への対処方法はあるの?

ほぼ皆無。

無能な上司を逆に部下がマネジメントして、有能上司にすることは不可能に近いです。そして、使えない上司を使えない上司のままでどうにかする方法も、僕には考えつきません。自分が無能なことを自覚して申し訳なさそうにしているならまだ、上司に仕事させないという手があると思うんです。

ただ、大抵は無能な人ほど謙虚さが無い…。

無能な働き者とか、無能な威張り者だったときには完全にお手上げ。

無能な上司を辞めさせるのも難しいし、対策は転職しかないと思います。

上司が使えないからストレスたまる? それなら、転職しよう!