自動車整備士について調べていたら「自動車整備士 辞めて本当に良かった」という検索ワードを見つけてしまいました。この切実感…。

どんな仕事の関連する検索キーワードにも「辞めたい」はあるし、「辞めてよかった」もあるけどそこまで言うか!? みたいな。実際、自動車整備士は人手不足だし、何か理由があるんでしょうね。

そんな自動車整備士を辞めたい人の転職を、興味津々な感じで調べながら、僕なりにじっくりと考えてみたいと思います。

自動車整備士を辞める理由を自覚しよう! ありがちな退職理由と離職率

  • 給料が安かった! 評価されない
  • 人間関係のストレスが積み重なった
  • 将来性を考えると、辞めたくなる
  • 仕事がつまらないと感じる。向いてないのかも

自動車整備士は、作業の割には給料が安いんですよねえ。

整備士の仕事はとにかく車に詳しくないと勤まらない、専門性の高い仕事です。みんなが普通は知らないような専門知識が必要な仕事をしているのにも関わらず、評価されにくいというのは大きな不満となります。

というか、国家資格だし! 割に合わないんじゃ! という話ですよね。

難易度の高い作業をたくさんこなしている人が評価されない世の中じゃ、ポイズン。

また、先輩・上司・同僚との人間関係のストレスが原因で辞める人もいます。先輩にわからないことを聞けば「自分で考えろ!」と言われるとか、精神論で答えられるとかね。そういう理由から整備士を一年目で辞めてしまう人も多いと思います。

将来性というのも難しい話ですよねえ。

整備士の仕事が無くなることはないだろうけど、これ以上発展することも無さそうです。そもそも自動車産業自体、国内だと需要が薄くなりつつありますから。

最後に、「仕事がつまらない」という理由で辞める人も多いです。

こういう人に関しては、本当に根本的に自動車整備士の仕事に向いてないんだと思います。

以上から整備士を辞める人は、多いです。

整備士の離職率を、日整連の「自動車分解整備業実態調査結果(平成29年度)」から見てみたいと思います。実際の割合は示されていないものの、整備士の人数は前年比3,601人減となっており減少傾向です。

他の年度も見てみるとわかりますが、近年ずっと減少傾向にあるんですよ。詳しい離職率や「三年以内にどれだけ辞めるか」などはわかりませんが、離職率が低いとはお世辞にも言えないでしょうね。

退職理由あるあるを参考に、自分自身の辞めたい理由を自覚してみてください。

離職者の数も参考にしながら、辞めるかどうかをじっくり時間をかけて判断しましょう。

整備士不足は当たり前。業界について、少し考えてみた

退職理由あるあるや離職率だけじゃなく、もうひとつ辞める決断の判断材料を僕からプレゼントします。

整備士は不足していると何年も言われているし、実際年々整備士の数は減っているわけです。じゃあどうして整備士が不足するんだということが大事なんだけど、考えてみると「いや、減って当たり前だろうよ」という話なんですよ。

だって、そうじゃないですか。

複雑なことをやっていて、国家資格が必要で、給料が安い。

おまけにウザイ先輩が多いときたら、現代の若者が「自動車整備士になろう!」なんて思わないのは当たり前です。

自動車の需要自体、僕ら若い世代には減っていますからね。「車を買う余裕が無い」ということも理由にありますが、車に興味が無いという人も多く、正真正銘車離れが進んでいるんだ。

「車はMTだよね」とか「多少自分で弄れたらカッコイイよね」とか、「GTカッケー!」とかいう時代は終わりました。

車はカッコイイから買う趣向品というより、必要性に駆られて買わなきゃいけないものになってきています。

さらに、今の若者は仕事に対して結構冷めている人が多いです。SNSを見ればわかるように、仕事に求めるものは「金だよ金」「金と時間だよ」と「やりがいより金と時間」という考え方になっています。

複雑な仕事、給料が安い…そんな仕事を選ばないようになっているのも不足の原因です。

ね? 自動車整備士不足は当たり前でしょ?

そして、僕は「辞めたいなら転職を考えたほうがいい」と思っています。その理由も、整備士が不足している原因とまた同じです。

辞めて本当に良かったと検索する人が多いことからも、無理してまで続ける必要性を感じませんしねえ…。

自動車整備士から航空整備士に転職するとか、ディーラー整備士から工場に転職するとか、そういう人も多いですが、僕は整備士自体を辞めることを一番オススメしたいです。

整備士の実態は、どこも似たようなものですから

整備士から公務員という道はあるの?

専門性が高い割に給料が高くなく、何かと安定しない整備士。

それが理由なのか、整備士から公務員に転職する道を検討する人は多いです。

地方公務員になるには、一般枠と民間経験者採用枠との二種類の道があります。一般枠は年齢制限が30歳前後と厳しめです。「前後」と曖昧な書き方をしているのは、エリアや試験によって年齢制限が異なるため。

民間経験者採用枠は事実上年齢制限なしと言えますが、競争率が圧倒的に高い!

制限が緩いんだから、そりゃそうですよね。

もしも、自分の住んでいるエリアの公務員試験の制限に引っかからないのなら、一般枠を受けるほうが可能性が高いです。

整備士から転職するときの転職先としても、かなり良いと思いますよ。給料と仕事内容のバランスは取れるし、年々給料が上がっていく安定感はやはり魅力的です。将来性もありますからねえ。

難しいけど、挑戦する価値は大きい!

ただ、仕事内容によっては「つまらない」と感じるかもしれません。

整備士から公務員を目指すなら、そこのところをしっかり考えておきましょう。

自動車整備士の転職先。異業種でおすすめは?

  • 工場(技術を絞ろう)
  • 保険会社のアジャスター
  • カー用品店の店員
  • 車の買取屋
  • 営業職

整備士の転職、おすすめ転職先は「車関係」と「全く関係ない仕事」とに分かれます。それを踏まえて、それぞれの転職先を詳しく見てみましょう。

工場の技術を絞るというのは、今の仕事の経験を細分化してピックアップし、「板金塗装」なら「板金塗装」だけを行うということです。仕事の幅を狭めることによって、覚えることは少なくて済むし、向いてない人でも仕事のミスが減ります。

車に限らず、自分の能力を活かせる工場の仕事に就くというのはとても合理的ですよね。

あとは、車関係なら保険会社のアジャスターがオススメ。

アジャスターの仕事は、保険対象となる事故の損害調査です。事故車を山ほど見てきた整備士には、「修復歴」などの見分けが付けられるかと思います。異業種で、自分の知識経験を活かして働けるという仕事は、多くはありません。

個人的には、めちゃくちゃオススメ!

あとは、車が好きならカー用品店の店員さんになる人も多いです。買取屋も、また然り。

ただ、買取屋に関しては買い取った車の整備を任されることになると思います。僕は異業種転職のほうがオススメですが、「整備+接客」ということで整備の仕事の割合を減らしたいという人には買取店もオススメですよ。

最後に、営業職。

整備士に向いてない人、整備士がつまらないと感じる人にはかなりオススメです。

整備士は作業が複雑ですが、知識と技術が身についた後は結構単調化しますよね。だから、つまらないと感じる人が多いんです。

営業の仕事は単調になることが、ありません。どれだけ慣れていても、その都度新しく作戦を練って営業をかけないと失敗します。給料も成績が良ければ高くなるし、整備士を辞める理由を全体的に解消できる仕事じゃないでしょうか。

安直に車の営業! というのではなく、異業種全般から幅広く選んでみてください。

自動車整備士を辞めて本当に良かったと思えるのは、視野を広く転職先を選んだ人だけじゃないでしょうか?