自動車メーカーの社員と言えば世間からの評価が高く、勝ち組のようなイメージが僕にはあります。
だけど調べてみると、世間のイメージとはかけ離れた実態があるようですね。
休日出勤が多いとか、将来性が危ういとか…。
「もう自動車メーカーの仕事を辞めたい!」と思っている人も少なくないでしょう。
そこで今回は、自動車メーカーの社員の悩み傾向を調査しつつ、オススメの転職先を「技術系」と「事務・営業系」とに分けて紹介したいと思います。
自動車メーカーを辞めたい理由を調査してみた
自動車メーカーを辞めたい理由を調べてみたところ、次のような悩みがよく挙げられていました。
あなたも同じような悩みを抱えていませんか?
休日出勤が多い
自動車メーカーは1年間まとめて工場稼働日や休日を決めていますよね。
だけど、職種によっては休日出勤をすることもあります。
たとえば生産管理の仕事をする場合、増産や生産遅延などで休日出勤を強いられますよね。製造部門で働いているとしても、増産の際には休日出勤を行うことがあります。
営業職もクライアントの都合で土日祝に呼び出されるし…。
結果、休日が少なくなりますよね。
もっとプライベートを充実させたい! と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
最低3ヶ月の工場派遣に嫌気がさした
多くの自動車メーカーは、新入社員を最低3ヶ月間工場に派遣します。
工場での仕事はライン工。完全なルーティン作業を3ヶ月間行わなければならず、自分がやりたい業務にはなかなか就けません。配属部署が決まった後にその部署での研修を行いますが、結局ライン工をしていたときのことはあまり役立たないんですよね。
何のためにやっているのか、わからなくなります。
一度は現場を経験しておくというのはメーカー社員として正しいのかもしれませんが、期間があまりに長すぎる…。
ここで嫌気がさして「新人だけどもう辞めたい」と思う人もいるでしょう。
将来性に不安を感じる
自動車メーカーの将来性に不安を感じるという声が、ネット上では大きいです。
確かに、自動車産業は斜陽産業なのかもしれません。
現在はまだ自動車メーカーの給料はやっぱり高いし、就活生人気も高いです。
ただ、若者の車離れは確実に進んでいます。買うお金がありませんし、よほどの田舎に住んでいる人でない限りは車が無くても生きていけますから。仕事で使うにしても、社用車があります。自分で所有する必要はどこにもありません。
さらに、売れているのは低価格帯の車ばかりです。高級な車は人気もあまりなく、売れにくい。メーカーの利益はどんどん減っています。
また、近年はカーシェアリングが人気ですよね。
利用料を払えば自由に車を借りることができ、自由に乗り捨てられます。
車種も複数ある中から選べますよね。
足として非常に優秀だし、ドライブが趣味な人でも決して退屈しません。
カーシェアリングが今後も普及すれば、車の保有率はますます下がると思います。
車は所有するものから「利用するもの」に変わるかもしれません。
保有率が下がれば生産数を減らさないといけなくなり、利益も減ります。
実際、現在も減産や人員削減などの動きが広がっていますよね。
今はまだ良いけど、十年以上先のことまで考えると将来性は低いと言っても良いのかもしれません。
技術・生産系の職種に就いている人にオススメの転職先
研究開発や生産管理、製造部門など技術・生産系の職種に就いている人にオススメの転職先候補を5つ紹介します。
- 修理工
- 自動車整備士
- カメラ組立工
- 産業用ロボットの設計開発
- システムエンジニア
修理工は「機械の修理を行う仕事」です。機械の設計を理解できる人や、機械系に強い人は有利になります。
自動車整備士は車の構造や設計を理解している自動車メーカー社員なら、活躍しやすいのではないでしょうか。見習いから始めることにはなりますが、整備士資格を取得してからは職場でかなり重宝されると思いますよ。
カメラ組立工も、機械系に強い人が有利です。
製造部門で働いていた人は手先の器用さなどを活かせます。自動車工場よりも専門的な知識や技術が必要とされる高度な作業のため、ライン工はつまらないと感じる人にもオススメです。
設計開発の仕事が好きだけど自動車メーカーはもう嫌だ、という人には産業用ロボットの設計開発がオススメ。
全く異なる部門ではありますが、機械の設計に関する考え方や知識理解などは活かせます。車と違い、これから需要が伸びると予想される分野の仕事です。
将来性が高い仕事がしたい人にはぴったりではないでしょうか。
事務・営業系の職種に就いている人にオススメの転職先
営業職なら法人向けの提案営業、企画系の仕事ならアイデア力が試される仕事など、それぞれの経験・能力に合った転職先の選択肢を紹介します。
- IT営業
- イベント企画運営会社
- カーシェアリングサービス
- Webプランナー
- Webディレクター
- Webライター
IT営業は法人向けの提案営業なので、自動車メーカーの営業経験を活かしやすいです。需要が安定して高く、これからも伸びると言われている業界なので、将来性もありますよ。
企画職には、イベントプランナーがオススメ。他職種の人がイベント企画運営会社に就くなら、営業、キャスティング、事務、ディレクターですね。
イベントは商品の企画と違い、自分の趣味や好みを反映させやすいのが面白いところです。営業もさまざまな企業との間を取り持ち、イベント成功という同じ目的に向けて動くところにやりがいがあります。
車の知識を活かしてカーシェアリングサービスに就くのもアリです。
法人向け提案営業、一般事務、車両管理などの求人が多いんですよ。どれも転職難易度は低く、今とは異なる職種でも転職できます。カーシェアリングは需要が伸びている業界なので、将来性も高めです。
また、Web系の仕事に就くのもオススメですよ。
企画・販促の仕事をしている人なら、プランナー、ディレクター、ライターなどがオススメ。どれもがコンテンツの企画に関わる仕事です。
Web業界は現在も需要が高く、将来性が無いとは言えません。休日日数も多く残業が少ない傾向があるため、自動車メーカーの悩みも解消しやすいですよ。
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
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