自動車メーカーの設計開発、めちゃくちゃ重要な仕事のはずなのに…。

そこにはあまり良くない問題がはびこっている! ネットで設計開発の仕事を調べていると、僕のような外部の人間がイメージするよりも設計開発はきついということがわかります。そんな設計開発の仕事を辞めたいという人は多いはず…。

そんな人に様々な転職の道を紹介したいと思います!

設計開発職にはびこる問題を考えてみた

設計開発職、残業多すぎ問題。

技術畑の仕事の中で残業が多いと言われているものは、研究職とか開発職とかなんですよねえ。こういう仕事は現場の裁量が大きく、上の人が労働状況を管理しにくいんです。そのため裁量労働制を導入している企業も多いくらいなんですが、なかなか正規の残業代が支払われません。

毎月60時間から80時間くらい残業することになるのに…。

給料がちと厳しいんですよね。もちろん、自動車メーカーの設計開発職は元々の給与ベースが高めだから「給料低すぎ」とは言えないでしょう。ただ、決して高いとも言えないと僕は思います。

仕事の責任の重さと作業時間の長さには、合わないかな。

また、設計開発職は何故か「社内の立場が良くない」という話をネットでよく見ます。車作りにおいてものすごく大事な根底の部分なのに…。

ただし、今後自動車業界はこれまでの大量生産販売から、少量生産販売の道を歩む可能性が高いです。日本は元々自動車社会ではなかったんですが、若者に車を持つ余裕が無くなってきたことから車はさらに売れにくくなります。

そのため自動車の生産はガラリと変わるでしょう。

少量生産販売になると設計の持つ意味というのは、とても重くなります。それにつれて待遇が今より良くなる可能性はありますが、そうなるのはまだまだ先の話。そこに希望を見出すには、時間がかかりすぎますよね。

だから、転職したほうが良いと僕は思います。

設計開発職は潰しがきかない? 知識・技術を活かした転職は可能か

自動車設計開発職の知識・技術をそのまま活かせるのは、自動車産業くらいのものです。

ただ、「設計の経験」「開発の経験」全般を活かせる仕事は結構たくさんあります。同じ機械の設計でも商品が変われば待遇も働き方も変わるから、自動車以外の工業製品に切り替えるのもアリです。

工業製品だけじゃなく、さまざまな業界の商品企画・開発の仕事もできると思います。

商品開発の考え方・マインドというのは、物が変わったとしても受け継がれますからねえ。知識や技術というよりもそういうマインドや経験を活かして転職する道を考えれば、自然と道は開けます。

違う分野の技術を身に着けてみるのも面白いと思う

スタンド使い同士が惹かれ合うように、技術職同士もまた惹かれ合う…。

これから紹介する道は、設計開発の仕事自体が辛いという人には不向きですが、「待遇や労働問題がきつい」という人には向いていると思います。そういう人は技術職には向いているものの、自動車業界が向かなかったんでしょうね。

技術職に向いている人は、違う畑の技術職でも十分渡り合える力を持っていると僕は思います。

「コツコツ仕事ができる」「結果を見据えて作業ができる」「技術習得が苦にならない」

そういう技術職の適性というのは、どんな業界の技術職でも求められますからね。一度技術を身に着けてしまえば、自動車設計開発の仕事をしていたときの物の考え方などを活かして、仕事ができるようになるのではないでしょうか。

違う分野の技術を身に着け、転職しようぜ!

たとえば、IT業界・WEB業界はこれから身に着ける技術としては良いと思います。年々技術が進んでいる分野だから「生涯学習」が必要になるけど、その分「技術未収得の人」にやさしい業界です。

転職前に勉強しておく方が良いことは確かですが、未収得でも「技術職に対する適性」をアピールすれば転職は可能だと思います。

作る側から売る側に転職してみるのもアリかも

自動車メーカーの設計開発を辞めたい人に個人的にオススメしたいのが、作る側から売る側に転職するということです。

これは設計開発の仕事内容自体が辛いとか、技術職に向いてないと感じるとか、そういう人向けだと思います。作る側から売る側に回るというのは、そういう人でも今の仕事の経験を活かして働ける選択肢のひとつです。

売る側の仕事というのは、作る側の経験が役に立ちます。

たとえば自動車メーカーの営業職をするときには、その車がどういったものかを詳しく説明できるはずです。技術的なことにも精通しているから、難しいことも極力わかりやすいように顧客に説明できるのではないでしょうか。

また、業界が違ったとしても営業職はオススメですよ。

業界が変わったとしても「生産者の気持ち」とか「開発者の思想」とかを理解することは、大切なことです。一度生産側の仕事に携わると、物が変わってもそういう人たちの気持ちがわかるんですよ。

これは元技術屋の営業職が言っていた話です。

「昔は製造業の技術屋だった。今はIT営業だが、こういう受注の仕方はSEが悲鳴を上げるだろうなというのがなんとなくだけどわかる」

自動車メーカーの設計開発を辞めたいなら、いざ営業へ!

製造系エンジニアを続けるか、辞めるかを決めよう

最後に、大切なことを伝えたいと思います。

自動車メーカーの設計開発を辞めたいと思っている人が最初に考えるべきなのは、製造系エンジニアを続けるのか、辞めるのかという二択です。そこから「技術職への向き不向き」などから仕事を詳しく選ぶことによって、あなたにとって適切な転職ができると思います。

製造系エンジニアを続けるなら、エンジニア専門の転職エージェントを使うと良いでしょう。作るものが自動車じゃなくなったとしても、経験は活かせる。作るものが変われば現場も環境も変わるから悩みも解消できるかもしれません。

その道をエージェントが照らしてくれます。

製造系エンジニア全般を辞めるという人には、総合的な転職エージェントがありますよ。

それを使い、自分がどんな仕事に向いているかを探りましょう。もちろん、僕がこれまで語ってきたオススメの転職先も参考にしてみてください。

自動車メーカーを辞めたいのは「仕事が合わない」からなのか、「待遇や労働環境問題」なのか、それとも別の何かか…。

「辞めたい」という気持ちの原因と、それをどのように変えたいかという希望を見つけることが今のあなたがすべきことだ!