日本航空(JAL)は、「日本航空」と言うだけあってこの国を代表する航空会社ですよね。そこの客室乗務員(CA)は、狭き門。

限られた人だけが就くことのできる華やかなポジションでもありながら、実際働いてみると大変なポジションでもあります。働く上での大変さなどを実感し、JALのCAを辞めたい、と考える人は多いでしょう。

そこで個人的に気になったのが「JALのCAはどうして辞めたいと感じるのか」と、JALという会社の特徴です。

ただ、僕はしがないIT営業マンです。実情なんて知りえないので、ネットで調べて分析してみました。

JALは仕事を学ぶのには最適

カイシャの評判転職会議を見ていると、JALはサービス業として、一流のサービスを学ぶことができると評判です。

その教育も決してスパルタ的なものではなくて、チームで一緒になって仕事をこなすことによる教育が行われています。

フライトをする際一人でどうすればいいかを悩むことがほとんどないくらい、チームで連携が取れています。

苦手なところは誰かがカバーしてくれたり、自分も誰かの至らない部分をカバーすることで成り立っているんです。「仕事についていけなくて辛い」ということはありません。

そのため、仕事を学ぶのには最適な環境が整っていると言えます。

挫けることなく自分のペースで学べるのが、いいですよね。

メンバーに恵まれれば楽しい

JALはチームワークを最重要視しているため、フライトメンバーに恵まれればとても楽しいようです。それは泊まり先で一緒に行動して楽しいという意味もありますし、仕事中でさえ楽しいという意味もあります。それだけ人間関係が密接ということですよね。

ただ、密接な人間関係だからこそ「辛い」と感じる部分もあるでしょう。

フライトメンバーに恵まれなければ、そのフライト中ずっと嫌な気分になるわけですから。嫌な人や合わない人がいれば連携も取りづらくて仕事のペースが乱れるし、それを挽回するために余計な体力を使ってしまいます。泊まり先でも一緒に行動したいと思えなかったり、本来楽しいはずの仕事が辛いだけになりかねません。

また、単純に密接な人間関係を好まない人もいるでしょう。

そういう人はJALで働くのに、向いていないと言えるかもしれませんね。

有給休暇に関する問題

有給休暇の取得率をカイシャの評判で見てみると、全職種を通して60~80%と有給取得率がとても高いように感じられます。ただ、これは営業や技術職なども含めた数字です。

それではCAの有給取得率はどうなのかと気になったんですよ。そこで、転職会議などを使って「サービス職」に限定して色々調べた結果、CAは決して取得率が高いとは言えない状況にあるようでした。

具体的な数値は明かされていないものの、「ほとんど取れない」という口コミが多いんです。

また、人を入れても辞めていく状況にあるとも言われています。全体的にCAが不足していて、普段の休みはともかく有給休暇を取らせる余裕が無いのかもしれませんね。会社自体が「取らせない」としているというよりも、実際の現場から見て「取る余裕が無い」という方が正しいでしょう。

昔ほど「CA」に対する憧れが強くないというのも、理由かもしれませんね。

昔はCAというだけで女性はモテた時代がありました。バブルの頃は特にそうだったと、聞いたことがあります。僕は当時生まれていませんが、小さい頃にはCAを主役にしたドラマや飛行機パイロットを主役にしたドラマなどが多く、男女関係無く航空業界に対する憧れが強かったんですよね。

ただ、今はそうでもないのではないかと感じています。

前ほど「CA」という言葉を日常で耳にする機会も減り、「私・僕CAになりたい」という人も減ったような気がするんです。これは僕の気のせいではないと思います。

有給の取得が難しいというのも、こういった世情に影響されているのかもしれませんね。

しかし、JALだけでは無いはずです。ANAや他の各航空会社も、同じ状況にあるのだと思います。

JALを辞めたい理由というよりも…

JALを辞めたという人の意見をネットで見ていると、その多くはJALという会社を辞めたいというより、CAという仕事を辞めたいという人のように感じました。チームワークが大切でフライトメンバーによって楽しい・辛いの差が激しいのは、CA全体に言えることです。人間関係が密接なのも、どこも同じでしょう。

そして、有給休暇の取得や人手不足などの問題点も、CA全体の問題です。

結果、JALを辞めるのであれば、CAという仕事自体を辞めないと問題は解決しないということになります。人間関係が密接すぎるのに耐えられない人も、有給をもっと取得したいという人も、その他色んな理由で悩んでいる人も、CAを辞めなければ根本的な問題は解決しません。

今回の調査に使ったような口コミサイトを見てみてください。

ANAとJALも、ほとんど特徴が同じなんです。

全体の有給消化率が高いのも、年収の高さも、福利厚生が充実しているのも全部似通っています。それが、JALの問題点はCA全体の問題点であるということを証明しているようなものではないでしょうか。

JALを辞めたいという人には、キャリアチェンジをオススメします。

CAの英語スキル・コミュニケーション能力・マナーがあれば、色んな仕事で役立ちますよ。たとえば、外資系企業の事務や営業職、秘書や受付などがパッと思い浮かびます。

CAではない僕がこれだけ考えられたんですから、あなた自身が考えれば、転職先の選択肢はもっともっと多くなるはずです。

その中から、自分が「これだ! これやってみたい」と思える仕事に転職しましょう。

CAという夢のある職業でも、どうしても辛いと思ったら辞める覚悟と勇気が必要ですよ。それが無ければ、一生辛いまま過ごすしかありません。覚悟を持って、勇気を見せてください。それがJALのCAを辞めるということです。