ホテル業界は、外から見ると華やかに見えます。僕はホテルというと「有頂天ホテル」を思い出しますが、映画やドラマの舞台としてもホテルは人気です。だからこそ憧れる人も多いんでしょう。

ただ、ホテルマン・ホテルウーマン(総称:ホテリエ)の人間の声をネットで調べていると、「ホテルの仕事は辛い」という意見が多く見られます。

フロントは接客と事務処理を並行しないといけないし、ホテルは分業体制が整っているように見えて、案外マルチタスクな仕事です。

そんなホテルの仕事を辞めたいという人にありがちな悩みと、転職に関するアドバイスを転職経験者の目線で紹介したいと思います。

ホテルのフロントやコンシェルジュ、ベルパーソンとして、辞めたい気持ちを抱えながら働いている人は参考にしてみてください!

ホテルの仕事を辞めたい理由で多いのは?

体育会系のノリが辛い

全くイメージが無かったんですが、ホテルは意外と体育会系のノリの職場が多いんですね。体育会系のノリ…悪気の無いパワハラやセクハラが横行し、飲み会は強制参加。上司は精神論を唱えてきます。

仕事を教えてもらうときにも、何故だか罵倒されたり、横柄な態度を取られたりすることが多いようです。トップクラスのホテリエを目指して野望に燃えている人なら我慢も出来るかもしれませんが、そうでもないと厳しいですよねえ。

ドロドロな人間関係

ホテルの人間関係はドロドロ! 従業員内の不倫と三角関係が横行しているというのは、少し有名な話ですよねえ。

職場恋愛なんてどこにもある話だけど、ホテルは他よりも泥沼化していることが多いようです。

ホテリエは、どんな客に対しても笑顔と毅然とした態度を崩してはいけません。表の顔を役者ばりに取り繕っているからこそ、裏の顔はだらしなく歪むのではないでしょうか。人の心理的なことに興味がある僕個人の考察ですけどねえ。要はオンとオフの差が激しすぎるわけです。

そんなドロドロとした人間関係の渦中にいなくとも…誰かがその中にいると思うと落ち着きませんよね。

むしろ、渦中にいない人の方が精神的に辛いのでは? 「染まり切れない」「歪み切れない」ということだから。

転職するなら、人間関係があっさりしたところがよさそうですね。

安月給! え、これだけ?

国税庁の「民給与実態統計調査(平成28年分)」を見てみると、宿泊業は平均年収234万円と最下位なんです!

手当なども含む平均年収がこれだから、月収にすると平均は20万円も無いということになりますね。

飲食・サービス業も含む統計だからホテルだけだともう少し高いかもしれないけど、それでも低いことに変わりはないでしょう。

ホテル業界内での転職には注意!

「給料を上げたいとか、業界で上に行きたいとか思うなら色々なホテルを渡り歩け」と言われることがあるでしょう。

実際、ホテル業界の離職率は高いと言われています。ホテル業界の中だと、転職を繰り返すことが常識なんです。

だけど、一般的には転職を繰り返すことは悪いこととされています。

次から次へとホテルを渡り歩いていると、ホテル業界以外の転職に不利になるんです。どんどんホテル業界から離れられなくなってしまうということ。

僕が思うに、ホテル業界は人を育てるという意識が薄いんじゃないでしょうか。だから「色々なホテルを経験しろ」と言うんです。自分の会社で人を育てる意識が無いから、それを他のホテルに任せる。

そんなんじゃ、人は育ちません。

しかも、転職しづらくなります。

ホテル業界を辞めたいと思ったら、なるべく早く辞めた方が良いのでは?

ホテル業界からの華麗な転職! どんな仕事がいいの?

ホテル業界は「転職を繰り返す独特な風習」など、結構独特な業界。閉鎖的とも言えるかもしれません。そんな業界から転職するとなると、どんな仕事がいいかわからなくなる人が多いです。これもまた、ホテル従業員にありがちな悩みですね。

ここで考えたいのは、「自分の強みは何か」ということです。

ホテリエの強みと言えば一般的に思い浮かべるのは、「接客経験」「事務処理経験」「コミュニケーション能力」「英語力」などではないでしょうか。ほかにも、実際にホテルの仕事を経験しないとわからない強みがあると思います。

ホテルの仕事をして学んだことは何か? ホテリエとして身についているスキルは何かを考えることによって、どんな仕事が向いているかがわかるんです。

たとえば、「コミュ力」を活かせば営業職が視野に入れられます。接客経験があるから接客業全般向いているでしょうし、英語力を活かして海外関連の仕事をするのもアリですね。海外事業担当とか、海外営業とか、旅行関係の仕事ができるでしょう。

特に、旅行関係の会社はホテルでの仕事経験があると重宝されると思います。

ホテリエとしての強みを活かしたら、結構色々な仕事ができるんです!

ホテルの仕事では色々な能力が使われているんだなあということを実感するでしょう。今一度、しっかりと自分自身を見つめ直してみては?

スキルの棚卸、そして転職の手助けを頼もう

ホテリエとしての自分の強みを見つけると言っても、自分だとなかなか全ての強みは見つけられませんよね。自分のことに対しては謙虚になるというか、自信が無いというか、そういう人が多数派だと思いますから。

だから、人に手伝ってもらいましょう。

自分のホテリエとしての経験を客観的に判断し、そこからスキルの棚卸を正確に行ってくれる存在…。

おすすめは「転職エージェント」です。

転職エージェントのアドバイザーに相談すれば、そこからどんな仕事が向いているかも教えてもらえます。それと、僕が先ほど紹介した職種とを照らし合わせながら、自分の興味が向く仕事を選んでみてください。

あとは、ホテルの仕事で感じた不満を解消できるような職場を探すことが大事ですね。「人間関係」「給与」「体育会系のノリ」など、自分が「嫌だなあ」と思っている部分を逆転し、求人に対する希望条件としてアドバイザーに伝えましょう。

そうしたら、紹介される求人はそれに沿ったものになります。

閉鎖的な職種からの転職には、転職エージェントのような客観的な味方が必要!

ホテルの仕事を辞めたいなら、独特な風習のある業界から抜け出して、広い世界を見よう。