キツスギィッ!

引越し会社で働く人は、そう口を揃えます。皆口々に愚痴を言うんですが、最後は「キツすぎる」という言葉に収束していくんですよね。

実際に働いている人は「そうだな」と共感することでしょう。確かに、傍目で見ていてもキツそうです。

僕も引越しの際はお世話になりました。

恩返しにはならないかもしれませんが、引越し会社の作業員の仕事を辞めたい人が抱えがちな悩みと、転職活動の方針や方法を紹介したいと思います。

自分の悩みを客観的に再確認し、転職活動に繋げていきましょう。

やっぱり体力だよね

引越し会社の作業員のキツさは、結局ここですよ。

他にも色々ありますし、それらも紹介しますが、結局ここに回帰するんです。毎日毎日重い荷物を搬入・搬出しないといけないわけですから、それはもうキツイですよね。

夏場は暑くて地獄、冬場はかじかんだ手に負荷がかかって焼けるような痛みを味わうことになる。

夏だけしんどいと思われがちですが、オールシーズン地獄ですよね。

また、重い荷物の運びすぎで腰を悪くする人が多いです。というか、ほとんどの人が腰を悪くしますよね…。

職業病のようなものですが、この仕事から離れても数年間腰痛に悩まされることになります。

知り合いに元作業員の人がいますが、彼は会社を辞めて三年経っても腰が治っていないんです。未だに治療を続けていますし、転職先も腰の負担が少ない仕事を選ばざるを得なかったという話を聞いています。

しかも!
社員は搬入搬出だけじゃなくて、運転もしなきゃならなかったりしますよね!

バイトは移動中休めるけど、社員は移動中も休めません。引越しのお手伝いをしてもらったとき、「あの人らはいつ休んでいるんだろう?」と疑問に思ったのを、こうやって語ってる中で思い出しましたよ。

引越し作業が終わるまでは、ほとんど休みがないんでしょうね…。

新人が育たない

引越し業界は、社員もバイトも関係なく、新人がすぐ辞めます。

特にアルバイトなんて一日でバックレるという人が多いのなんのって、ねえ? 中には作業の休憩中に、こっそり帰宅するようなバイトまでいますよね。彼らは口々にこう言います。「こんなにキツイとは思ってなかった」と。

バイトだから責任感もなく、「だめだ」と思ったら辞めてしまう。

社員も一ヶ月経たず辞める人が多くて、新人が育たないんですよね。新人が育たないということは人手が増えないということであり、社員一人あたりの負担が多くなるということでもあります。

体力的なしんどさの原因は、ここにもあったというわけです。

だから、既存の社員も辞めたくなるんですよね。

この業界、いつか人いなくなるんじゃ…?

辞めてはいけないのか?

すぐ辞める人が多いということをネガティブに語りましたが、それは今働いている人目線で語ったからです。

すぐ辞められると、働いている身としては困りますよね。自分自身の負担が増えるんだから、当然です。

だから、「辞めたい」と思っても「辞めづらい」と感じている人も多いと思います。

自分が辞めたらどうなるか、簡単に想像がつくでしょうからね。一度想像してしまうと、申し訳なさや「あいつらと同じことをしている」という自己嫌悪なんかが沸いてきたりします。

ただ、辞めてもいいと思いますよ。

ものすごく手前勝手な考え方なんですが、僕は「誰かが早い段階で辞めることで自分に迷惑がかかるのは嫌だけど、自分が辞めたいなら気にせず辞めればいい」と考えています。

要は自分が良ければそれでよく、自分に不都合が起こるのは避けたいという考えです。

「なんて勝手だ!」と言われるかもしれませんが、職場の人間に迷惑がかかるからって、何だというのでしょうか。

自分が苦しい思いをしてまで、その人たちに迷惑がかからないようにする。それだけの価値が、職場の人間にありますか?

恋人でも家族でも友人でもなく、ただの職場仲間にそこまでの情を僕は持てないので、こういう考えをしているんです。

今、これを読んでいるあなたは「辞めたい」側の人間ですよね。

辞めたほうが人生楽しくなる、幸せになることは目に見えているはずです。

それを他人のために躊躇するのは、バカらしいと思います。だから、辞めたいなら、転職しちゃいましょう。

転職の際、気をつけたいこと

少し嫌な言い方をしましたが、結局僕は転職をオススメします。

辞めたいと思ったら、最後は辞めるしかなくなりますからね。

ただ、転職する際に注意したいことがあります。「腰」のことです。引越し会社の作業員の多くは、腰を悪くしています。だから、引越し会社で培った体力を活かして、また体を使う仕事をするというのは、オススメしません。

出来るだけ、腰に負担をかけない仕事をしましょう。

また、腰に負担がかかるとしても、その負担の量を自分自身で調整できる仕事を選んでください。

たとえば、事務員だと座り作業で腰に負担がかかりますが、クッションを購入するなどして自分で負担量を軽減することができますよね。

仕事選びのひとつの基準として、念頭に置いておきましょう。

オススメの仕事

  • 営業
  • 事務
  • 工場の作業員
  • ハウスキーパー

一番オススメなのは、営業です。

営業は座りっぱなしや立ちっぱなしということがなく、適度に座り適度に動く仕事なので、腰に負担がかかりません。

上に挙げた仕事の中でも、比較的給料が良いほうで、職場さえしっかり選べば問題なく働けるでしょう。

転職のハードルも低めですが、上記四つの中では一番苦労すると思います。

事務員は座りっぱなしですが、腰への負担を調整できるため案外楽です。

工場の作業員は何を作っているのか、どういうポジションに就くのかによって腰への負担も変わります。

ライン作業は立ちっぱなしが多いですが、適度に歩くため案外腰への負担が軽いです。工場は重いものを持つこともあまりないので、体力を活かしながらも腰を労わって働くことができますよ。


ハウスキーパー
は、ホテルの客室を管理する仕事です。

これまた適度に動ける仕事なので体力も活かせますし、腰への負担も少なめですよ。

僕からは比較的ハードルが低い仕事を紹介しましたが、一番良いのは腰への負担も考えながら自分が興味のある仕事を探すことです。人から勧められるがままに興味がない仕事をしたとしても、いずれ辞めてしまいます。

自分が少しでも「良さそう」と思える仕事で、全力投球してみてください。

ただ、努力は必要ですよ。