引越し業界は、未経験からでもかなり転職しやすい業界だと…そう思っていませんか?

それはそうだけど、引越し業界に興味を持っている未経験の人なら、これから語る業界の話と転職するか判断するときのポイントをしっかりと頭に刻んでみてください。それを踏まえて引越し業界への転職を考えないと、後悔する可能性がありますよ。

あなたが引越し業界に転職すべき人なのか、そうでないのか…これからわかります!

※引越し業界の大変さや辞めたい人の声を知りたい人は「引っ越し作業員を辞めたい!転職するならどの職種?」もご参考に。

意外と知らない引越し業界の仕事の話

引越し業界は一般的な業界のようでありながら、その実あまり知られていない業界だと思います。僕も最初は「印象的なCMが多い」くらいのイメージでした。そこからさまざまな情報を得たので、意外と知らない引っ越し業界の仕事の話をドドンと惜しげなくお伝えしましょう。

1.引越し業界の仕事

引越し業界の仕事と言って真っ先に思い浮かぶのは、現場の作業員だと思います。

現場作業員の仕事内容は、実際の引越し現場に行き、指定された荷物を運び出し、トラックに積め、引越し先に搬入し、家具を指定通りの場所に置くことです。ちなみに、この作業自体は「ドライバー」も行います。

基本的に引越しの作業は運転手であるドライバーと、現場作業員(社員)とアルバイト数名が関わっているんです。

圧倒的にアルバイトが多いのが、作業員の特徴。

転職市場だと、作業員よりも営業職のほうが求人数が多いんです。

引越し会社の営業の仕事内容は、主に引っ越しの見積作成。

引越しを考えている人から依頼を受け、引越しのプランを顧客に提案します。基本的に、引越し業界の営業は「待ちの営業」です。突撃お宅訪問をするようなことはなく、引越しを申し込んだ客のところに行って打ち合わせをします。

プランの提案と説明を行い、見積を出す。

あとは客の値引き交渉に対応し、納得してくれれば契約という形です。

ここまでが引越し業界における営業職の仕事内容となっています。

2.引っ越し業界の年収の話

引越し業界の営業職は、平均年収が350万円前後です。営業全体の年齢層が少し若いということもあってか、平均年収は高くも低くもないといった値になっています。現場作業員やドライバーはそれよりもやや高めの水準、350~370万円あたりが平均的です。

まあ…20代から350万円前後の年収が得られるので、一般的な平均年収よりも水準は高めと言えるでしょう。

また、中には「未経験から年収500万越え!」をうたっている求人もあります

実際は平均値よりも高めが期待できるかもしれませんね。

ここで引越し業界の営業職における「評価の決まり方」の話をしたいと思います。

営業職の評価は、「件数」「売上額」で決まる業界がほとんどですが、引越し業界は少し異なるんです。

「営業に行った件数」と「契約数」とを計算して、契約率が高い人が評価されます。契約件数は多くとも契約率が低ければダメということなんですよね。もちろん、件数も契約率も増えているのが一番良いです。

積極的な営業スタイルじゃなく、反響営業という消極的なスタイルをとっているからこその評価制度と言えましょう。

引越し業界の営業職の年収を考える際には、そこを踏まえるとわかりやすいと思います。

引越し業界への転職を考える前に知っておくべき「ただ2つのポイント」

引越し業界への転職を考える前に、仕事内容と年収以外にも知っておくべきポイントが2点だけあります。このポイントを知らずに転職に踏み切ると、「合わなかった」「ダメだった」と失敗してしまう可能性があるので注意してくださいね。

1.引越し業界の今後の話

引越し業界は、以前よりも客単価が上がりました。

繁忙期には単身引越し料金でも10万円はかかるようになったし、家族引越しの場合は70万円もかかるようになったんです。もちろん会社ごとに微妙に変わるものの、多くの会社が単価を上昇させました。

また、解約・キャンセルペナルティも厳しくなったんです。

当日のペナルティが料金の20%以内だったのが、50%以内とする会社が多くなりました。前日は30%、2日前は20%、3日前はナシとなっています。これは標準約款という業界のルールモデルが変わったためです。

以上のことがあり、引越し業界は、独自プランをこれまで以上に開発し、差別化競争を加速させることでしょう。

ただし、僕ら現代人はあまり積極的に引越しをしなくなったという声もあります。その逆に「Iターン」などによる引越し需要も語られているんですが…。

業界の動向とそういった需要の変化などをトータルで見ると、働く側の将来性は決して高いとは言いきれないものの低いとは言えず、ある程度安定するように感じます。

2.引越し業界に向いてる人の特徴

  • 体力に自信がある
  • 責任感が強い
  • 柔軟な対応ができる
  • 交渉上手
  • 「道を聞かれやすい」など信頼感と親しみやすさを持ってもらいやすい

以上が、引越し業界に向いてる人の特徴です。

現場作業員なら体力は必要不可欠になるということは、言うまでもないと思います。

引越しは顧客にとって結構重大なことです。その手伝いをするからには、責任感が求められます。現場においては「スケジュールを守る」「家具を丁重に扱う」という責任があり、営業には「最適なプランを提案する」「正しい見積もりを作る」などの責任がある。

柔軟性は交渉上手とも繋がってくるため、営業にとってかなり大事。

また、安心して引越しを任せてもらえるように信頼感と親しみやすさが求められます。営業が信頼できなさそうな人なら絶対契約してもらえないし、作業員が信頼できなさそうな人ならそれだけで企業の評判が悪くなるんです。

以上の適性から、引越し業界への転職をどうするか考えてみると良いのではないでしょうか。

転職自体が簡単だからこそ転職エージェントを使え!

引越し業界は、未経験から転職すること自体は結構簡単です。

営業職はほとんどの求人が未経験可だし、資格も経験も不要。しかも初心者でも働きやすい反響営業の形をとっているため、そういう意味でも難易度が低めの業界と言えます。

現場作業員は正社員求人の少なささえ乗り切れば、採用ハードルは低いです。

ただ、転職自体が簡単だからこそ「向いてないのに転職してしまった」「合わない会社に転職してしまった」という凡ミスが起きやすくなります。

未経験から引越し業界に転職するのなら、転職エージェントに相談して「本当に転職すべきか」相談しよう。転職すると決めたら自分に合う企業を見つけるためのサポートをしてもらうことも大事だ!

それだけで…未経験から引越し業界への転職を成功させるのが、グーッと簡単になりますよ。